先日のブログでカーネル笠井が書いていたように
国語においてもこれからは過去問を上手に活かして
力を強化していく時期に入ります。
同じような偏差値をとっている生徒たちでも
弱点は違います。
入試問題も各校によってだいぶ違います。
長文の長さ、記述の字数、
詩・短歌・俳句の扱い方など特長をつかみ、
無駄なく、もれなく仕上げていきましょう。
直しをきちんとすることも大事です。
福井
<中学受験 合格への最短コース>
【第6章 合格につながる親の心構え】
○学力を伸ばす家庭環境
○伸びる子どもと伸ばす親
○そのせりふ、レッドカード!
○子どもに前を歩かせる
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みんなががんばっているこの時期に、今から受験までに偏差値を10上げるなんてことはほぼ不可能です。ところが、受験校によってはその学校向けの偏差値を10上げることは可能なのです。出題範囲や形式が決まっていれば、強化すべき内容がしぼられてくるからです。
以前、そんな特徴のある学校の学校別クラスを担当していて、不思議に思ったことがありました。そのクラスの成績上位の子はやはり高い確率で合格していきます。ところが、成績が中位の子と成績が下位の生徒ではほとんど合格率が変わらないのです。むしろ、成績下位の生徒の合格の方が目立つほどでした。成績が下位ということで最後まで気を抜かずにがんばったということも一因なのかも知れませんが、その学校向けの対策が個人の問題点まで解消できなかったことにあることが後になってわかりました。
ですから、学校別の対策とそれに対する生徒の問題点が同時に解消できれば、偏差値が10も上の学校への合格が可能となるわけです。
「私の受ける学校の算数はパズルみたいな問題が良く出るし、相似比と面積比を使った問題も良く出るんだ。」などと、自分なりに過去問演習から傾向をつかみ、合格していったスーパー小学生も多くいて感心させられます。むしろ、学校側もこんな生徒を求めているのかも知れません。
集合授業の塾に通っていると、冬休みの長い時間、総合的に全内容をこなしていくのが主流です。これでは合格が遠のいてしまうことさえあります。こうならないようにするには、冬休み前に自分の受験校の過去問演習にじっくり取り組み、その記憶を持った状態で授業に出るのです。すると全範囲を学習していても、あっ、この問題は過去問に似たものが出ていたと気付き、その学校向けの内容をしっかりと身につけることができるのです。
以前から、「敵(入試)に勝つには敵(受験問題)を知ること」と言われ、受験問題の研究をうながしてはいますが、小学生にはこれがなかなかできないのが現実です。でも、あきらめるわけにはいかないですね。まずは自分なりに問題の背景にいる自分が中学生になったら習うかも知れない先生(入試問題の作成者です)の求めていることを考えながら過去問演習に取り組んでみて下さい。
カーネル笠井
<東京都・男子校>
▽ 学習院中等科 (東京都豊島区・JR 目白駅・地下鉄 雑司ヶ谷駅)
学校説明会 11月29日(土)
▽ 暁星中学校 (東京都千代田区・JR 地下鉄 九段下駅)
学校説明会 11月8日(土)
<神奈川・男子校>
▽ 栄光学園中学校 (神奈川県鎌倉市・JR 大船駅)
オープンスクール 11月8日(土)
▽ 聖光学院中学校 (神奈川県横浜市・JR 山手駅)
学校説明会 11月1日(土)
<東京都・女子校>
▽ 桜蔭中学校 (東京都文京区・JR・地下鉄 水道橋・本郷三丁目・後楽園の各駅)
学校説明会 11月8日(土)・15日(土)・17日(月)
▽ 学習院女子中等科 (東京都新宿区・JR 高田馬場・地下鉄 四ツ谷 各駅)
学校説明会 11月22日(土)
▽ 女子学院中学校 (東京都千代田区・JR 市ヶ谷・地下鉄 麹町・半蔵門 各駅)
学校説明会 11月6日(木)・11日(火)・13日(木)・15日(土)
▽ 白百合学園中学校 (東京都千代田区・JR 飯田橋・地下鉄 飯田橋・九段下 各駅)
学校説明会 11月5日(水)・8日(土)
▽ 聖心女子学院中等科 (東京都港区・地下鉄 白金台)
学校説明会 11月8日(土)
▽ 東洋英和女学院中学部 (東京都港区・地下鉄 六本木・麻布十番・乃木坂 各駅)
学校説明会 11月15日(土)
▽ 雙葉中学校 (東京都千代田区・JR 地下鉄 四ツ谷駅)
学校説明会 10月29日(水)・30日(木)
▽ 立教女学院中学校 (東京都杉並区・京王井の頭線 三鷹台駅)
学校説明会 11月8日(土)
<神奈川・女子校>
▽ 日本女子大学附属中学校(神奈川県川崎市・小田急線 読売ランド前駅)
学校説明会 11月3日(月・祝)
▽ フェリス女学院中学校 (神奈川県横浜市・JR 石川町駅・みなとみらい線 元町中華街駅)
学校説明会 11月8日(土)
▽ 横浜共立学園中学校 (神奈川県横浜市・JR 石川町駅)
学校説明会 11月8日(土)
▽ 横浜雙葉中学校 (神奈川県横浜市・JR 石川町・みなとみらい線 元町中華街駅)
学校説明会 11月1日(土)
<東京都・共学校>
▽ 慶應義塾中等部 (東京都港区・JR 田町駅・地下鉄 三田・麻布十番 各駅)
学校説明会 11月15日(土)・16日(日)
▽ 成蹊中学校 (東京都武蔵野市・JR 京王 吉祥寺駅)
学校説明会 11月8日(土)
▽ 成城学園中学校 (東京都世田谷区・小田急線 成城学園駅)
学校説明会 11月15日(土)
▽ 玉川学園 ミドル
(東京都町田市・小田急線 玉川学園前駅)
学校説明会 11月22日(土)
<神奈川県・共学校>
▽ 慶應湘南藤沢中等部 (神奈川県藤沢市・小田急江ノ島線・市営地下鉄・相鉄いずみ野線 湘南台駅)
学校説明会 11月15日(土)
<玉川学園・ミドル>
急に冬の気候になってきました。
皆様、くれぐれもお風邪など召しませんよう
ご自愛くださいませ。
→うがい、手洗い、顔洗い!
hotline(ホットライン)一同
入試まであと100日になりました。過し方により、長くもなり、短くもなります。悔いのないように過しましょう。
そして、1月になると千葉県や埼玉県の私立中学校の入学試験や、遠い県の東京会場入学試験が始まります。これらの入試を利用した首都圏受験生の“試し受験”も定着してきました。「行くつもりもないのに受験する必要がないよ。」と考える子も多くいますが、これを受ける必要がある子とない子は半々のような気がします。
合否のでる本当の入学試験は今までに経験した模擬試験とはやはり緊張感がちがいます。この緊張感に慣れる必要のある子といきなり試験を迎えた方が力が出せるタイプの子に分かれるのです。
子供自身だとまだまだ経験が少ないのでどちらが良いのか本当の判断はつきません。ここは必ず指導員に相談して下さい。そして、ほとんどの男子はこの必要があるのが現実だと思います。
カーネル笠井
私立中学の入試総括報告会に参加すると、よくこんな話を聞きます。
「算数の5番の(3)と、6番の(4)は残念ながら正解者がいませんでした。」
何で誰も正解できないような問題を出題するのだろうか?と思いますが、これにはいろいろと理由があるようです。その理由の中の1つに、考えさせられるものがあります。
子供達に試験の手ごたえを聞くと、こんな答が返ってきます。
A君「全部解けた。もしかすると満点かもしれない。」
B君「一応みんな解けたけど、1〜2問自信のないのがあった。」
そしてこの結果は、A君は70点前後、B君は90点前後ということが多いのです。ところがこれを親が聞くと、A君の場合は「悪くても90点ぐらいは取れているわ。」、B君の場合は「他にもきっと間違いがあるかもしれないから、70点ぐらいだわ。」となるわけです。
仮にこれが入試の場合、A君の報告を聞いた親はもう合格したつもりになります。そして、もしこれが不合格の場合は、A君「何かの間違いかも知れないから、学校に聞いてみてよ。」、親「そうね。その可能性もあるからすぐに問い合わせてみましょう。」となり、収拾がつかなくなってしまうようです。模擬試験とちがい、入試では答案が返却されることはありません。子供達の答案はおそくとも1〜2ヵ月後までには処分されてしまうのです。これが残っているとまたややこしい問題も起こるようです。大分県の教員採用試験の答案が処分されていて問題になりましたが、私立中学の場合は、こういったことにはおかまいなしなのです。
満点防止問題には他にも「質の高い問題の出題が学校のイメージを高めてくれる。」、「早く終了してしまった生徒がよそ見をしたりするのを防いでくれる。」など、いろいろと効用があるようです。
こういった問題を試験時間内に解こうとすると、かえって得点を落とす結果につながり、本当の力を十分に発揮することができません。自分の解ける問題と、あきらめる問題をすばやく判断し、解ける問題だけを正確に解く練習が必要な時期に入ってきたのです。
入試まであと100日を迎えようとしています。満点防止問題があることを意識して、何でもかんでも解こうと深入りしないことも大切な受験テクニックです。 カーネル笠井
十数年前に分割で眼鏡を買ったとき、千円近くする眼鏡拭きを一緒に勧められました。小さな眼鏡拭きはたいていサービスで眼鏡についてくるものなので、ずいぶんと高価な眼鏡拭きだなと感じました。しかし、分割なのでそう負担が増えるわけではないなどと考えているうちに、一緒にいた妻の分までちゃっかり買わされてしまったのです。
その眼鏡拭きは十数年たった今でも1日1回は眼鏡を拭くのに使い続けています。しかし、当の眼鏡の方はそのときに買った眼鏡のすでに3代目になってしまいました。眼鏡拭きの前を眼鏡達が通り過ぎているようです。実は、妻もそのときに買った眼鏡拭きを今も愛用していて、こちらも同じように眼鏡だけが通り過ぎているのです。まるで、“主客転倒”といった感じになっているのです。
主客転倒とまではいかなくても、同じようなことが受験勉強でも良くあります。この時期、受験のカリキュラム学習はどこの進学塾でもほぼ終了しています。今後は、実践力と苦手教科や苦手分野を克服するための時期に入っているのです。ですから、受験生の課題は個々に異なり、これを同一の教材や同一のカリキュラムでまかなおうとするのにはかなりの無理があります。自分の苦手とじっくり向き合う時期だからです。そして、カリキュラムに追われることなく自分の苦手に取り組むようになると、意外とその教科の今まで気が付かなかった面白さがわかり、今まで何で苦手に感じていたのかわからないほど好きになってしまうことが良くあるのです。
秋の夜長、まだ鳴いている秋の虫の声を聞きながら、あわてずに苦手教科に取り組んでみましょう。もともと苦手なんていうのは自分で勝手に決めて、勝手に思い込んでいるだけなのですから。今こそ苦手を楽々克服するチャンスです。
カーネル笠井
ついに学校給食までその被害が広まっている「事故米」問題。そこで今回は米の流通システムについてお話ししたいと思います。
旧食糧管理法は1942年に制定されました。
戦後、主要食物が配給制となっていた時代にさかのぼります。
国内で生産された米は農家の自家用分以外全ては政府が買い取りました。その米を国民に公平に配給するためのしくみがこの旧食糧管理法に定められていました。米の集荷・卸・小売に至るまで全てを国が指定し、その買い入れ価格や販売価格も国が決めていました。
そして迎える高度経済成長期。国民の暮らしが豊かになると段々とお米の味にこだわるようになります。そしていつの間にか流通の過程でおいしいお米だけが抜かれて高い値段で売られるようになります。
1970年代になると米は過剰生産となり米あまり現象が起きはじめます。1972年には720万トンという在庫を政府が抱えることになりました。この量はほぼ1年間の国内生産量に匹敵するほどの量だったのです。
これがたくさんの赤字となり、国の財政に大きな影響を与えます。当時問題になっていた、国鉄(JRの前身)、健康保険と並んで「3K」とまで言われるようになりました。そこで、政府は米の減反政策に乗り出します。国の掲げた目標生産量に協力する農家へは奨励金などを交付し、逆に協力しない農家へは米の買い入れ量を減らす対応をとりました。しかし、この政策は臨時の措置でしかなく、最近まで続けられることになったのです。
その流れの中、1969年に「自主流通米」が生まれます。政府米とは別の流通システムを認め、銘柄米のようなおいしいお米が流通するようになったのです。さらに1972年には消費者米価の自由化により米の小売値は自由につけられるようになりました。そして1981年には配給制度そのものが廃止となりました。
1993年の夏のことです。冷夏によって米は不作となり輸入米に頼らざるを得ない事態がやってくるのです。そこで政府は米の緊急輸入化に踏み切り、これを機に新たな食糧管理法ができる運びとなったのです。
新食糧法の主な特徴は次の通りです。
・政府は輸入米と備蓄米を取り扱う
・米の流通は自主流通米を中心とする
・流通ルートは登録制とし、多くのルートを認める
・価格は市場原理(需要と供給のバランスにのっとって決めること)に従う
・ヤミ米(自由米)も届出があれば認めるなど。
・・・つづく・・・
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