-
投稿日 2021-08-17 20:25
神戸:ファルコンの散歩メモ
by
ファルコン
<下村敦史>の本書『刑事の慟哭』は、2019年9月単行本として刊行され、2021年7月18日に文庫本が発売されています。 新宿署の刑事「田丸茂一」は、捜査本部の方針に反して捜査を進め真犯人を逮捕するのですが、それはキャリアの上層部たちの捜査ミスを、マスコミの前で露見させることになり、厄介者扱いされて...
-
投稿日 2021-08-13 20:05
神戸:ファルコンの散歩メモ
by
ファルコン
『寺内貫太郎一家』( 1974年1月16日~1974年10月9日) ・ 『時間ですよ』(1970年~1990年)など人気テレビドラマの脚本家、また、第83回直木賞(1980年)受賞作家として、ますますの活躍が期待されていたさなか、台湾での取材帰りの飛行機事故で1981年8月22日、51年の生涯を終え...
-
投稿日 2021-08-10 20:05
神戸:ファルコンの散歩メモ
by
ファルコン
著者<今野敏>の『残照』(2000年4月刊)に始まる「東京湾臨海署安積班」シリーズの文庫本として、警察学校時代から現在の刑事課強行犯第一係長に至るまでの「安積剛志」を描いた短篇集『道標』に続く12作目の最新作『炎天夢』(2021年7月18日発行)です。 多分野での著作も多い<今野敏>ですが、「安積剛...
-
投稿日 2021-08-06 20:05
神戸:ファルコンの散歩メモ
by
ファルコン
本書『カラスの祈り 警視庁53教場』は、第1作『警視庁53教場』(2017年10月刊)に始まるシリーズの第5作目の文庫書下ろし作品になります。 捜査一課の転属を断り警察学校に残った「五味京介」は、窮地に立たされていました。元凶は一昨年に卒業を認めなかった連続強姦魔の「深川翼」を145号室に監禁して閉...
-
投稿日 2021-08-03 20:05
神戸:ファルコンの散歩メモ
by
ファルコン
著者<山邑圭>には、採用試験を間違えて警察官になった「椎名真帆」を主人公とする『刑事にはむかない女』(2019年)をはじめとするシリーズがあります。本書『コールド・ファイル』は、文庫本書下ろしとして2021年7月25日に発行されています。 本書では、元モデルの経験がある「比留間怜子」が主人公です。2...
-
投稿日 2021-07-30 21:05
神戸:ファルコンの散歩メモ
by
ファルコン
本書『氷獄』は、2019年7月に単行本が刊行され、2021年7月25日に文庫本として発売されています。 表題作を含む4篇が収録されていますが、圧巻はやはり表題作の『氷獄』でした。 全体的に過去の作品の登場人物やエピソードが絡んできますので、<海堂尊>ファンとしてはとても面白く楽しめましたが、さて、本...
-
投稿日 2021-07-27 20:05
神戸:ファルコンの散歩メモ
by
ファルコン
本書『羊の目』は、2008年2月に単行本が刊行されています。(文春文庫)での著者<伊集院静>の作品としては、『星月夜』・ 『悩むが花』を読んでいますが、最近では、サントリーの創業者<鳥井信次郎>の生涯を描いた『琥珀の夢(上・下)』が印象に残っています。 本書は、昭和8年、牡丹の「刺青」をもつ夜鷹の女...
-
投稿日 2021-07-20 20:05
神戸:ファルコンの散歩メモ
by
ファルコン
著者<西條奈加>の作品として初めて手にしました。「第164回直木賞」で気になっていた作家です。 本書『永田町小町バトル』は、2019年1月31日に単行本が刊行、2021年6月15日に文庫本として発行されています。 日本の国会運営の状況や子育て環境の問題等、娯楽作品を超えた社会問題を丁寧に描き、ある意...
-
投稿日 2021-07-15 20:05
神戸:ファルコンの散歩メモ
by
ファルコン
本書『罪なき子』は、2018年6月に双葉社より単行本が刊行され、2021年6月13日文庫本として発行されています。 著者<小杉健治>には、弁護士「鶴見京介」を主人公とするシリーズ『結願』などがありますが、本書も弁護士「水木邦夫」を主人公に据えています。法曹界物の法廷内での検事側との丁々発止のやり取り...
-
投稿日 2021-07-10 21:05
神戸:ファルコンの散歩メモ
by
ファルコン
<葉室麟>の本書『草笛物語』は、第146回直木三十五賞を受賞、2014年に映画化(監督:小泉堯史)されました『蜩ノ記』に始まる豊後「羽根藩」を舞台とするシリーズの第5作目にあたりますが、2~4作目は『潮鳴り』 ・ 『春雷』 ・ 『秋霜』と続きますが、『蜩ノ記』の主人公「戸田秋谷」にまつわる物語ではな...