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投稿日 2020-11-17 20:05
神戸:ファルコンの散歩メモ
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ファルコン
本書『十津川警部北陸を走る』は、1998年8月徳間書店より刊行され、2001年10月15日に(徳間文庫)として発行されています。タイトル名から、北陸関連の電車に乗車するような内容なのかと思いましたが、関係ありませんでした。公団住宅で女性の絞殺死体が発見されます。被害者は「真田よう子」50歳の主婦です...
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投稿日 2020-11-14 20:05
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ファルコン
本書『華やかな殺意』は、2000年10月徳間書店より、単行本として刊行され、2004年4月15日文庫本となっています。表題の副題に「西村京太郎自選集1」とあり、5篇が納められています。◆『病める心』・・・新聞記者「田島」は小学校1年生の男子が〈自殺〉との記事に違和感を覚え、再度その事件を掘り起こして...
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投稿日 2020-11-12 20:05
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本書『明日香・幻想の殺人』は2003年5月に単行本として徳間書店より刊行されていますが、2005年10月15日より徳間文庫として発行されています。奈良明日香村の高松塚古墳の傍らで古代貴人の衣装を着た絞殺死体が発見されます。被害者は東京でレストランを経営していた資産家の「小池恵之介」70歳だと判明、十...
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投稿日 2020-11-10 20:05
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本書『十津川警部の決断』は1989年6月「カッパノベルス」として刊行され、1992年12月20日に光文社より文庫本として発行され、また2010年6月には文春文庫としても発行されています。東京の地下鉄三田線の朝の通勤ラッシュ時の車内で若いOL「西尾ゆう子」が千枚通しで刺殺される事件が起こります。捜査の...
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投稿日 2020-11-07 20:05
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著者<西村京太郎>は鉄道ミステリーと呼ばれる作品が多い中、これは鉄道に関するものは登場せず、<十津川警部>を主人公とする刑事物で、初出は全日本ろうあ連盟の『季刊MIMI』に(1990年6月号~1992年2月号)に連載された作品『海の沈黙』で、1996年12月20日に改題され発行されています。殺人事件...
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投稿日 2020-11-04 20:04
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<西村京太郎>の『北海道殺人ガイド』は、2003年9月に遊楽出版から「ジョイノベルス」としてかんこうされていますが、2004年11月に双葉文庫化されています。表題通り、北海道を舞台にした5篇が納められています。①『殺意の函館本線』では、退職した元刑事が特急「おおとり」から突き落とされた事件を追います...
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投稿日 2020-11-01 21:05
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<門田泰明>の本書『汝(きみ)よさらば』には、「浮世絵宗次日月抄」との副題が付いている第一巻になります。<門田泰明>といえば、代表作の『特命武装検事・黒木豹介』シリーズをはじめ、医療関係の『外科医・津山慶子』シリーズなどを楽しんできましたが、現代小説には珍しく、日本刀を用いた剣劇シーンが多く、その迫力あふれる文章表現から、本人も剣術・剣道の経験者であると言われています。近年では得意の剣劇描写を生かして、時代小説も多数執筆しているようで、本書もその一連の作品に当たるようです。副題から分かりますように主人公は、浮世絵師「宗次」なのですが、導入部には、駿河国田賀藩の中老「廣澤和之進」が登場、藩の謀反...
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投稿日 2020-10-28 20:05
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江戸時代を舞台に、庶民や下級武士の哀歓を描いた時代小説作品を多く残した<藤沢周平>〈1927年(昭和2年)12月26日~1997年(平成9年)1月26日〉ですが、<松尾芭蕉>や<与謝蕪村>と並び「江戸三大俳人」と称される<小林一茶>を主人公にした『一茶』を、文藝春秋社から 1978年に刊行していますが、2009年4月に文庫本となっています。子どものあどけない様子や、カエルやスズメを読み込んだ俳句より、穏やかな性格をうかがわせますが。その素朴な作風とは裏腹に貧しさの中をしたたかに生き抜いた男としての実態をあからさまに描いています。俳人としての名誉欲、継母が生んだ弟との10年に渡る家と田畑の遺産相...
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投稿日 2020-10-25 20:05
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最新刊の手持ちの文庫本がなくなり、デイケア施設の 「余部クリスタルタワー」 が完成しています。
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投稿日 2020-10-22 20:05
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ファルコン
本書『4ページミステリー』の文庫本は、2010年12月に発行され、シリーズとして、『4ページミステリー 60の奇妙な事件』が、2015年3月に同じく 双葉文庫から刊行されています。本書の収録されている作品は、『小説推理』(双葉社・2005年9月~2011年1月)に連載された原稿用紙5枚分の「2000字ミステリー」として掲載された短篇が60本収録されています。1作品文庫本で4ページという長さですので、ウイットとブラックユーモアにとんだ短篇が、テンポよく、また切りよく読み切れました。『2009年6月ある日』という短篇では、新型インフルエンザの流行で、マスクが品切れとなり、マスク狩りが行われ、殺人事...