お盆休みも終わり、夏期講習も後半戦に入りました。
あと二週間、残暑にも負けないでみんなと頑張っていきます。
この頃、気を配ることがあります。
それは、8月31日に何らかの達成感・やり終えた充実感を
持ってもらえるように計画のすすみ具合をチェックすることです。
*夏期テキストを一冊全てやり終えた。
*苦手分野を克服した。
*漢字をたくさん覚えた。
それぞれ別のことで構いません。
全て中途半端になっていたのでは
9月からの頑張りに響きます。
こんなに頑張ったと自信をもてるものを
つくっておきましょう。
福井
この時期、外出する人々は必ずと言ってよいほど、清涼飲料水や水筒を持っています。いや、外出しなくてもオフィスでも学校でもペットボトルが当たり前になってきています。それほど日本の夏も亜熱帯性に変化しているのでしょう。
いつも塾に見慣れない清涼飲料水を持参してくる生徒がいます。どれも目新しいものばかりで思わず目を奪われます。わが子のためにお母さんが入手してくるらしいのです。さすがです。
ところで、これほどまで浸透している清涼飲料水はいったいどれぐらい世に出ているのでしょうか。
平成14年に国内で生産された清涼飲料水は1500万キロリットルに及ぶそうです。あまりに膨大な数値なので、もうちょっとわかりやすい基準に置き換えると、国民1人が年間12.5リットル、さらにわかりやすく言い換えると1本180ミリリットルの容器で年間700本ほどを消費した計算になるそうです。つまり、1日2本平均ですから、これは結構凄い消費だと思います。
2001年には600社、1800のブランドがあり、約4000種類も存在したようです。さらに年間600種類以上が新発売され、そのうち翌年まで残るものはわずか2割程度だそうです。と言っても120種類以上ですからこれもまたものすごい種類です。
ちなみに、実際に生産されるシェアを見ると、茶系が30%、コーヒー系18%、炭酸系14%、果実系13%、スポーツ系10%と圧倒的に茶系が多いのも日本の特徴のようです。
もちろん、自分も常に茶系を飲料している一人ですが。
さて、わが国初の清涼飲料水の製造はと言えば、やはりラムネのようです。一説によると1853年のペリー来航の際に国内に入ってきたという説が残っているそうです。
当時は選ぶ余地もなかったのですが、今は、店頭で悩んでしまうほどの種類を見ると、本当に豊かな国だと実感してしまいます。
ラッコ横山
暑さの続く中での夏期講習。
何コマか授業が続くとどうしても集中力が鈍ってきます。
そんな時はしきり直しの「漢字しりとり」
今日も上野毛でやってきました。
K先生・Y先生・W君の男性チーム対
Tさん・Wさん・私の女性チーム。
ルールはいたって簡単で制限時間内に二字熟語を
しりとりの要領で作っていきます。
今日の対戦は男性チームの勝利。
俄然負けず嫌いの虫がむずむずしてきた私は
これからの対戦に闘志を燃やしています。
勉強の能率が落ちてきたら、軽い体操や指相撲なども取り入れます。
家での勉強でも、だらだら時間をかけるのではなく
うまくリフレッシュして質の高い勉強をしていきましょう。
福井
「わからせようとするのではなく、わかろうとする」
大人からみると子どもたちは
知らないことも多く
つい教えてわからせようとしがちです。
この言葉に出会い、
一生懸命説明して納得してもらおうとするより、
わからない子ども達の気持ちを
わかろうとしてみました。
すると、一方通行だった言葉を
あーそうなんだねと笑顔で
聞いてもらえました。
コミュニケーションとは相手の立場にたつこと。
勉強も子どもの目線にたつことが
大事だと痛感しました。
また、出会った時ドキッとした言葉
「子どもは親の言う通りにそだつのではなく
親のしている通りにそだっていく」
如何ですか。
福井
夏期講習 指導中
何はともあれ、まずは図に置き換える。
先日、テレビの番組で版画家の棟方志功さんが生前に制作に取り組んでいる姿が紹介されていました。かなりの近視なのでしょう。版画からわずか10cm足らずの位置に顔を置き、四つんばいになって彫っていました。右手でさかんに彫刻刀を動かし、左手もそれに連動してしっかりと版画と体を固定し、むしろ体全体で彫っているという感じでした。人間が1つのことにもっとも集中しているときの姿で、見事なものでした。
子供達は時々、左手をぶらりと下げたままの姿勢で、右手だけで漢字の練習をしたり算数の問題を解いているときがあります。ある意味ではとてもリラックスできている感じがします。それに、言語や算数の問題を考えるのは左脳の仕事ですから右手が動いていれば問題がないようにも思えます。しかし、本気で漢字を覚えたり、難しい算数の問題を解こうとするときには自然と体全体がそのことに立ち向かう姿勢になるはずです。ですからそんなときには左手が遊んでいるはずがないのです。実際、左手をぶらりとさせていることが多い子供でも、時々その左手の指が問題文の大事な部分を指差しながら右手で式を書いたり、計算をしている姿を目にします。やはり、真剣に問題に立ち向かっているときには左手も遊んではいません。
少し前、問題を解くときやまとめをするときに図や表に表しながらすると、やり方を忘れてしまっても、その図や表を思い出し、解けるチャンスができるという方法を紹介しました。左脳が忘れてしまっても右脳がそのときの図や表を覚えてくれていたのです。ですから、問題を解くときには必ず右脳もまき込んで、体全体で問題に取り組まなければなりません。受験生にとって、左手を遊ばせておくなどとはもっての他なのです。
高校生のころ“にぎっているだけで学習の効果が上がる”という理由で、固いクルミの実を持ち歩き、勉強するときにはこれを左手ににぎったままする、なんてことが流行ったことがあります。今考えてみると、こうすれば左手の手のひらを刺激することにより右脳も働かせることができるという意味では、あながち気休めではなく理屈にあったことだったのですね。
小学生だとまだまだ右脳と左脳を思うように扱えないことがほとんどではないでしょうか。もし、頭の中が何となくバラバラで、集中して勉強に取り組めないようなことが多い人は、クルミをにぎったまま勉強するなんて方法も役に立つかも知れません。思い当たる人はこんな方法も試してみて下さい。もしかすると夏休み明けには、集中力の達人になっているかも知れません。
6年生の夏休み中の学習の成果は、翌春の受験の結果にとても大きな影響を与えます。しかし頑張りすぎて燃え尽きるにはまだ早過ぎる、難しい時期でもあるのです。ですから、勉強はだらだらと長時間やらず、集中して短時間ですますことが一番大切になります。そのためにはいつも右手のすぐ近くに左手を置いて、体全体で問題に取り組む姿勢が必要になります。
カーネル笠井
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