世話好きな子 (ラッコ横山)
4月
30日
東急沿線には「こどもの国」もあり、午後から夕方の電車には、突如として遠足列車と様変わりすることもあります。
そしてやはり・・・。
車内に午後の静寂と平和が漂っていたのは長津田駅まででした。そして駅に到着しようかという時に目の前に見えるのは子ども達の大群、大群、大群。来たぞ〜とばかりにあっと言う間に子どもずくしとなってしまった車内。
先生もあまり注意しないようで、子ども達はやりたい放題。幸か不幸か車内を走り回れるほどの空間はなかったので、人をかき分けかき分けようやく移動できるほど。最悪の事態は避けられそうでした。
少し落ち着くと、子ども達もいくつかのグループに分かれました。ちょうど3年生ぐらいでしょうか、まだあまり男女の仲も悪くないらしく、仲良くじゃれあっていました。
でも、そんな片隅にやはり何人かの子が一人ぼっちでたたずんでいるのです。
にぎやかな車内にあって、そのところだけが対照的に空気が止まったままでした。
見てる方が心配になってきます。
ところがです。やっぱり子どもの世界ですね。世話好きな男の子が声をかけようと近づいてきました。
こんな世話好きな子こそ、希少価値ではないでしょうか。
ラッコ横山
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