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徒然なるままに日暮

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プラハ 「悪魔の水路」を歩く

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悪魔の水路 プラハのベネチアと... 悪魔の水路
プラハのベネチアと呼ばれる
鍵だらけの橋 カップルの名所だ... 鍵だらけの橋
カップルの名所だ
カンパ島のエントランスは、お洒... カンパ島のエントランスは、お洒落な並木道 早朝のカンパ公園 早朝のカンパ公園 「メモリアルツリー」が有った 「メモリアルツリー」が有った カンパ公園から国民劇場を望む カンパ公園から国民劇場を望む カンパ公園のドンツキはカンパ美... カンパ公園のドンツキはカンパ美術館
現代アートの美術館だがホラーだろ、これ。
カレル橋の途中に上がれる階段 ... カレル橋の途中に上がれる階段
自転車で通勤する人も多い
『プラハ』の『カレル橋』を旧市街から対岸へ渡ると『プラハ城』へ続く「マラーストラナ地区」だ。まっすぐ歩けば「聖ミクラーシュ教会」(聖ニコラス教会=サンタ・ニコラス=サンタクロース)から『プラハ城』に至るが、橋の袂を右に折れて『悪魔の水路』を目指す。

回り込むように『カレル橋』の下へ進めば、おびただしい数の錠前が欄干に嵌められた『悪魔の水路』に掛けられた短い橋に出る。この地を訪れた恋人たちが永遠の愛を誓って「離れない」象徴として錠前を欄干に付けて鍵を水路に投げ込むのだ。この勢いじゃ浚渫しないと水路が鍵で埋まりそう。

12世紀に造られたという、この小さく短い水路は正式には「チェルトフカ水路」と呼ばれている。「チェルトフカ」=「悪魔」なので日本語では『悪魔の水路』になる。云われは諸説ある。「悪魔みたいなばあさんが住んでいたから」とか「水の流れが速くて操船が難しかったから」とかだが、古来キリスト教文化圏では人工構造物=悪魔のなせる業みたいな考えが有って、自然のモルダヴ川に沿うように作られた人工水路を「チェルトフカ」と呼んだのではないかと思わせる。

『悪魔の水路』により、この地域は「カンパ島」という島になった。家並に迫る水路を観光船が行く姿は「プラハのベネチア」なんぞとも言われている。モルダブ川沿いは「カンパ公園」という緑地公園になっていて傍には日本大使館も有る。

公園の端まで行くと現代アートを中心とした「カンパ美術館」。川の桟橋にディスプレイされた「黄色ペンギンの行進」は、それなりに楽しいが、美術館の庭に置かれた巨大「顔の潰れた3人の幼児」は不気味以外の何物でもない。夜見たら怖いぞ。

ぐるっと「カンパ公園」を回って「カレル橋」まで戻ると「カレル橋」へ途中から上がれる階段に気づく。自転車担いで登っている兄ちゃんに続いて階段を登れば「フランシスコ・ザビエル」の銅像の近くまでショートカットできた。今度は迷わずに朝飯を食べにホテルへ帰ろう。
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プラハ 朝のカレル橋に響く鍾

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プラハで一番のビュースポットか... プラハで一番のビュースポットから撮る 朝のカレル橋は人通りもまばら 朝のカレル橋は人通りもまばら 大人気の「ヤン・ネポムツキー像... 大人気の「ヤン・ネポムツキー像」も誰もいない 像の台座のレリーフで川に落とさ... 像の台座のレリーフで川に落とされる
ネポムツキーに触れると幸せが訪れる、と言われている。
でも、左側の犬も大人気 でも、左側の犬も大人気 でも、実際にネポムツキーが落さ... でも、実際にネポムツキーが落されたのは、ココ。 マラーストラナ側。ドラクエの世... マラーストラナ側。ドラクエの世界だ。 もう一度、スメタナ像、カレル橋... もう一度、スメタナ像、カレル橋、ミクラーシュ教会
プラハ城、聖ヴィート大聖堂という絵葉書的絶景。
6時過ぎに朝の街を撮りたくてホテルを出た。この時期、日の出は5時半位なので、既に街並みは明るい。残念ながら雲が厚くて朝焼けは見られなかった。

『カレル橋』を目指して歩くと道に迷った。どうやら途中のCafé脇の道で一本間違えたようだ。そうなると、もういけない。この街にはランドマークになる高い建物は一杯あるのだが、旧市街の道からは見通しが利かないので方向がサッパリ判らない。太陽を探すことすらできない。こんなもんだろ、と曲がると想定の方向に行けず、余計に方向感がなくなる。迷路みたいなもんだが、行き止まりは無いので、どんどん深みにはまる。ありゃりゃ、このままではホテルにすら帰れんぞ。それは困るので対策を立てることにする。ん~、取り敢えず「木」を探そう。

実は『プラハ』の旧市街に入って「木」を見たのは「モルダヴ川」の並木と「シナゴーグ」の裏くらいなもの。そのどちらかに行き当たれば何とかなるって完璧な理論なのだ。

2,3回角を曲がると道の遥か先にチラッと「緑」らしきものを発見。そこを目指すと案の定、数段の階段を上って「モルタヴ川」の河岸に出た。どうも、目的の『カレル橋』の南側に出たらしい。後から考えれば、名門「ホテル ベルビュー」の脇に出たのだが、迷って大正解だった。

菩提樹の並木を『カレル橋』の塔に向かって歩くと、女性が一人で川を眺めている。行ってみれば、そこが「プラハ旧市街一番のビュースポット」だった。更に、少し行けば「スメタナ像」があった。観光本では見ていたが、今までどこに有るかわからず、探しもしていなかったので、昨晩スメタナの「我が祖国」を聴いた身としては何やら運命的なものを感じた。旅は決められたルートを歩くだけでは味気ない。

朝6時台の『カレル橋』は、閑散としたものだった。昨日の昼の賑わいが嘘のようである。「ヤンさん」の像の台座も触り放題だし、昨日は人混みで気が付かなかった対岸の「マナーストラナ地区」と「聖ミクラーシュ教会」(聖ニコラス教会)が、まさにThis is Europe.って感じで素晴らしい。

これまた、昨日は混んでいて気が付かなかったが、橋の欄干に「こっからヤンさんが投げ込まれました」プレートがあった。「ヤンさん」は、「ヤンさんの銅像」の処から投げ込まれたのではなく、ここから投げ込まれたらしい。このプレートもピカピカだったのでみんな触っていくのだろう。まぁ、趣旨からすれば像の台座よりも、こちらの方が「ご利益」がありそうだ。それにしてもチェコ人は、人を投げ落とすのが好きでしょうがないらしい。余り友達にはしたくない。

橋の真ん中で『プラハ』の空気を思い切り深呼吸したら、鐘楼が7時を告げる鐘を突きだした。
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プラハ スメタナホール 数景

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スメタナホール全景 スメタナホール全景 プラハ スメタナホール 数景 プラハ スメタナホール 数景 プラハ スメタナホール 数景 プラハ スメタナホール 数景 プラハ スメタナホール 数景 プラハ スメタナホール 数景 プラハ スメタナホール 数景
実に美しいホールだ。
プラハでは最大級のコンサート会場である。
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プラハ スメタナホールで「我が祖国」を聴く

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市民会館に掛かる「プラハの春」... 市民会館に掛かる「プラハの春」のバナー
12月5日-3月6日ではなく5月12日-6月3日
←Ticket Hereだ。
いよいよ開場 いよいよ開場 階段上でのチケットチェック 欧... 階段上でのチケットチェック
欧米の映画でおなじみのシーンだ
中二階のホール 中二階のホール 中二階はクロークになっている ... 中二階はクロークになっている
冬場はコートがマストのお国柄なので広い
さらに階段を上る 左右にエレベ... さらに階段を上る
左右にエレベータが有るが、大統領と首相専用らしい
ホールエントランスのドリンクカ... ホールエントランスのドリンクカウンター
ワイン一杯550円位と高い(当たり前か)
CDなどを売っている それにし... CDなどを売っている
それにしても美人だ
「プラハの春」という言葉は日本人にも有名な言葉だ。だが、その意味は2つある。1つは1968年に起こったチェコスロヴァキアにおける体制の変革とその運動を差す。アレクサンデル・ドゥプチェクなど改革派によって指導された「人間の顔を持った社会主義」は、その後1989年の「ビロード革命」に繋がる。

そしてもう1つが、今年で69回を数える「プラハの春 音楽祭」だ。1946年から続けられている国際音楽祭なので、政治的な「プラハの春」よりも22年も前から行われていた「Pražké jaro」(プラチェスケ ヤロ=プラハの春)である。

1952年からオープニングはスメタナの「我が祖国」(MyCountry)と定められた。開会日の5月12日はスメタナの命日である。

ベドジフ・スメタナは、1824年の生まれ。「我が祖国」の全6作通しての初演は1882年と言われており、スメタナの没年の2年前だが既に完全失聴していたスメタナは、その演奏を聴くことは適わなかった。

チェコを代表する作曲家としてドボルザークと並んで、今でも全国民から愛されるスメタナだが、やはりその功績はチェコの各地の特色を組曲とした「我が祖国」という民族的な楽曲によるところが大きい。ミュシャの「スラブ叙事詩」は「わが祖国」に影響を受けた画家が、絵画的な「我が祖国」を目指したものと言われている。

「プラハの春 音楽祭」は、5月12日にスメタナホールでオープニングコンサートが開かれる、と何度も書いているが、本日は5月13日。実は、5月12日のオープニングはプラハの名士たちで席が埋まり庶民が聞くことができないコンサートなのだ。そこで、全く同じ指揮者、楽団、演目で翌日も行われるようになった。現在では、そのチケットも外国旅行者に買い占められてしまうので、庶民向けに3日目のコンサートが行われている。初日は別にしても2日目と3日目ではチケット価格が倍くらい違うようだ。外貨獲得に貢献している。

さて、69回目の今年のオケは「チェコ・フィルハーモニー管弦楽団」(Česká filharmonie)だ。指揮は68歳、2年前にチェコフィルに出戻ったチェコ人「イルジー・ビエロフラーヴェク」。「プラハの春」のオープニングをチェコフィルでチェコ人の指揮で聴けるのは中々に有難い話だ。

演目は「我が祖国」全6楽章 コンサートルールとしてアンコールは行われない。
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プラハ カヴァールナ・オベツニー・ドゥーム

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市民会館正面ホール 左がカフェ... 市民会館正面ホール
左がカフェ、右がレストラン
シャンデリアが美しい、でも華美... シャンデリアが美しい、でも華美になりすぎない店内 メニューはミュシャデザイン メニューはミュシャデザイン んー、美味そうだ。 んー、美味そうだ。 ちょっと残念な「クラブサンド」 ちょっと残念な「クラブサンド」 んー、こっちの方が旨そうだ んー、こっちの方が旨そうだ ビールは「ピルスナー ウルケル... ビールは「ピルスナー ウルケル」 各地の王宮で見てきたシャンデリ... 各地の王宮で見てきたシャンデリアと鏡の協調
『カヴァールナ・オベツニー・ドゥーム』は『市民会館』の1階にある『プラハ』で最も美しいといわれるCaféだ。『市民会館』には1階にレストランとカフェ、地下1階に居酒屋が2件あるのだが、折角ならプラハ1のCaféに入ってみる。

ちなみに洒落た長い店名に見えるが「カヴァールナ」は「カフェ」、「オベツニー・ドゥーム」ってのは「市民会館」って事なので、実際の店名は何のことはない「市民会館のカフェ」だ。

コンサート前なのでサンドイッチ程度の軽食とビールを頼む。女房は「ハムとチーズとレタスのカントリーサンド」なんつー日本でも幾らでも食えそうなつまらんメニューを頼む。多分一番安かったからだ。私は、どうせなら、この店のおススメが喰えるだろう「クラブサンド」にする。もちろんandいやwithビールだ。

だが...残念ながら出てきたサンドイッチは女房の方がはるかに美味そうだった。期待の「クラブサンド」は単なるチキンとツナの「バサバササンド」。ん~、もっと吟味すればよかった。まぁ、ビールで流し込むだけだが。

チェックして店を出るときに振り返りざまに一枚撮ろうと思ったら、「店内撮影禁止」の看板に気が付いた。すんません、動画までいただいてます。(でも、ウェイターも何も言わなかった。慣れっこなのかもしれない)
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プラハ 昼の市民会館と共和国広場

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街角から市民会館が覗く 街角から市民会館が覗く アールヌーヴォーの意匠が美しい アールヌーヴォーの意匠が美しい プラハの春にゴシックの火薬塔が... プラハの春にゴシックの火薬塔がシルエットを描く プラハ 昼の市民会館と共和国広... 広場にはトラムが通り人々が行き... 広場にはトラムが通り人々が行き来する 市民会館と火薬塔 市民会館と火薬塔 市民会館の向かいは中央銀行 屋... 市民会館の向かいは中央銀行
屋上には獅子と自由の男神?が建つ
アールヌーヴォーの傑作と言われる『市民会館』。それに続くゴシックの尖塔『火薬塔』。トラムの走る『共和国広場』は見どころも多く開放的な街の中心だ。
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プラハ ミュシャ美術館 ただし売店のみ

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ミュシャ美術館の入り口 さも見... ミュシャ美術館の入り口
さも見学したようだが「売店」のみ
プラハ ミュシャ美術館 ただし... プラハ ミュシャ美術館 ただし... プラハ ミュシャ美術館 ただし... プラハ ミュシャ美術館 ただし... プラハ ミュシャ美術館 ただし... プラハ ミュシャ美術館 ただし... 街中でも色々見るのだが買わない 街中でも色々見るのだが買わない
今日の晩は『プラハの春 音楽祭』を『スメタナホール』で聴く。その前に食事をするのだが、コンサート用の靴を昨日の内に買ってしまったので夕食まで、少し時間が開いた。

すると女房が『ミュシャ美術館』へ連れて行け、という。「アルフォンス・ミュシャ」なぞは、この旅に来て初めて知っただろうに。聞けば美術館でミュシャを見たいわけではなく、人に聞いた『ミュシャの一筆箋』をお土産に買いたいだけだという。

早いところcafeにしけこんでビールを飲みたいのだが、まぁ時間も有るので行くことにする。『旧市街広場』からなら徒歩15分程度だろう。

『ヴァーツラフ広場』を国民博物館へ向かい、途中で左手に折れれば、予想以上に小さな間口の『ミュシャ美術館』があった。入って直ぐ左側が売店になっている。欧米の美術館や博物館は入場しなくても売店に行けるので宜しい。そうじゃない美術館なんて有るのか、とか言われそうだが、ネェ、丸の内の煉瓦造り美術館さん。

さて、女房はお目当ての一筆箋が買えてご満悦だが、この売店はミュシャの商品の奥のコーナーが「カフカ」のコーナーになっていた。そこにある色々な商品は、どう見ても日本人には「鈴木亜久里」コーナーにしか見えない。たぶん親戚なのだろう(嘘)。
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プラハ 旧市街広場 数景

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プラハ 旧市街広場 数景 プラハ 旧市街広場 数景 プラハ 旧市街広場 数景 プラハ 旧市街広場 数景 プラハ 旧市街広場 数景 プラハ 旧市街広場 数景 プラハ 旧市街広場 数景
街の中心であり短期滞在の観光客としては朝晩何度も訪れる『旧市街広場』を数景。
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プラハ 旧市庁舎の塔に登る

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パリ通りや交差するバジージェス... パリ通りや交差するバジージェスカー通りには美しい建物が多い この塔に登る この塔に登る 3階までのエレベーター 3階までのエレベーター SFっぽいロケットエレベーター SFっぽいロケットエレベーター プラハ 旧市庁舎の塔に登る プラハ 旧市庁舎の塔に登る プラハ 旧市庁舎の塔に登る 下りはスロープで降りてみた 下りはスロープで降りてみた
ザンザカ降っていた雨もクルーズ船を降りたら止んでいた。日本でもそうだが、「春」という季節は気象の変化が激しい。勝手に「晴れる」と確信し、旧市庁舎の塔に登ることにする。

「プラハボート」の桟橋のある「チェフーフ橋」から、お洒落な建物を眺めながら「パリ通り」を真っ直ぐ歩けば「旧市街広場」に出る。『旧市庁舎』は、いわゆる『プラハの天文時計』の有る建物で『天文時計』の左側の入り口から塔の上に上がることができるようになっている。

入り口を入ると一昔前の銀座のデパートみたいなシースルーのエレベータが2基あってで3階まで上がれる。ここに土産物デスクがあって「看板犬」?が寝てたりもするが、その右手から塔の中に組み込んだロケットみたいなエレベータで一気に塔屋まで上る事ができる。このロケットエレベータの周りは螺旋のスロープになっていて、こちらからも昇降はできる造りだ。

塔屋へ上がると流石にプラハの街が美しい。「晴れる」という訳にはいかなかったが、この中欧の街には暗めの曇天の方が似合う、と思い込んで街を眺める。

帰りは螺旋スロープから降りてみた。
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プラハ 雨のモルダヴ川 1時間クルーズ

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ルドルフィヌムの前に建つドボル... ルドルフィヌムの前に建つドボルザーク像 プラハ音楽院 プラハ音楽院 色々な観光船があるが「プラハボ... 色々な観光船があるが「プラハボート」は定番のサイズ
日本のツアーオプションなどでは6千円くらいとる物もあるが、
ご覧のとおり、ここまで歩いて来れば250CZK=1250円くらい。
1時間コースなら予約もなくすぐ乗れる。お勧めはナイトツアーだが、こちらは流石に予約した方が良いだろう。
この船に乗る。 よく見ると雨脚... この船に乗る。
よく見ると雨脚が強いのが判る。
中はこんな感じ。結構お洒落。 ... 中はこんな感じ。結構お洒落。
降りてから気づいたが尖頭は展望デッキになっている。
屋根はこんな感じ。 ジェラート... 屋根はこんな感じ。
ジェラートのボックスも有ったが雨で開店休業
カレル橋を堰の前から望む カレル橋を堰の前から望む 「悪魔の水路」 ここを巡る小型... 「悪魔の水路」
ここを巡る小型観光船もある
『カレル橋』の旧市街側をモルダヴ川に沿って下流(北へ)進めば、ワンブロックでチェコフィルの本拠地『ルドルフィヌム』=『ドボルザークホール』に至る。「マーネスーフ橋」の袂だ。

今年で69年目を迎える『プラハの春 音楽祭』は、現在では市民会館の『スメタナホール』で開幕するのが恒例となっているが実際のメイン会場は、この『ルドルフィヌム』である。

川沿いから『ルドルフィヌム』の後ろに回り込めば「のだめ」のロケにも頻出した『プラハ音楽院』だ。ドボルザークが学長を務めた、この音楽院には現在でも現役で大勢の学生が学び年間250回以上の演奏会が開かれている。

なぜ、ここまで歩いてきたかと言うと、この先の「チェフーフ橋」の河岸から「モルダヴ川クルーズ船」に乗ろうって魂胆だ。ところが、音楽院の脇辺りに差し掛かったら雨がザンザカ降り出してきた。

この辺りのモルダヴ川沿岸には、ずっとチェコの国木である菩提樹(正確にはセイヨウボダイジュ)の並木になっており、今の時期には春の新葉が萌え盛っていて多少の雨なら気にならないのだが、こりゃダメだって感じで傘を差す。

「チェフーフ橋」の袂には「プラハボート」の看板が有り、ここから河岸に降りる階段が続いている。今回乗る「プラハボート」は定員100人程度の観光船だが、モルダヴ川観光は動かない常設レストランの大型船から定員4名くらいの小型ボートまで様々な観光が行われている。海外に行くと水回りの使い方がとても上手くて感心する。シドニーのサーキュラキーとダーリングベイトとかマンハッタンのサークルラインとか、お台場でも見習えばいいのに、いつまでも「隅田の屋形船」から発展してない。行政の怠慢だ。

中々スマートな船体の「VALENCIA号」に乗り込む。スペイン団体様御用達?か。1階船室には立派なバーカウンターが有り、当然ビールを頼めば地ビール「STAROPRAMEN」のピルスナーが出てきた。ウルケルに比べると、ちょっと重いが良く冷えていて美味い。

1時間コースのボートは、岸を離れると南下し、まずは『カレル橋』へ向かう。石積みの橋脚を潜ると暫く撮影停船。再び橋を潜って左手に『悪魔の水路』や『カフカ博物館』などを見ながら川をゆっくりと下っていく。

両岸は『プラハ城』を始め広島の「物産陳列館」(現原爆ドーム)を建てたヤン・レッツェルの『チェコ通商産業省』、丘の上に建つ「メトロノーム」などプラハの見どころ満載。

幹線道路でもある「フラーブクーフ橋」まで行って折り返し「チェフーフ橋」まで戻る。下船するころには雨も上がっていた。
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