タカマ二次小説、澪標シリーズ第三部「廻り舞台と紡ぎ歌」で
橋姫様が、というか、漆黒の奏者(ハル・シテナ)様が奏でる楽器。
竪琴だのハープだのと紆余曲折した上で、
二胡に辿り継いだけど。
原点は、「和琴」です。
澪標シリーズの原点。
宇治の橋姫。
源氏物語宇治十帖。
「廻り舞台」における橋姫誕生の逸話は、
多分に犬夜叉の奈落誕生の影響受けてますが、
それだけじゃないんだ。
「あさきゆめみし」で私が好きなキャラ。
現代的で芯のあるおてんば娘、
雲居の雁ちゃんも大好きなんだけど。
いわば彼女とは正反対キャラ、
浮舟さんが美舟のモデルです。
雁ちゃんと違って、
か弱い小舟のように流されまくる浮舟さんだけど、
でも結局、最後は彼女なりの意地を通す。
そんな女性に惹かれるのかもね。
美舟の名前の由来は、響きが好きだったからと、
たまたまその響きや雰囲気が「浮舟」や「貴船」と似ていたから。
実は、三船美佳さんのお名前にヒントを頂戴しました。
船の字を舟にしたのは、浮舟のように、小舟をイメージする名前にしたかったから。
橋姫様とゆかりの深すぎる貴船神社を連想する名前だったのも、
すごくマッチしているように思えて、これだ!となりました。
もはや、得体の知れない老婆と化してますが(苦笑)
生前の美舟さまは、とてもたおやかで美しい女性なのですよ。
字が、違うけど。
意味も、微妙に違うけど。
でも、結局は「うたかた」ってことなんだよね。
全部、媒体は違っても、形状は違っても、
内包しているイメージに共通のものがある。
この曲、中ツの颯太くんにぴったりで。
胸がきゅっとなる。
正確には、古語にヒントをもらった。
陽炎、サブタイトルにも古語使っているんだし、
うん、なんかすごくいい気がする。
陽炎、行き詰った部分はなんとかなりそうなんだけど。
既存作品と重複する話のタイトルをどうしようかと悩んでいる。
せっかくアングルや濃淡を変えたのに、既存作品と同じタイトルだと、
おもしろくないし。
かといえ、良いタイトルも浮かばなくて。
思案中です。
澪標シリーズの第三部「廻り舞台」でもそうだし、
現在改編中の澪標シリーズ第一部「夢で逢えたら」や、
現在執筆中の片影シリーズ第二部「陽炎」でもそうなんだけど。
時系列などの関係で、別作品で既出のシーンを書くことがあって。
極力、視点や濃淡を変えるようにしているんだけど。
別作品では那智視点だったから、こっちでは颯太視点、とか、
別作品でじっくり書いているから、こっちではあっさり、とか。
その作品の中でのそのシーンの位置づけによって、
切り口や濃淡を変えるようにしているんだけど
これが案外難しい(苦笑)
難しいなぁと思いながら、この曲を聴いています。
琴音さん、音楽チャンプの時から好きです。
設定資料読み返して思い出したけど。
もともと、奏でる楽器は「竪琴」だったんだよな。
いわゆるハープ的なものをイメージしてた。
でも、いちいち毎回毎回、川岸に運ぶの大変じゃね?って思って。
もっと持ち運びがしやすい楽器を、と思って。
音色も、どんなのがいいだろう、とあれこれイメージ膨らましてたら、
この音色に出会った。
もう、これしかないと思った。
久しぶりに「廻り舞台」書いてたら、
オリキャラのキャラ設定が
迷子になっていることに気づいた(笑)
あれだ。桔梗のイメージで書いている部分と、
とにかく桔梗のイメージから離れようとして
不思議ちゃんキャラにしようとしている部分があって、
地に足がついてない(笑)
そういえば、それで行き詰って、
最終的に「黒猫」で行こうとしてたんだった。
すっかり忘れてた。
課題はいろいろあるわけだけど、まずはこれが気になる。
澪標シリーズで、伽耶姫が緊急時に手紙を送る手段として、
架空の鳥を伝書鳩のエキスパートとして登場させたけども。
通常時及び一般庶民はどうしているんだ……?
飛脚が運ぶの?それとも、郵便制度が整っているの?
みんな伝書鳩を持ち歩いているわけじゃないよね?
ちなみに、伽耶姫が使った伝説の霊鳥「鴒(レイ)」のモデルは、
十二国記「書簡」に出てくるあの鳥です。
銀の粒を餌にして、「声」を届けるという、あの鳥。
名前がわからん(笑)
あと、ハリポタのヘドウィグも混ざってるかな。
見た目はかなり鳳凰を意識してます。
庶民には手を出せない、伝説の霊鳥なんで。
……で、一般庶民はどうするの?という件(くだん)の疑問に戻る……。
それは、私の二次小説の処女作であり、
澪標シリーズ、礎シリーズ、片影シリーズ全ての原点とも言うべき作品。
「夢で逢えたら」。
まさに、全てはここから始まった。
……んだけど。
その後の話との矛盾がハンパない……。
正直、これ以上、この話をこのままの形でベースとして据え続けるのが難しい。
でも、「廻り舞台と紡ぎ歌」はまさにこの話がベースなわけで。
「夢で逢えたら」最大の謎、タカマ颯太はどこで何してるんだよ!?ってのが、
この作品のベースなわけで。
にもかかわらず、ベースがおかしいから、
「廻り舞台」もなかなか地に足がつかないんだよね。
地に足を付けようとして、礎シリーズ書いたり、
片影シリーズ書いたりしているわけだけど。
外堀は埋まって来たのに、肝心のところが浮いている。
「それは蛍のように」との整合性はついても、
「夢で逢えたら」との整合性がつかない。
むしろ、整合性を付けようとする方が無理。
ここはいよいよ、
夢逢えの改定に手を付けるタイミングになりつつあるんだけど。
でも、どうやって(笑)
この曲聴いたら、構想がぱあっと浮かんで筆が進んだ。
「それは蛍のように」に続く、颯太の心情を書けた気がする。
あとは那智の気持ちと、「夢で逢えたら」につながる颯太の気持ち。
澪標シリーズに向けて、着実に進んでます!
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