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投稿日 2021-11-12 20:05
神戸:ファルコンの散歩メモ
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ファルコン
<山田詠美>の本書『つみびと』は、 2010年7月 に発生した 大阪市 西区 の マンション で2児(3歳女児と1歳9ヶ月男児)が母親の 育児放棄 によって 餓死 した「大阪2児餓死事件」をもとにして描かれ、『日本経済新聞』(夕刊)に2018年3月26日~12月25日に掲載され、2019年5月単行本として中央公論新社より単行本が刊行、2021年9月25日に文庫本が発売されています。厚生労働省では、毎年11月を「児童虐待防止推進月間」と定めていることもあり、おぞましい事件の記憶もあり、手にしてみました。4歳の男の子「桃太」と3歳の娘「萌音」の2児を放置した死なせた母親「蓮音」を中心として、その母...
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投稿日 2021-11-12 16:04
加藤雄一のブログ
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加藤 雄一
読んでは忘れ読んでは忘れ。たいした量も読んではおらず、どれか一冊を深く語れるほどの知識も持ち合わせてはいませんが、このおかげで人生が変わったと思っている、石川善樹さんの『問い続ける力』今何を考えていますか?どうやって考えますか??考えるって、どういうことですか????そんなこと、考えたことがなかった...
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投稿日 2021-11-09 20:05
神戸:ファルコンの散歩メモ
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ファルコン
<燃え殻>原作のベストセラー小説『ボクたちはみんな大人になれなかった』(2017年6月30日・新潮社刊)を<高田亮>が脚本を手がけ、<森義仁>が監督デビュー作品として兵庫県神戸市出身の<森山未來>(37)を主演に据えた、『ボクたちはみんな大人になれなかった』が11月5日よりNetflix配信開始と劇...
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投稿日 2021-10-29 20:05
神戸:ファルコンの散歩メモ
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ファルコン
今回の『不審者』は読み切るのに苦労しました。著者が<伊岡瞬>でなければ、途中で読むのを放棄したかもしれません。フリーで小説の校正・校閲をしている妻「折尾里佳子」と食品会社に勤める夫「秀嗣」と6歳の息子「洸太」、認知症が出始めた姑「治子」の4人の家庭の描写が続き、いつか大きな事件が起こるだろうと思いな...
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投稿日 2021-10-21 21:05
神戸:ファルコンの散歩メモ
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ファルコン
「鉄人ノンフィクション編集部編の『映画になった恐怖の実話』は、実録映画の題材になった事件、事故、スキャンダルの詳細を取り上げています。劇中では描かれなかった顛末の詳細、本当の動機。事件関係者の知られざるその後などが紹介されています。54作品の映画になった事件が取り上げられています。<マーティン・スコセッシ>と<ロバート・デ・ニーロ>がタッグを組んだアメリカ大統領候補、{ジョージ・ウォレス狙撃事件}の『タクシードライバー』を筆頭に、{シャロン・テート殺害事件}の『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』、 中国南部を舞台としたノワールサスペンス{中国ハルビン拘置所死刑囚脱獄事件}の『鵞鳥湖...
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投稿日 2021-10-15 21:05
神戸:ファルコンの散歩メモ
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ファルコン
著者<松島智左>は、『女副署長』で気にいり、その続編の『女副署長 緊急配備』で目の離せない作家リストに入りました。本書『開署準備室 巡査長・野路明良』は、文庫本としての書下ろし作品で2021年9月20日に刊行されています。主人公の巡査長「野路明良」は、姫野署開署に向け警察署内の最終確認を行なう臨時部署「開署準備室」の総務担当に配属されて着任します。「野路明良」は。全国大会で優勝するほどの白バイ隊のエースでしたが、同僚の運転する自動車事故で右手の指に後遺症が残り白バイから離れ異動となり、自棄になっていました。一方、信大山にて頭蓋骨に損傷がある白骨死体が見つかり、遺留品から12年前に発生した5億...
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投稿日 2021-10-13 20:05
神戸:ファルコンの散歩メモ
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ファルコン
初めて手にしました<竹田真砂子>の作品『白春』でしたが、面白く心に響く感動をもって読み終えました。本作『白春』は、赤穂浪士討ち入り300年に当たる2002年12月に単行本が刊行され、第9回(2003年)中山義秀文学賞を受賞、2021年9月25日に文庫本として発行されています。赤穂浪士の討ち入りを描い...
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投稿日 2021-10-10 20:05
神戸:ファルコンの散歩メモ
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ファルコン
7月21日より本日10月10日まで、東京・湯島の「国立近現代建築資料館」にて、『特別展「丹下健三1938-1970」戦前からオリンピック。万博まで』が開催されていました。2度の東京五輪の会場となった国立代々木競技場を中心として、前川国男建築設計事務所時代、会場マスタープランを担当した日本万国博覧会ま...
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投稿日 2021-10-05 19:05
神戸:ファルコンの散歩メモ
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ファルコン
第2回渡辺淳一文学賞を受賞した『マチネの終わりに』から2年ぶりになる<平野啓一郎>の本書『ある男』は、2018年9月に発行され、「第70回読売文学賞」を受賞、2021年9月10日に文庫本として発売されています。帰化した在日三世の弁護士「城戸章良」は、かつての離婚裁判の依頼者である「里枝」から、「ある...
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投稿日 2021-10-01 12:45
偶然の出来事や出会いをチャンスに
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中村祐美子
こんにちは♪台風が東北に近づいているせいか今日は朝からどんより曇り空です。各地で被害が発生しませんように・・・と祈るばかりです。 コロナ、緊急事態宣言等々、色々な想定外の事が起きるとちょっとした混乱が生じてしまいますが、そういう時、皆さんはどのように対処されていますか?私の場合、ちょっと気になる出来事があると、藁をもすがる思いで私は本を読んでしまいます。 今日はそんな日だったのかな。。。朝から、珍しく書籍においてある1冊の本に目が留まり、読みたくて読みたくて仕方ない衝動にかられました。そうなったらもう止められない(笑)。読みたいという思いと勢いに任せてページをめくり、1時間も立たないうちに読み...