スポーツコミュニケーションアドバイザー
夢実現サポートコーチ 村井大輔です。
選手に対して「指示や命令、アドバイスをする」のと、「質問をする」のとでは、どの様な違いがあるのでしょうか?
そもそも質問をすることで何が変わるのでしょうか?
今日はそんなことを書いてみたいと思います。
選手に質問をなげることで、良くなる3つのポイント
「今日の練習で一番意識したところはどこ?」
例えばこのような質問を、チーム内で選手にしてみるとどんな答えが返ってくると思いますか?
「今日は、右足をスムーズに動かすことに意識しました!」
「あまり考えていませんでした」
「・・・・・・・・(無言)」
答えがどの様なものかはわかりませんが、選手はみんな必ず「考える」ことをしてくれます。
では「考える」ことでどんないいことが起こるのでしょうか?
フックがかかる
選手の頭の中で「どこに意識したんだろう?」「どこを意識するとよかったのだろう?」「どこに意識を向けたら上手くなれる?」
「意識」という言葉にフックがかかります。
指導者からの質問に「・・・・」答えられなかった選手も、家に帰ってテレビを見て「意識」という言葉が出た時、教科書を見て「意識」という文字を見た時など、いろんなときに考えてくれるかもしれません。
視点が変わる
今まで「練習でどこに意識を向けるのか」を考えたことがなかった選手が、視点を変えて考えるきっかけになるかもしれません。
視点が変わることで、今までとは違った「考え方」や「体の使い方」など、新しい気づきにつながりモチベーションもアップするかもしれません。
アンテナが立つ
そもそも、「意識」などという言葉になんの興味も示さなかった選手が、「意識」という言葉に敏感に反応するようになります。
反応が起こることで、今までには見えていなかったものが見えるようになるかもしれません。
質問がなぜ必要なのか?
一方通行の指示や命令、アドバイスは、時には有効ですが、指導者の言葉以上には発展しにくいものです。
しかし、選手に「質問」をなげ、考えさせることができれば、思いもよらない答えが出てきたり、角度が違う答えにつながる。もしかすると、指導者以上の発想が出てくるかもしれません。そうなると、チームの成果にもつながりますね。
まとめ
質問をすることで、選手の無限に広がる発想力
- フックがかかることで何度も考える時間ができる
- 視点が変わることで新しい発想につながる
- アンテナが立ち今まで見えなかったものが見えるようになる
一方通行の指導から、質問して答えを探し考える双方向の指導を取り入れることで、選手の無限の可能性を引き出すことができるようになります。
可能性を引き出す指導をしてみませんか?
夢実現サポートコーチ 村井大輔
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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Coaching office TAYANGLE代表 村井大輔
JSCA認定 スポーツコミュニケーションアドバイザー
https://sportscoaching.jp/sc0085/
銀座コーチングスクール認定講師〈心斎橋校堺教室〉
認定プロフェッショナルコーチ
JADA協会認定 SBT2級コーチ
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