<西山朋佳女流三冠>@棋士編入試験受験
7月
4日
4日、東京・千駄ケ谷の将棋会館で指されました第18回朝日杯将棋オープン戦1次予選の1回戦で<阿部光瑠(こうる)七段>(29)に勝ち勝利し、規定の成績を上げ、棋士編入試験の受験資格を取得した<西山朋佳女流三冠>(29/白玲・女王・女流王将)は同日午後、編入試験を受験する意向を日本将棋連盟に伝えています。<西山朋佳女流三冠>は女性初の棋士を目指します。
女流棋士が棋士編入試験を受験するのは、令和4年の<福間(旧姓:里見)香奈女流五冠>(32/清麗・女流王座・女流名人・女流王位・倉敷藤花)次いで2人目になります。
日本将棋連盟によりますと、棋士になるには養成機関「奨励会」に入って四段に昇段するか、棋士編入試験を受験・合格する必要があり、これまで女性の棋士はいません。受験資格を得るには、男性棋士が参加する公式戦で10勝以上し、かつ勝率6割5分以上の成績を収めることが条件です。<西山朋佳女流三冠>はこの日午前の勝利で公式戦の直近での成績を13勝7敗とし、条件を満たしました。
<西山朋佳女流三冠>は今後、同連盟に正式に受験申請を行ないます。その後に行われる試験では棋士5人と対戦し、3勝すれば合格し、棋士となります。