国語を教えていて感じることがあります。
この登場人物はどんな気持ちかしらという問いかけに
うれしい・悲しいの2種類のこたえがとても多いのです。
どんな風にうれしいの?と聞いてもそれ以上の言葉がでてきません。
自分の気持ちを色々な言葉で表現できたら
きっと文中の気持ちもあらわせるのに。
子どもが小さい時に空に浮かぶ雲が何に見えるか話してもらう。
お花がしゃべったら何ていうかなと考えさせてみる。
感じる心を言葉であらわすことが
語彙力を高めるもとになってくるとおもいます。
福井
昨日、いつもとは違う曲を聴こうと思ってCDラックを探っていると、昔のグループサウンズのCDが見つかりました。いつ買ったのかも良く覚えていないものでした。さっそくヘッドホンをつけて聴いてみました。たしかになつかしく思う曲ばかりでしたが、ボーカルもストリングスも最近の曲に比べてはるかに劣ると感じてしまいました。きっとこれを買ったときにも1度聴いて、もう聴く気にはなれずにそのままになっていたのだと思います。
そんなとき、ちょっと前に聞いた元オリンピック選手の言った言葉を思い出しました。オリンピックでは、同じ実力を持っているとしたら、若い選手と年配の選手とではどちらが有利なのですか?という質問に答えるものでした。短期戦ではだんぜん若者の方が有利なのだそうです。年配者はいろいろと失敗経験があるので、それが頭によぎりなかなか思い切ったプレーができないのだそうです。それに比べてまだ成功経験しかない若者は思い切ったプレーができるのだそうです。そして長期戦になると年配者の経験が生きて、こちらの方が有利になるというのです。
これを頭に入れて聴くと、確かにほとんどの曲のあちこちにいろいろな工夫が見えかくれしているのでした。それが逆効果になっているものも多くありましたが、失敗することなどは全く念頭にないといった思い切ったアイデアにあふれるものばかりでした。そして、グループサウンズのブームが終わるとフォークソングのブームがやって来ます。これも始めは素人ばかりのグループが活躍していましが、やがてその中に素人のふりして実力的には完全なプロのグループがデビューしていたのです。それが「フォーククルセイダーズ」や「赤い鳥」、フォークの女王と呼ばれた「森山良子」などです。彼らの歌声、楽曲の完成度はやはり他の素人のグループに比べて軽く2ランク位は上位のものがありました。そして彼らは今でも日本の音楽界に君臨しているのです。これが長期戦ということになるのかななどと考えながら久し振りの曲を楽しみました。
では、中学受験は短期戦なのか、それとも長期戦なのでしょうか。第一志望に合格していった多くの子供達を見ると、やはり短期戦のような気がします。苦手などあまり気にせずに自分の得意なことをどんどんやって一気に突っ走っていったような気がします。どうやら夏休み頃まではどんな子でも好きな教科をどんどんやらせることでいいのではないでしょうか。そして苦手な部分は併走する大人の知恵でカバーしてやるのが理想的な受験勉強のような気がします。
カーネル笠井
情操教育、今はもっと違う言い方をするのかもしれませんが。
子どもの時、母に連れて行ったもらった歌舞伎座。
何がおもしろいのかが分からず、踊り以外は
半分寝ながら観ていました。
そんな歌舞伎に、はまっています。
今は芸の粋なこともわかります。
母が種を蒔いてくれたのは、この日を見越していたのでしょうか。
小さい時に触れておくことで、思い出してふと足を運んでみる。
音楽会や観劇も楽しむ大人の姿をみせておくのが
母の教育だったのかもしれません。
無駄のようでも本物を見せておくこと。
長い年月を経て、感謝の念を強くしています。
福井
種まきの季節がやってきました。毎年この時期になると、今年は何を育てようかとあれこれと考えます。ホームセンター等の折り込みも、さかんに苗木や種子の情報を伝えるようになってきました。
昨年種まきをしたラベンダーは無事に冬をこし、今年の夏には香りが楽しめそうです。サクランボの苗木も若葉を出し、来年には収穫ができそうです。若い頃に比べ、夏や来年がさほど先のことではなく、間近なものとして感じられるようです。
これに対して子供達にはこれが無理なようです。この時期に夏休みと言っても、それはまだまだ先のことで、大人の感覚だと1年も先のことのように感じているのです。それだけ今を一生懸命に生きているということでしょうか。毎日何か新しい発見もあるのでしょう。せめてそんな発見の手助けができればなあと願う立場になってしまったことをひしひしと感じてしまします。
子供達の感覚で面白いものにこんなことがあります。たとえば、「受験までもうあと3ヶ月だよ。」と言ってもピンとこないのに、「受験まであと100日だよ。」と言うと急に現実味を覚えて真剣になるのです。100日は1日、2日、3日、‥‥の延長上にあるのですが、1ヵ月は何かその間に区切りがあって、それを越えないと実感がわかないようなのです。
大人と子供の感覚のズレって面白いですね。
カーネル笠井
先日は収録のため終日 学習院に滞在しました。そこで見つけたものは、都心にありながらたくさんの自然に囲まれている学校の環境です。
豊島区の何十分の一を占めるといわれている木々の緑、「血洗いの池」は昔、赤穂浪士の一人、堀部安兵衛が「高田馬場の決闘」で叔父の仇を討った後、この池で血刀を洗ったことからきているそうです。
湧き水であふれている池の周りにはベンチや遊歩道まであって、憩いの場所として学生だけに留めておくにはもったいないスポットです。
静かに流れる噴水がまた趣があります。
馬場では十頭の馬が学生達によって育てられています。クラブの過半数以上が女子学生だそうです。「馬と付き合うのはかなりきついので女子しか残らないようです」と厩舎の先生が話していました。
都会の真ん中で馬に乗れるなんてどんな気分なのでしょう。しかも学校です。
生涯忘れることのできない貴重な経験になるでしょう。
こうしてみても、まだまだ都会の自然も捨てたものではありません。
ラッコ横山
桜が散った散歩道をハナミズキが彩りはじめました。
歌の題名で知っていても身近に咲いていることを
知らない子ども達も多いようです。
桜のお礼としてアメリカから送られたとされるハナミズキ、
何かほっとする存在です。
今日は良く利用する京浜東北線が朝7時過ぎからとまっていました。
この4月から電車通学をはじめた新中1年生たちは
上手に回避できたでしょうか。
いつも通り運んでいたことが
突然ストップした時、判断し、行動していく力。
今子ども達に求められていると思います。
時には任せて
自身の目を養うこと、
生きる力をそれぞれが身につけてくれることが一番大事だと思います。
福井
昨日は乗っていた電車がなんと30分も遅れてしまいました。しかもそこは地下のトンネルの中。約束していた人へどうやって連絡をすればよいのやら、携帯の電波も届かずにただただ動かない電車に乗りながら去ってゆく時間を見送るばかり。
今や首都圏の電車はあちこち相互乗り入れをしています。神奈川から都心を抜けて埼玉や千葉あるいは群馬まで一本の線路で結ばれています。しかし、それによって、ひとたびダイヤの乱れが生じると首都圏全体の各沿線にまで影響が及びます。これは必要なことだったのでしょうか。便利なようで、実は不便にしているように思えてなりません。ほぼ毎日がダイヤ通りには運行できていないかも知れません。
便利の基準や進化のバロメータもあいまいな気がします。
ラッコ横山
新学期が始まりました。
新1年生は皆 緊張の連続のようです。
小学校1年生も中学1年生も、あるいは
大学1年生や社会人1年生まで、日本全国
たくさんの新1年生が緊張の春を迎えています。
新しい教室、新しい仲間、慣れない環境、
もちろん通学の道も初めてのコースかも
知れません。
しばらくの間は子ども達の緊張を和らげて
あげることが私たちの役目かも知れません。
一日も早く楽しい学校生活に慣れるまでは。
ラッコ横山
夜になって雨・風が強くなってきました。
今日の入学式を待ってくれていたのでしょうか。
これでたくさんの桜が散ってしまうことでしょう。
数日間たくさんの桜の木を楽しみました。
桜は日本人の心に本当に寄り添いますね。
来年の桜まで東山魁夷画集の「花明かり」を見て
想いをめぐらそうと思います。
4月は色々な意味で新しい出発になりそうです。
新しい挑戦も考えつつ、
インプットとアウトプットのバランスとっていこうと思います。
生徒たちはどんな明日を夢見てベッドを暖めているのでしょう。
福井
今日は入学式が多かったようです。
電車も普段以上に混み合っていました。
その中に、フレッシュなスーツに袖を通した大学生をたくさん見ました。
朝から爽快な気分で、同時に当時自分が感じたあの緊張感を思い出すことができました。
また、気持ち新たに頑張りましょう。
ラッコ横山
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