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「はだしのゲン」を読んで見ました

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自宅に帰宅してみると、
玄関先に発注しておいた「はだしのゲン」が箱詰めで届いていました。

早速作者の中沢氏の前書き部分を読んで見ました。

原爆投下を米国によるものというよりも、
当時の日本が引き起こしたものであるとの作者の見方が明確です。

松江市教委が閲覧制限の要請をしたのは、
原爆の衝撃的な描写が子供には強すぎるとした教育的配慮によるもの
と報道から受け取っていましたが、
そればかりでないこともその後のマスメディアの論説から知りました。


産経新聞は次のように報じています。

「閲覧制限を支持してきた被爆者や被爆2世らでつくる
「平和と安全を求める被爆者たちの会」(広島市)
の池中美平(びへい)副代表(63)は
「原爆の悲惨さを強調するのはいい」と前置きした上で、
「作品は非道な原爆投下を日本人の責任にする偏った思想の宣伝道具だ。
学校図書とするのは問題だ」と指摘した。」


先月26日に、松江市教委は、閲覧制限を撤回したそうです。

それでも関係者の間には問題意識が深く残されていることも、
同紙の次の報道が教えています。


「関係者の間で市教委の決定への支持が広がったものの、
作品に流れる思想や暴力描写から「学校図書として問題
との指摘も根強く、賛否はいまだ渦巻く。

一方、作中には昭和天皇をあしざまに罵(ののし)る表現が目立つ。
有識者からは「『天皇に対する理解と敬愛の念を深める』
とうたう学習指導要領を逸脱している」として、
改めて議論を求める声も上がった。」


1巻から5巻ほどまでは、『週刊少年ジャンプ』に連載されたようです。

ところがその後、同作品が掲載されたのは『市民』、
続いて共産党系の論壇誌『文化評論』、
そして最後は日教組の機関誌『教育評論』だったそうです。


その経緯から、
途中から共産党や日教組の意向に沿うように
内容も変化しているのもうなずけてしまいます。


原爆がどれほど深刻な破壊と悲惨を人間とその町に作り上げるかを、
正確に見つめる図書としては評価したい。

一方で、
原爆投下の責任や、そこに至る歴史の解釈は
作者の考えが大きく影響していて、「公正」なものと呼ぶにははばかれてしまう。
#エッセイ #コラム #本 #詩 #読書

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