劇場版公開時に興味を持ち、その後もなんとなく気になってはいたものの、見ないままになってしまっていた作品。
ようやく、劇場版&アニメ版を見ました。
劇場版は、アニメ版の総集編+αって感じですね。
アニメ版を見て思ったこと。サブキャラ達がものすごく切ないよぅ。。。
メインのふたりよりも、サブキャラたちに感情移入して見てました。
こういう、登場人物すべてにそれぞれの魅力が詰まってる作品、大好きです。
逆に、脇がお粗末で、メインに感情移入できなきゃアウト!!って感じのお涙ちょうだいものは苦手です。
ええと、話を元に戻して……。
見る前は、ヒロインの亡霊が、主人公にしか見えないっていう設定、知らなかったんですよ。
だから余計に、その設定ゆえに起こるいろんな葛藤に引き込まれました。
人間模様というか、心理描写っていうか。
なんか、すごくおもしろくて。
うわぁって胸に迫るものがありました。
なんとなく、「北のカナリアたち」や「十年後の卒業文集」に似てるなぁって思った。
ある事故がきっかけで、心に傷を負い、疎遠になってしまった子どもたちって設定とか、
その数年後に、それぞれが当時の思いを吐露していく過程とか。
すごく、おもしろかったです。
相変わらず、くだらない部分もあったけど(笑)
全体として、ものすごくおもしろかった!!
ラストでようやく、「ああ、そうか!だから月光が主題歌なんだ!!」って思った。
ラストの上田の表情がもう、何とも言えず、うるうるうるうる(ノд
はっきり言って。
ジブリ作品独特のドキドキ感、わくわく感は一切期待してませんでした。
だって、それを脱却しようとして作った作品だと思うし、
それを期待したら後悔する、というレビューを目にしていたから。
だから、そういう“ジブリらしさ”ではなくて。
少女の心の内面を、その変化を、繊細に描いた作品だと紹介されていたから。
そこを期待して見に行ったのに。
見事裏切られました。よかったのは、映像がすごく綺麗だったことだけ。
夜の入り江、めちゃめちゃ綺麗でした。
なんていうか。アンナの心の葛藤がなさすぎる。
サイロのシーンが薄すぎる。
そこ、重要でしょ!?もっと盛り上げようよっ!!って言いたくなる。
あと、「和彦」の扱いが雑。「和彦」に対するアンナの思いも雑。
なんで、マーニーが自分を和彦と勘違いすることにもっと戸惑いと苛立ちを覚えないのかがわからない。
マーニーの、「だってあのとき、あなたはいなかったもの」のセリフが生かしきれてない。
アンナがなぜマーニーを許せるのかがわからない。
マーニーと和彦が結ばれる過程も意味不明。
もっと、もっと、描いてほしかった。
もっと、もっと、“みせて”ほしかった。
描き方次第で、みせかた次第で、絶対にもっとおもしろくなる。
そんな作品。
ディズニーのすごさに圧倒された。
しょっぱなから涙腺ゆるゆる。
もう1回見たい。何度でも見たい。
そんな映画でした。
ふと目に入った、かわゆいイラストに惹かれて、手に取ったDVD。
あらすじ的にも、これは絶対、私好みの代物。
だって、上代と現代が入り混じる世界観に、母を捜し求める幼子、
妖怪に憑りつかれっちゃったっぽい青年と来たら、あんた・・・!!
ただひとつの問題点。
それは、化け蜘蛛が出てくるということ。(←蜘蛛嫌い)
いいのか?本当にいいのか?化け蜘蛛が出てくるんだぞ?
たとえどんなに娘蜘蛛がかわゆくても、母蜘蛛はきっとキモいぞ?
いいのか?それでも本当に見るのか?
と、自問して。一度か二度は、手に取ったDVDを棚に戻して。
んで、 やっぱり見るっ!!だってかわいいもんっ!!
話的にもぜったい好みだもんっ!!
で、レンタル決定(笑)
借りてよかった蜘蛛ん式。
もうね、超おもしろかったっ!!
よくもまあ、これだけのものを26分でまとめたこと。
衝撃のラストに ええええええええぇぇぇぇぇっ!? ってなって。
よもや、おまえもグルかぁぁぁ・・・!???ってなって。
ヒロインのキャラクターボイスが下田麻美さんだったことをエンドロールで知り、
間髪入れずに、そのまま二度見(笑)
後味は非常に悪いですが。
製作スタッフの「ホラーを描きたかった」って言葉に納得。
だったら、それもアリだよね、って思った。
こんだけ後味が悪いのに、こんだけ余韻に浸れる作品は初めて。
超おもしろかったです
以下、私が映画から感じ取ったこと。
ネタバレ及び勝手な解釈含みます。
* * * * * * * * * * * * * * * * * *
姫が月から地上に降ろされる遥か前。
姫はもともと、地上で暮らす人間だったんじゃなかろうか。
人生の喜怒哀楽を経験し、生きているのが嫌になり、
自ら死を選んでしまった。
そして、「月の世界」の住人となった。
そこは、穢れも哀しみもない、清らかな死後の世界。
しかし、自ら死を選んだ姫は、「罰」を受けることになる。
それは、自ら逃げ出したその場所で「生き直す」こと。
それは「罰」でもあり、「チャンス」でもある。
そのことにさえ気づかぬまま、「穢れた」地上で生きること。
それが彼女にとっての「罰」。
そして、彼女が再び「死にたい」、「こんなところにはいたくない」と思ったとき、
「チャンス」は奪われてしまう。
その後、感情にまみれて生きることを望む自分に気づいても。
生き続けることを欲し、どんなにそれを願っても。
「月の世界」すなわち、「虚無」にも似た死後の世界に連れ戻されてしまう。
そんな物語なんじゃないか、って思った。
私が感じ取ったことは、監督が描こうとしたこととは違うかもしれない。
でも私は、自分が感じ取ったことを大事にしたい。
その上で、もう一度見たいな~と思う。
期待せずに見たら、結構おもしろかった。
いやはや、過去の描き方が絶妙ですな。
この段階で巴さん出すんだ~、とか思って見てました。
あと、見る前はミス・キャストだと思ってた蒼井優が意外といい味出してた。
輪郭的に絶対斎藤さんじゃないっ!!って思ってた江口洋介は、
やっぱ新撰組時代はどう見ても斎藤さんじゃなかった(笑)
でも、警官になって髪型変えたら、意外とぽかった。
アクションシーンは現実離れした動きもあったけど、
テンポがよくて心地よかった。
ただ、刃衛との対決シーンにはもっと時間割いてもよかったんじゃない?
あそこがクライマックスでしょ。
流浪人から人斬りに変わる過程とか、それを目撃しちゃった薫ちゃんの心境とか、
人斬りから流浪人に戻る瞬間とかをもっと丁寧に描いてほしかった。
おぼろげな記憶ながら、アニメのあのシーン好きだったんだよなぁ。
遙 洋子さんのエッセイ。
私がこの本を手にしたきっかけは、
「家事って苦手だなあ…」ってとこから始まって、
「結婚ってなんだろう」、「女子力ってなんだろう」、
「幸せってなんだろう」って疑問が頭の中をぐるぐる回りはじめたこと。
この本を読んで、ずっと漠然と感じていた違和感の正体が、
わかった気がする。
すごくおもしろかった。
答えが見つかったわけじゃないけど、手がかりをもらえた気がします
さとみちゃんは好きな女優さんの1人。
演技派だなって思って、注目してた。
この人の生き方や考え方を知ったら、
「私もこの人のようになりたい」っていう、
目標みたいなのを持てるかな。
そしたらもっと、りんとした生き方ができるかな。
そう思って、このエッセイに手を伸ばした。
得られたものは、思っていたものと少し違った。
でも、大事なものが詰まってた。
この本のタイトル、「moi」は、
フランス語で「私」とか「自我」って意味。
自分探しの旅に出たさとみちゃんの言葉は、
涙が出てくるくらい、共感するものばかりだった。
さとみちゃんが見つけた答えを、
私も私なりに見つけたいと思った。
そう思ったことがきっと、私の扉を開く鍵のひとつになった。
「明日、世界が滅びるとしても、君は今日、りんごの木を植える」
すごく、印象的な言葉です。
「後悔しないように生きなさい」ってそのまま言っちゃえば、
単なる綺麗事みたいに聞こえちゃうのに。
この言葉は、なぜか、ストンと胸に落ちる。
そのくせ、重たく響いてる。
重たいけれど、味わい深い。
そんな映画です。
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