ヘルシンキ ヴァンター空港
5月
6日
安い、と言う事もあるが早いという事が大きい。世界地図を見てみると判るが、今回の旅の最初の目的地ハンガリーのブダペストは経度的には、ほぼヘルシンキの南なのだ。
昔はフィンランドも含め共産圏だった為、日本から中欧に行こうと思うと一番近くてオーストリアのウィーン直行便(その名残で、今でもここを起点とするツアーが殆ど)。
ルフトハンザならドイツから、アリタリアならイタリアから、場合によってはエールフランスでフランスから、なんて事になり、要は飛び越して戻る、と言う行程になってしまう地域だったので、日本からは一番遠いヨーロッパだったわけだ。
それが今では、ロシアの上をノンストップで飛べるし(昔は、ソ連の領空を飛べても必ずモスクワで一回降ろされ買い物させられた)日本航空とコードシェアして成田から午前中に2便も定時運行しているので大変便利、実質極東-中東欧のメイン路線と言っていい。
で、成田から約8時間半でヘルシンキまで飛べる。
ブダペスト便までの待ち時間は約2時間だが、ここでイミグレーションを受ける。驚いたことに、このイミグレーションで「EU圏全部OK」という事になる。欧州は24年ぶりなので、この辺の事情はまったく知らなかった。EU恐るべし。(ASEANもそうならないかなぁ)
コンコースは、手荷物検査後の体だが、イミグレ通っているって事はパブリックスペース。そのまま外へ出られたはずだが、見かけにダマされ(?)空港外には出なかった。
このような空港なので乗り継ぎ客含め、結構な混雑。活気も有って今後のますますの発展が見込める。こういう光景を見ると日本の「失われた20年」を改めて実感する。
ブダペスト便は、いつもより客が多かったためかゲート変更になりA319からA320に変わった。この空港は縦ではなく横に広いので反対側ウィングへのゲート移動は結構大変。旅行記などで『コンパクトな空港』と表記されている事もあるが、なかなかどうして、端から端までは結構距離がある。
2時間半程度飛んでブダペスト。時差は1時間、アテネ時間からパリ時間に変る。この時期DSTだ。
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