種まきの季節がやってきました。毎年この時期になると、今年は何を育てようかとあれこれと考えます。ホームセンター等の折り込みも、さかんに苗木や種子の情報を伝えるようになってきました。
昨年種まきをしたラベンダーは無事に冬をこし、今年の夏には香りが楽しめそうです。サクランボの苗木も若葉を出し、来年には収穫ができそうです。若い頃に比べ、夏や来年がさほど先のことではなく、間近なものとして感じられるようです。
これに対して子供達にはこれが無理なようです。この時期に夏休みと言っても、それはまだまだ先のことで、大人の感覚だと1年も先のことのように感じているのです。それだけ今を一生懸命に生きているということでしょうか。毎日何か新しい発見もあるのでしょう。せめてそんな発見の手助けができればなあと願う立場になってしまったことをひしひしと感じてしまします。
子供達の感覚で面白いものにこんなことがあります。たとえば、「受験までもうあと3ヶ月だよ。」と言ってもピンとこないのに、「受験まであと100日だよ。」と言うと急に現実味を覚えて真剣になるのです。100日は1日、2日、3日、‥‥の延長上にあるのですが、1ヵ月は何かその間に区切りがあって、それを越えないと実感がわかないようなのです。
大人と子供の感覚のズレって面白いですね。
カーネル笠井
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