ブダペスト 国の成り立ちを知る英雄広場
5月
7日
『国会議事堂』の内部見学が10:30からなのでサクッと『英雄広場』の見学に向かう。ホテル前の道、すなわち鎖橋から繋がる道を東に進むとブダペスト旧市街の交通の要所である「ベティマルティ」から『アンドラーシ通り』に繋がる。
『アンドラーシ通り』とその周辺建造物も、また世界遺産。この道の地下には1896年に建国千年を記念して開催された万国博覧会に合わせて開業した地下鉄一号線が走っている。世界で2番目の地下鉄であり大陸では初の地下鉄だ。(イスタンブールが大陸初、と言う話も有る)
その時代の地下鉄なので、恐るべきことに「手掘り」。つまり穴掘って、線路敷いて、また埋めて...車両はどこから?責任者出てこーいである。
『アンドラーシ通り』に入ると程なく左手に『国立オペラ座』が見える。規模は小さいが、実は欧州No.1との話も有る壮麗なオペラ座らしい。今日は水曜日なので15:00と16:00の見学ツアーには日本語コースも有るので参加したいところだが、時間的に許すか微妙。とりあえずは、『アンドラーシ通り』から「フランツ・リスト」の塑像や「スフィンクス」を見るに留める。
さて、実質10分も走れば『英雄広場』に着く。旧市街は、その程度のスケール感なのだ。
良く晴れた青空に英雄広場の像が美しい。正面中央の石柱の上には聖天使ガブリエルの像が置かれ、ガブリエルは右手に聖イシュトバーンの王冠、左手に大主教十字を持って天に掲げている。
背面にはハンガリーの英傑の像が立ち並んでいるが、最初から全部あったわけでは無く、民族団結の象徴として9部族の族長の像が建てられていたところに、足されていったらしい。途中、ハンガリーがハプスブルクの統治下に置かれた時代(オーストリア=ハンガリー二重帝国時代)には神聖ローマ皇帝の像などが建てられたが、その時代の像は取り除かれ現在に至る、との事。マジャル人がハプスブルクをどんだけ嫌いか、良く判る。
広場の右手には万博の際のパビリオンが有り、その奥に大型車両の駐車場が置かれている。この辺のビルは超モダンなデザインのオフィスビルだ。時を告げるモニュメントとして巨大な砂時計も置かれていた。当然、女房はダッシュで見学に行ったが「砂が落ちてなかったぁ」と文句垂れていた。俺のせいじゃない。
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