青臭いけど人情味があって、
責任転嫁や自己嫌悪を繰り返しながらも
一生懸命歩いていくゆりちゃん。
そして、そんなゆりちゃんを疎みつつも放っておけず、
複雑な感情をないまぜにしながらも
正論を突き付ける継母、響子さん。
前者の生き方には共感を覚え、
後者の言葉や態度には納得させられたり惹き付けられたり。
顧問税理士さんの「人間は割り切れない」って言葉も印象的でした。
おもしろかったです。
近年のディズニー作品のような、
独特の絵(?)が好きじゃなかったので、
特に期待はしてなかったのですが。
話題作ということで地上波で鑑賞。
意外に、というべきか、さすがに、というべきか。
かなりおもしろかったです。
「天空の城ラピュタ」や「もののけ姫」、
「新世紀エヴァンゲリオン」や「緑の森の神話」、
「夢幻伝説タカマガハラ」等を良い感じにかけ合わせたような印象を受けました。
3Dで見たらすごい迫力だろうな。
服部まゆみさんの小説。
私に 読書の醍醐味を思い出させてくれた作品。
前半の幻想的な世界と中盤の見事すぎるどんでん返し。
ファンタジー好きの私を序盤から掴み、
中盤で一気に引きずり込んだ。
ものすごくおもしろかった。
地上波で見たものを含め、
H23年(春以降)に見た映画の中で一番おもしろかった。
人の生き死にの描き方もそうだけど、
主人公とヒロインが安易には結ばれないのも好印象。
安易な恋愛ものには疑いの目を向けてしまうもので(^^;)))
(だから、会ってすぐに結ばれて、一緒に逃亡劇を繰り広げた末に、
「やっぱり悪人だったのよね」で終わっちゃう「悪人」は超期待はずれだった)
このどこが、児童文学なんだ…。
アニメ化よりむしろ、実写で映画化してほしい。
かなり見応えのある作品になると思う。
…アニメでは、エリンの母ソヨンが死ぬシーンで物議を醸したらしいけど。
私には、完結編のラストの方が衝撃的。
どんでん返し、意外な結末、というのとは程遠く、逆に何があってもまっすぐズシンとぶつかってくるような、そんな終わり方でした。
…ジェシの教壇姿に、「博士の愛した数式」のルートの教壇シーンを思い出した。
何気ない仕種や言葉や表情が、深い意味を持っている、
味わい深いドラマ。
無邪気な表情から一転して、
くしゃっと歪む継美の泣き顔。
周りを嘲笑い、自分自身を嘲笑うかのような怜南の母、仁美。
自分は犯罪者だと、
傍観者が犯罪者になっただけなのだと明かす奈緒に、
それなら自分は共犯者だと笑う葉菜。
敵とも味方ともつかない記者、藤吉の言葉にも重みがあります。
もう一度最初から見たら、また別の見方ができるのでしょう。
不安で焦って、どうしようもなくて、消えてしまいたくて。
そんな時に聞いたからか。
脳天ぶち抜かれたかのような衝撃を覚えました(笑)
シングルverは、躍動感溢れる力強い曲調、
アルバムverは、胸に染み込んでいくようなバラード。
過激な言葉が並んでいるだけに見えるのに、
こんなにも胸に突き上げてくるのはなぜだろう…。
アニメ見てマジ泣きした…。
嫉妬や葛藤の末に。神の一手に続く道を、ヒカルとその他大勢の棋士に託した佐為。
その一方で。
佐為を捜して捜して捜し回って。
佐為が消えた理由を、自分のせいだと己を責めて。
碁を打つことさえ、打ちたいと願うことさえ、罪だと己を戒めて。
けれど。
そんなところにいたんだ…。
ヒカルの中にいる、というのは察しがついていたのですが。
そればっかりに気を囚われていて。
「そこ」に気づかなかった。感動です。
朝日放送開局50周年記念企画として2006年に放送された、
三浦綾子さん原作、石原さとみちゃん主演のドラマです。
凍っては溶けて、溶けては凍る。
氷点と融点はおんなじ温度。
愛と憎しみも、同じかもしれない。
ふと、そんなことを思った。
ふたりの母親が思いをぶつけ合うシーンと
流氷が燃えるシーンが印象的。
元ちとせの歌う主題歌、六花譚も大好き。
この作品に溢れる“想い”に涙しました。
決してハードボイルドではなく、単なる悲劇でもなく。
じんわりと心に染み入るような、
あたたかくも切ないハートフル・シネマ。
是非、多くの人に見てもらいたい作品です。
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