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徒然なるままに日暮

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ブダペスト マジャルの心 セーチェニ温泉

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公園の常設サーカス。 これは、... 公園の常設サーカス。
これは、これで非常に興味をそそられるが断腸の思いでパス。
真向いがお目当てのセーチェニ温... 真向いがお目当てのセーチェニ温泉。 もう少し、判りやすく入り易そう... もう少し、判りやすく入り易そうな入口にすればいいのに。 こちらは「個室ロッカー」。 見... こちらは「個室ロッカー」。
見た感じ、誰も使っていなかった。
セーチェニ温泉 屋外施設全景 セーチェニ温泉 屋外施設全景 お約束のチェス盤 本当に白熱し... お約束のチェス盤
本当に白熱した盤面を指しているのに感心
奥の建物には多くの温度、趣向の... 奥の建物には多くの温度、趣向の違う湯船があった。
両翼の屋内入口の地下はサウナ。
Café 当たり前の様にワイン... Café 当たり前の様にワインもあればビールもあり。
大人の文化だ、日本も見習え。
昼食を『グンデル』で取った理由は2つある。1つは先のブログに書いたように「ブダペスト来たらグンデルでしょ」というミーハーな話。もう1つは物理的地理的な理由である。次の目的地である『セーチェニ温泉』には、『グンデル』から歩いて行けるからだ。

『グンデル』を出て動物園の柵沿いに5分も歩くと左手にサーカスが見えて来る。これも、心そそられるものがあるが、お目当ては真向いの黄色いアールデコ調の建物。これこそが、ブダペスト市民の憩いの場『セーチェニ温泉』だ。スーパー銭湯の様な幟が気分を盛り上げる。

もう少し判り易く、入り易そうに作ればいいのに、と思わせる南仏風の大きな白い扉を押して(自動では無い)館内に入ると左右にチケット売り場。「一般のロッカー」と「個室」が有るらしいが、当然一般ロッカーで大人二枚。タオルとキャップを聞かれるが、朝から持って歩いているので必要なし。女房などは、朝から既に水着を下着代わりに着こんで気合満点。ハンディCATで決済すると青いリストバンドを渡された。二人で8800Hft=4400円。ブダペストの物価から考えるとべらぼうに高いが、恐らくフォーリナー価格。ここまで来て引くことも敵わず突撃。

入場リストバンド売り場の横に入り口があり、リストバンドをセンサーに当てて「ぐるりんぱ」(押しながら入る3本棒の例の奴)を押して入場すると、入り口すぐに居た兄ちゃんが「階段下りて右手が男、左手女」と英語で教えてくれる。まっすぐ行くと「個室」なので、そのチェックと案内係を兼ねているようだ。「個室」との見分けは多分バンドの色なのだろう。

で、言われるままに階段下りると昔の公営プールの通路みたいな雰囲気。右手が男って、鉄の扉しかないので通路沿いに歩いて行こうとするとタオル貸出しのおばちゃんに制止された。ハンガリー語なのでさっぱり判らん。

仕方がないので、また階段上がって、件の兄ちゃんに「男性ロッカー、どこよ」と聞くが、先ほどと同じく階段下りて右しか言わない。

またまた仕方なく階段下りて佇んでいると、何と鉄の扉がガチャリと開いて人が出てきた。うぎゃ、ここが男性ロッカーの入り口?ボイラー室のドアにしか見えんぞ。コラァ。

で、扉の中に入れば普通の「プールのロッカー」。適当なブースに入って空ロッカーを探す。ひとつのブースで片側2段で20人分くらいのロッカーがある。

ネットの書き込みで『セーチェニ温泉のロッカーは鍵の掛け方が特殊』なんて書いてあることが多いが、どの書き込みも具体的に何が特殊なのか、イマイチ判らなかった。

で、使ってみれば何のことは無い、ロッカーの扉を閉めて出っ張っているノブをリストバンドを当てて押し込めばロック、もう一度リストバンドを当てるとノブが出て来て解除という簡単なもの。ま、ひょっとすると近年自動化して、こうなったのかもしれない。

さて、水着に着替えも済んで意気揚々と「風呂」に向かうわけだが、先ずは撮影。案内の兄ちゃんに「写真撮ってもいいのか」と聞けば「OK,OK」と色よい返事。では、さっそく何枚か戴きましょうって事。ざっと撮って一度カメラをロッカーに仕舞いに戻り、再度「風呂」へ。

んー、「としまえん」か「湯ネッサン」か。まぁ、そっちが真似ているのだが。

屋外には温泉2つと真ん中に温水プール。当然、全員水着着用だが、プール以外はキャップはいらない。塑像の下から凄い勢いでお湯が噴出して居たり、観光本でおなじみのチェス盤が有ったり、なーんかテルマエロマエみたいだったり。見渡す限り日本人と言うより東洋人が居ない。

ちなみに奥の建物には左右の温泉の先から入れるのだが、入り口の足洗い場や入ってすぐのタイル張りの様子から、日本人が見れば建物の入り口ではなく、どう見ても「プールのトイレ」にしか見えない。実際、右も左も1回ずつ「なんだ、ここもトイレか」と一度入ってから出て来てしまった。構わず、ずんずん奥へ行けば、種々20以上の温泉が設えられている。

セーチェニ温泉の泉質は、単純泉という感じで酸もアルカリも硫黄も感じない素直なお湯だった。言われているほど低温でもない。良く晴れた5月の昼間だったが、寒い、冷たいという感じは無く楽しめた。屋内の浴槽には40℃程度の物も有ったので、天候が悪くても大丈夫だろう。

但し、屋外の名物チェス盤のある方の湯船(?)は、水深がかなり深く155cm程度のカナヅチ女房は「これじゃ日本人の年寄は入れないじゃない」と爪先立って怒っていた。そんな人、来ないってーの。

尚、その女房殿は温泉に入ってすぐに「ぎゃ、リストバンドが無ーい」と大騒ぎ。本人結構焦っているらしく呂律が怪しい。まぁ、このままリストバンドが無ければロッカーが開かず、着替えられず、ブダペストの街を「平たい胸族」の女が水着で歩く、と言う日本大使館から渡航許可書を取り上げられて強制送還なんて有様になること必定。

とりあえず、「今、来た道をそのままそろりそろりと探して歩け」と指示。私は現地点の周辺を探していると女房が湯船入口の近くで見つけたようだ。湯船に入って2歩くらいで無くしたらしい、これは一生の笑いネタを提供してくれた、とほくそ笑む。うひひ。

リストバンドと言えば、年配の現地の方らしい人は黄色のリストバンドをしている。恐らく、市民割引かシニア割引か、いずれにしろ半額以下になるような特典があるのだろう。この辺、社会主義時代の良い風習ともいえる。もっとも消費税は27%だが。

と、言う事で『セーチェニ温泉』は市民の憩いの場なのだが、こんな公共性の高い(てか、運営は市)施設だが、しっかりCafeにはビールも有ればワインも有る。ガンガン飲んで温泉に入れるのだ。日本も見習え。

さて、次の予定も有るので後ろ髪をひかれながらロッカーへ戻る。途中のシャワールームでタオル掛けに気が付かずタオルを手に持ってシャワーを浴びていたら、地元の爺さんが肩をたたいて「タオルは、ここ」と指で示してくれた。「サンキュー・ベリーマッチ」と言うとにっこりと笑ってボディローションのトラベルサイズみたいなのを出し、「このキャップを、こう捻ると開く」とジェスチャーで見せてくれて「それを体に塗る」とこれもジェスチャー。最後に、にっこり笑って私の手に握らせて手を挙げてシャワールームを出て行った。

うー、マジャル人良い人だぁ!感動的だなぁ。

ちなみに、見た事の無いブランドのボディローションは、メントールがきつくて偉くスース―してしまった。

さて、ロッカーで着替えて出口の前で女房を待つが、一向に上がってこない。暇なので追加の撮影を5,6枚して戻ると、ようやく女房が来た。さぁ、次へ行こう、としたら...

私のリストバンドが無い!でぇー、今あったのに。何でじゃー。

先の捜索方法でトレースすると、すぐにCafeのテーブルで見つかった。リストバンドにはロッカーナンバーが記載されるシステムでは無いので、拾ったところで使い道が実際には無い、とはいえ落し物が問題無く見つかるというのは、ハンガリーは中々民度が高いと感心した。

同時に女房への「一生の笑いネタ」が音を立てて消え去るのを実感。「セーチェニ温泉リストバンド消失事件」は単に落し物をしまくる馬鹿な夫婦ネタになってしまった。

教訓:セーチェニ温泉のリストバンドは、すぐに無くなるので注意

出口では、リストバンドを機械に投入してグルリンパを抜ける。女房と二人で「リストバンド有って良かったね」と言った事は言うまでもない。
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ブダペスト レストラン グンデル

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グンデル全景 瀟洒な一軒家レス... グンデル全景
瀟洒な一軒家レストランだ
すぐ隣は動物園の入り口 上野の... すぐ隣は動物園の入り口
上野の松本楼みたいなもんか(笑)
まずはスープ 欧州の春 といえ... まずはスープ
欧州の春 といえば「アスパラ」 美味
お目当てのフォアグラ デュアル... お目当てのフォアグラ
デュアルをソテーでタップリいただく
パンも流石にお洒落に美味しい パンも流石にお洒落に美味しい デザートはマストアイテムのグン... デザートはマストアイテムのグンデル・パラチンタ
ドライオレンジの使い方が判らん 香りだけ?
カプチーノも美味しくいただきま... カプチーノも美味しくいただきました
ホール全景。 建物のサイズを考... ホール全景。
建物のサイズを考えれば別の入り口で個室が有るのだろう。
『三位一体広場』を下りてペスト地区まで戻れば、すっかり昼下がり。本日の昼食は『グンデル』である。

ここは、ブダペストNo.1との呼び声が高い高級レストランだ。お目当ては2つ。ハンガリーに来たら喰わずばなるまい!のフォアグラ。もう一つは、この店の名を冠したデザート『グンデル・パラチンタ』である。

まぁ、最近のトリアドやネットの書き込みでは「グンデルも、すっかり俗化して昔の面影無し」とか「あんな物、グンデル・パラチンタじゃない」とか酷評されているので、余り敷居をあげる事無く、「まぁ、折角ブダペストに来たんだから。」位にかーるくランチを取る事にする。

英雄広場の裏手に広がる公園の一角にある店構えは、郊外の一軒家レストランという感じだが、流石に品のいい外観。一方で、隣が動物園の入り口ってのは、有名店のロケーションとしては意外だった。

中に入ると思いのほか小さめのホール。奥が一段上がった造り。そちらのテーブルに腰を下ろす。

手際の良いサーブで如何にも高そうな食器で出されるのは「アスパラのスープ」(ヨーロッパの春の代表的な味覚だね)、前菜は、中々美味。おお、結構いけるじゃん。

メインは、お待ちかねのフォアグラ。ソテーされた中ぶりのフォアグラが2つ。生臭さも無く、パサつきもせず、これも美味しい。まぁ、本当のねっとり感、という感じでもないが、元々美味しいフォアグラを食したのは「ラ・ロシェル」以来だから、私の舌も良く判っちゃいない。

デザートの『グンデル・パラチンタ』は、チョコレートクレープのオレンジ風味って感じ。まぁ、これは、何と言うか、そうですねー、竹下通りでも...。まぁ、酒好きの左党の意見です。
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ブダペスト マーチャーシュ教会と漁夫の砦

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漁夫の砦前の階段。 ここまで車... 漁夫の砦前の階段。
ここまで車で来るのは有料。すぐ手前にゲートがある。
聖イシュトバーンの騎馬像 聖イシュトバーンの騎馬像 ペスト終息を祝った三位一体像 ペスト終息を祝った三位一体像 マーチューシャ教会全景 屋根の... マーチューシャ教会全景
屋根の装飾が美しい
教会内部全景 教会内部全景 柱や壁の装飾も特徴的 ここが昔... 柱や壁の装飾も特徴的
ここが昔はイスラムのモスクだったことが判る
漁夫の砦 記念撮影ポイントだ... 漁夫の砦
記念撮影ポイントだ
漁夫の砦から聖イシュトバーン大... 漁夫の砦から聖イシュトバーン大聖堂を望む
ペスト(正確にはペシュトだが)地区を見て回った後は、いよいよブダ地区に足を踏み入れる。

『鎖橋』を渡って直ぐを右に入ると丘への上り坂が続く。道の左手には、家々の間に階段につながる狭い路地が頻出し、徒歩でのショートカットを誘う。

車では、しばらく北へと遠回りし、有料のゲートを通らないと漁夫の砦の下の階段に辿り着けない。よって、安いツアーと思しき観光バスは、下山?側の道の途中で客待ちの停車をしている。

『マーチャーシュ教会』は、マーチャーシュ1世が15世紀にゴシック様式に改築(復元?)した教会だが、屋根の装飾には「ジョルナイ製のダイヤモンド模様の瓦」など特徴的かつ個性的な装飾がみられる。

尚、厳密にこの建造物の名称を表せば「聖母マリア聖堂」であり、現在では復興に寄与したマーチャーシュ教会の名で広く知られるが、教会ではなく聖堂である。

中に入ればゴシック様式の教会建築の典型として高い屋根と、それを支えるリブボールト。更には、それによってもたらされるステンドグラスの装飾の美しさが印象的。

ブダという王宮のある街の教会としては、そのサイズが他のゴシック様式の教会に比してこじんまりと感じるのは衆愚を集める教会ではなく、聖人を祀る聖堂だからか?

この教会では多くの戴冠式が行われたので別名『戴冠教会』とも呼ばれている。

『マーチューシャ教会』の周辺は、『三位一体広場』と呼ばれ『三位一体像』が建っている。この像はペストの流行終焉を祝って建立されたもので人々の疫病に対する恐怖と、その惨禍から逃れられた喜びがあらわされている。日本風に言えば薬師如来像だ。

また、ここにも聖イシュトバーンの像があるが、他の立像と違い、こちらは騎馬像。中々勇ましいイシュトバーンである。

観光本では、これらの施設を差し置いて、もっとも有名な『漁夫の砦』は、聖イシュトバーンの騎馬像を取り囲むようにして建っている。

この砦は「漁夫ギルドの守備担当の砦」なので『漁夫の砦』と呼称されていると喧伝されているが、そもそもは『マーチューシャ教会』を改修した建築家シュレックが美観形成のために造形した物とも言われている。

いずれにしろ、この有名なネオロマネスクの砦は、ただ単にそこに存在する見晴らし台なのだが、しっかりと「入場料」を取られる。入り口の階段前には、三本アームのゲート「ぐるりんぱ」(命名)が設置され、その横にウェイト300パウンドって感じの親父が料金を取っている。と、いってもチケットがあるわけでもなく、「ぐるりんぱ」の回転数をカウントしているとも思えず、様は入場料はいくらでも誤魔化せそうな感じ。まぁ、どうでも良いか。

『漁夫の砦』からのドナウ、ペスト地区の眺めは流石に素晴らしくブダペストという街の美しさを、また、改めて認識させられた。一体、何回目だ。悔しいが、この感情は嫌いではない。
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ブダペスト 華麗なる国会議事堂

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鎖橋からドナウ沿いの国会議事堂... 鎖橋からドナウ沿いの国会議事堂を望む コッシュート広場からの全景 コッシュート広場からの全景 コンペ次点の建物が向かいに建つ... コンペ次点の建物が向かいに建つ
階段わきには銃痕の跡があり第二次大戦の激戦を忍ばせているがレプリカ
衛兵とトラム 衛兵とトラム ステンドグラスで装飾された窓 ステンドグラスで装飾された窓 議員さんの葉巻置き 議員さんの葉巻置き 美しく絢爛なる議場 美しく絢爛なる議場 正面階段 ここから議員は議会へ... 正面階段
ここから議員は議会へ入るのだろう
ブダペストにあるハンガリーの『国会議事堂』は、非常に美しいゴシック・リバイバルデザインで知られているが、建築年代自体は比較的新しい。(飽く迄、この街の他の建造物に対する比較論だ)

1880年に建設が決議され、行われた設計コンペで3人の案が採用された。最優秀賞が国会議事堂となり、他の2案も活かされ、それぞれ民族博物館と農業博物館として建築された。それらの建築物は国会議事堂の真向かいに並んで立っている。

国会議事堂の前の広場は「コッシュート広場」と言う。後日行く予定の『バラトンフュレド』の泉にも冠せられている革命指導者の名前から来ている。

議員が2名、議事堂をバックにTVの取材を受けていた。ここでは、よく見られる光景らしい。

広場にはサングラスの衛兵が2名立っているが、この衛兵は国会議事堂に向いて立っている。ふつう、衛兵と言えば、守るべきものを背にして立っているイメージがあるが、その意味では真逆だ。ひょっとすると、この衛兵さんは国旗の掲揚台やコッシュート広場、そのものを衛っているのかもしれない。(議事堂の衛兵とは服装も違う)

さて、見学開始時刻の10:30が近づき、工事中の地下駐車場のスロープに近い議事堂北側の門へ行くと大勢の社会科見学のボーイズ&ガールズが集まっている。

時間になって門を入ると最初にセキュリティチェックがある。金属探知ゲートも置かれた本格的な物だ。まぁ、現役の国会議事堂なのだから、当たり前と言えば当たり前である。

狭い階段を上がっていくと議場へ向かう廊下に出る。柱にはハンガリーを代表する職業の人形が装飾されている。これは、この後の議員控室も同様の意趣だ。

反対側の窓からはドナウの光が入ってくる。ステンドグラスに装飾されて美しい。

途中、親子三代かかってマッチ棒で作った議事堂の模型などが展示されている廊下を進むと左手に議場の扉が現れる。

その向かいの窓の桟には金属製の「葉巻置き」が置かれている。現在は、全館禁煙との事だが、昔は議場が禁煙の為、葉巻をここに置いておいたそうだ。ナンバリングがしてあり、各議員の番号も決まっていたとか。冗談話だろうが「葉巻置きに灰が多い議員は仕事熱心だ」などと言っていたらしい。

議場は非常にコンパクトなつくりだが、金装飾が施され豪華絢爛な雰囲気を醸し出している。冬は非常に寒い地域なので床暖房。現在では、もちろんエアコンデションニングだ。

また、昔は投票の不正(日本の大学で言う代返)がまかり通っていたので、現在は電子ボーディングシステムになっており、各議員の机に仕込まれている。

尚、ハンガリーでは議事堂の線対称になったファサード作りからも推測できるように、日本と同じ二院制を引いていたが、政治改革で議員定数を半分に減らしたため、現状では1つの議場で済むようになったので、こっちの議場を一般公開している、との事。こういう所を税金で外遊する日本の議員にも聞かせたい。

議場に続いては、議員の控えの間に入る。先に触れたように、この部屋の柱にはハンガリーを代表する職業の人形が装飾されている。どれも、身なりはみすぼらしい。趣旨は「普段は国民の生活を知らないんだから、せめてこの部屋では少しは観なさい」という事らしい。んー、本当かは知らん。中にはガチョウを抱く女の像=フォアグラや髑髏を持つ少年=ハムレットなどもあった。国民を知る為なら、もう少し直截的な像となる気もするが。

その議員待合室を出ると撮影禁止区域。国会議事堂のセンターホールである。周囲の壁には、歴代のハンガリー国王の像が置かれている。英雄広場と異なり、ここにはマリアテレジアの像も有る。ドーム型の高い天井の真下には、ハンガリー国王の象徴たる『聖イシュトバーンの王冠』が置かれている。これがあるから撮影禁止なのだ。

ハンガリー国民の民族意識として「国王」とは、血筋でも功績でも無く、この『王冠』を持つ者が国王である、という事らしい。中国王朝における玉璽、玉座。日本における三種の神器みたいなものか。

美しく輝く王冠のTOPには、斜めに傾いだ十字架がある。戦禍を免れるため持ち出したときに曲がったとか、王女が枕の下に隠したから曲がったとかいろいろと伝説はあるらしいが、それを治さずに現存させるあたりは「良い感じ」である。

他のハンガリーの施設では、この王冠の十字架は垂直だったり、傾いていたりだから、確かに最初は垂直だったのだろう。この傾きに日本の侘び寂びに通じる感覚を持つのは感傷的すぎか。それも「マジャルはアジア」という意識の為せることか。

この『王冠』は永らく米国に持ち出されていたが、カーター政権の人権外交政策としてハンガリーに返還されたとの事。これもまた、歴史の一つ。

『王冠』のあるセンターホールは議場と同じく金色に彩られた中央階段が繋がる。つまり、我々は議事堂の右翼を通常議員の登壇順路を逆にたどってきたわけだ。中央階段は非常に美しい装飾で飾られているが、「下部は絵の具、上部は金箔」らしい。中々、合理的。

見学者である我々は中央階段を下りる事は適わず、左手の狭い階段を下りて正面玄関わきの小さな扉から外へ出る。衛兵が正時の儀式の練習をしていた。
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ブダペスト 偉人 聖イシュトバーン大聖堂

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聖イシュトバーン大聖堂 正面 聖イシュトバーン大聖堂 正面 ラテン語の文字もキリスト教がも... ラテン語の文字もキリスト教がもたらした 金地に輝くキリスト画 金地に輝くキリスト画 鐘楼は今でも鐘の音を聞かせてく... 鐘楼は今でも鐘の音を聞かせてくれる
『英雄広場』から『アンドラーシ通り』を戻れば『聖イシュトバーン大聖堂』に至る。

聖イシュトバーンはハンガリーの民族マジャルをキリスト教に改宗させ、国教として庇護のもとにキリスト教を布教させたハンガリー初代国王。この選択が、以降のヨーロッパ史においてハンガリーという国に及ぼした影響は計り知れないほど大きい。

首都ブダペストに建つ、その大聖堂は荘厳にして、かつ美しい。

正面のイエスは黄金の壁面に彩られ、両立する鐘楼は見事なネオ・クラシカル様式の聖堂である。

聖堂正面には「EGO SUM VIA VERITAS ET VIA」の文字。聖書のヨハネの言葉に似せて「我は道なり、 真理なり、 命なり」といったところか。

この鐘楼には360段程度の階段とエレベータが有り、ブダペストの街(特にブダ地区の王宮)を見渡せるのだが、今回は登れず。(有料)

また、大聖堂の一番奥には、実際に聖イシュトバーンの右手のミイラがあると伝えられているが、残念ながら、その見学も叶わず。(無料)

ん~、やはりブダペストは1日日程が足りなかった。
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ブダペスト 国の成り立ちを知る英雄広場

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ホテル ソフィテル チェーンブ... ホテル ソフィテル チェーンブリッジ
吹き抜けの天井に飛行機が浮かぶ
国立オペラ座 正面右にリストの... 国立オペラ座
正面右にリストの塑像とスフィンクスが有る
英雄広場全景 英雄広場全景 塔上に建つ聖ガブリエル像 塔上に建つ聖ガブリエル像 9部族の族長の像 一番左は聖イ... 9部族の族長の像
一番左は聖イシュトバーンだと思う
英雄広場周辺はビジネスの中心街... 英雄広場周辺はビジネスの中心街でもあるようだ 万博パビリオン 現在では歴史博... 万博パビリオン
現在では歴史博物館のようだった(見学せず)
巨大砂時計 巨大砂時計
『鎖橋』の袂の『ソフィテル』で朝食を済ませ街の観光に出る。(朝食のビュフェでは馬鹿でかいサーバーでコーヒーを提供してくれる。最初はティーサーバだと思って「No. I’d like coffee.」などと言って御嬢さんに呆れられた)

『国会議事堂』の内部見学が10:30からなのでサクッと『英雄広場』の見学に向かう。ホテル前の道、すなわち鎖橋から繋がる道を東に進むとブダペスト旧市街の交通の要所である「ベティマルティ」から『アンドラーシ通り』に繋がる。

『アンドラーシ通り』とその周辺建造物も、また世界遺産。この道の地下には1896年に建国千年を記念して開催された万国博覧会に合わせて開業した地下鉄一号線が走っている。世界で2番目の地下鉄であり大陸では初の地下鉄だ。(イスタンブールが大陸初、と言う話も有る)

その時代の地下鉄なので、恐るべきことに「手掘り」。つまり穴掘って、線路敷いて、また埋めて...車両はどこから?責任者出てこーいである。

『アンドラーシ通り』に入ると程なく左手に『国立オペラ座』が見える。規模は小さいが、実は欧州No.1との話も有る壮麗なオペラ座らしい。今日は水曜日なので15:00と16:00の見学ツアーには日本語コースも有るので参加したいところだが、時間的に許すか微妙。とりあえずは、『アンドラーシ通り』から「フランツ・リスト」の塑像や「スフィンクス」を見るに留める。

さて、実質10分も走れば『英雄広場』に着く。旧市街は、その程度のスケール感なのだ。

良く晴れた青空に英雄広場の像が美しい。正面中央の石柱の上には聖天使ガブリエルの像が置かれ、ガブリエルは右手に聖イシュトバーンの王冠、左手に大主教十字を持って天に掲げている。

背面にはハンガリーの英傑の像が立ち並んでいるが、最初から全部あったわけでは無く、民族団結の象徴として9部族の族長の像が建てられていたところに、足されていったらしい。途中、ハンガリーがハプスブルクの統治下に置かれた時代(オーストリア=ハンガリー二重帝国時代)には神聖ローマ皇帝の像などが建てられたが、その時代の像は取り除かれ現在に至る、との事。マジャル人がハプスブルクをどんだけ嫌いか、良く判る。

広場の右手には万博の際のパビリオンが有り、その奥に大型車両の駐車場が置かれている。この辺のビルは超モダンなデザインのオフィスビルだ。時を告げるモニュメントとして巨大な砂時計も置かれていた。当然、女房はダッシュで見学に行ったが「砂が落ちてなかったぁ」と文句垂れていた。俺のせいじゃない。
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ブダペスト 朝の鎖橋

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朝日に染まるブダの王宮 朝日に染まるブダの王宮 ドナウは緩やかに流れる ドナウは緩やかに流れる 橋を守る獅子に朝日が昇り... 橋を守る獅子に朝日が昇り... トラムは街に朝を告げて走る トラムは街に朝を告げて走る 早朝 橋を渡る老婆 早朝 橋を渡る老婆 鎖橋からフォーシーズンズホテル... 鎖橋からフォーシーズンズホテルを望む セーチェニ橋 通称を鎖橋という... セーチェニ橋 通称を鎖橋という。 これが「くさり」の正体。夜にな... これが「くさり」の正体。夜になると橋を美しく浮かび上がらせる。
ブダペストの宿は鎖橋の袂の『ソフィテル』に取ったので、翌朝は部屋の窓から美しい王宮の朝焼けが見れた。誘われて朝まだ来の鎖橋の撮影にでる。朝は、残念ながら妙齢の女性は居ない。

『鎖橋』(英名:Chain Bridge)は、正確にはセーチェニ橋と言う。ハンガリーの国務大臣の伯爵で、国の英雄の一人の名前だ。父親が危篤の際にドナウが渡れず死に目に会えなかった事から掛けた橋と言われる。それが鎖橋と言われるようになったのは、橋を装飾するランプが夜になると鎖を繋げたように見えるため。実際の橋の構造には鎖は使われていない。

昼間は幹線道路の一つなので慢性渋滞だが、朝6時台には殆ど車も走っていない。ゆっくりとドナウ対岸のブダ地区まで橋を渡る。

久しぶりのヨーロッパだが、この橋から眺めるドナウ川河畔は流石に世界遺産に登録されているだけあって美しく「全てが絵になる」。橋自体は開かない勝鬨橋みたいなもんで夜はライトアップで美しいが、昼間は普通の構造物...の筈なのだが、とにかく各アングルが皆絵になるから不思議だ。

ブダ地区側に橋を渡ると円形の花壇に突き当たる。独立を記念しての自由と平和のシンボルの花壇らしい。道は『王宮の丘トンネル』に続き、左手には王宮の丘に登るケーブルカーの麓駅がある。

既に朝の運行を始めているトラムは、南北方向共に橋の手前から地下に入り王宮の丘を越える。その先は新市街だ。

橋の袂にはライオンの座像が置かれ橋を守っていた。ブダ側からペスト側へと橋を戻ればドナウの川沿いに『国会議事堂』、ペスト側の正面には橋の名前にもなっているセーチェニ公の銅像、その奥にフォーシーズンズホテルの美しい建物が橋に被って美しい。

ぼちぼち車が増え始めブダペストの街が動き始めた。私も朝ご飯を食べに行こう。
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ブダペスト 夜のヴァーツィ通り

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Cafe anna そこはかと... Cafe anna
そこはかとなく退廃が漂う
煌めくヴァーツィ通り 煌めくヴァーツィ通り 土産物マーケットの看板娘。 民... 土産物マーケットの看板娘。
民族衣装にはにかむ姿が初々しい。
道歩くだけで心震える 道歩くだけで心震える ライトアップが美しい ライトアップが美しい そして...This is E... そして...This is Europe.
ブダペスト1番の繁華街と言われるエリアは、冬のクリスマスマーケットで有名なヴァロスマルティ広場から中央市場前まで続く『ヴァーツィ通り』と呼ばれる歩行者専用道路だ。

この道は、Cafeとステーキハウスと土産物屋と意味不明の見世物と教会という感じの通り。日本人がイメージするブランドショップが立ち並ぶ「繁華街」「目抜き通り」とは一味違う。(銀座と言うよりはコマ裏という方が近い、でもCafeはコマ裏には無いか)

シンボルと言える『Cafe anna』を右手に見て通りに入る。一部のブログやツアレポなどには「ヴァーツィ通りは、途中で一度地下に入る」と書いてあったが、それと思わしきところ(自由橋からの大通り)は信号機付の横断歩道になっていて、普通に渡ることが出来た。

ぷらぷらしている内に、いい感じに日が暮れた。道を囲む両脇の建物のライトアップが美しい。各時代の建築様式が入り混じって、店と言うよりも建物を見ていて飽きない。

途中、秋葉原のガード下みたいな怪しい土産物マーケットに入ったり、女房の非常食(?)用の『トゥルデルニーク』を買ったりしながらブラブラ歩く。

『トゥルデルニーク』は通常は屋台などで売っているこの地方のお菓子。バームクーヘンの原型みたいな焼きパンで、通常は砂糖味で食べるのだが、専門の店売りだった事もあって、シナモン味やコーヒー味、アーモンドスライスなど各種バリエーションがあった。「値段が違うはず」と女房は言い張っていたが、店の御嬢さんに聴くと全部299Hft=約150円との事。ならばプレーンよりもトッピングされた方が得とばかりに女房はナッツコートをお買い求め。(結局一人で全部喰ったので、私は味は判らない)

途中の大通りを過ぎると店も少なくなってきたので『中央市場』手前で引き換えし、ベティマルティにある23時まで営業のCBA=コンビニに寄ってビールとつまみのカマンベールを仕入れて、女房をホテルに送る。

その後、暫く一人でドナウ川河畔の夜景を撮っていると妙齢の女性4人に次々と声を掛けられた。丁重にお断りしてホテルへ帰る事にした。
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ドナウの真珠 ブダペスト

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ブダペストの王宮に沈む夕日 ブダペストの王宮に沈む夕日 聖イシュトバーン大聖堂の夜 聖イシュトバーン大聖堂の夜 ライトアップが美しい ライトアップが美しい
さて、旅の始まりはハンガリーの首都ブダペスト。今回の中欧旅行、色々と思い出深い良い旅だったので、少し細かくイベントを記す。今後、この地域を訪れる日本人も多いと思うが、少しでも参考になれば、とも思う。

ドナウの真珠と謳われるハンガリーの首都『ブダペスト』。王宮の在るブダ地区とドナウ川を渡って広がるペスト地区が合わさって出来た都市だ。

我々になじみ深い「ハンガリー」は英語読みの国名で、今は民族起源であるマジャル人の国としてオリンピックなどでは「マジャル オルサーグ」と名乗っている。日本で言えばジャパンではなくニッポンみたいな事だ。

この街での期待は3つ。

1.温泉。国内に千数百、ブダペスト地区にも多くの温泉を持つ温泉大国ハンガリーに来て温泉に入らずに居られるものかって事。世界一温泉好きの日本国民としては引けないだろ。
2.トカイワイン。世界遺産のワイン(正確には、産地のトカイ地方が世界遺産だが)。ルイ14世をして「王のワイン、ワインの王」と言わしめた貴腐ワインの祖。一説には、オスマントルコに責め立てられ、葡萄収穫時に避難した農民が戦禍が収まって戻った畑からダメ元で採取した葡萄が貴腐ワインになったとの話もある。出来過ぎだが、この辺の歴史を良く表している。
3.鎖橋と王宮の夜景。ドナウの真珠と呼ばれる街の夜景は写真心を嫌でも喚起してやまず。

で、空港からホテル着後すぐに街並みへ。現地時間2014/05/06、この時期、日の入りは20時30分前後。まだ明りが残るうちに初日の街に出る事ができた。
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ヘルシンキ ヴァンター空港

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FINAIR A330 FINAIR A330 ロビーにはフィンランド空軍のル... ロビーにはフィンランド空軍のルーツがディスプレィされている。 テナントが連なるコンコース も... テナントが連なるコンコース
もっと人混みで溢れているのが通常
はい、帰りにも寄ります。 はい、帰りにも寄ります。
今回の中欧にはFINAIR(A330)で行った。

安い、と言う事もあるが早いという事が大きい。世界地図を見てみると判るが、今回の旅の最初の目的地ハンガリーのブダペストは経度的には、ほぼヘルシンキの南なのだ。

昔はフィンランドも含め共産圏だった為、日本から中欧に行こうと思うと一番近くてオーストリアのウィーン直行便(その名残で、今でもここを起点とするツアーが殆ど)。

ルフトハンザならドイツから、アリタリアならイタリアから、場合によってはエールフランスでフランスから、なんて事になり、要は飛び越して戻る、と言う行程になってしまう地域だったので、日本からは一番遠いヨーロッパだったわけだ。

それが今では、ロシアの上をノンストップで飛べるし(昔は、ソ連の領空を飛べても必ずモスクワで一回降ろされ買い物させられた)日本航空とコードシェアして成田から午前中に2便も定時運行しているので大変便利、実質極東-中東欧のメイン路線と言っていい。

で、成田から約8時間半でヘルシンキまで飛べる。

ブダペスト便までの待ち時間は約2時間だが、ここでイミグレーションを受ける。驚いたことに、このイミグレーションで「EU圏全部OK」という事になる。欧州は24年ぶりなので、この辺の事情はまったく知らなかった。EU恐るべし。(ASEANもそうならないかなぁ)

コンコースは、手荷物検査後の体だが、イミグレ通っているって事はパブリックスペース。そのまま外へ出られたはずだが、見かけにダマされ(?)空港外には出なかった。

このような空港なので乗り継ぎ客含め、結構な混雑。活気も有って今後のますますの発展が見込める。こういう光景を見ると日本の「失われた20年」を改めて実感する。

ブダペスト便は、いつもより客が多かったためかゲート変更になりA319からA320に変わった。この空港は縦ではなく横に広いので反対側ウィングへのゲート移動は結構大変。旅行記などで『コンパクトな空港』と表記されている事もあるが、なかなかどうして、端から端までは結構距離がある。

2時間半程度飛んでブダペスト。時差は1時間、アテネ時間からパリ時間に変る。この時期DSTだ。
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