【アメリカの扇風機の公式】
音:日本の扇風機×10
風:日本の扇風機÷10
日本の扇風機って、オンにすると、まず「弱」で次が「中」そして、一番最後が「強」ですよね。
でもアメリカの扇風機ってほとんどが、まず最初がいきなり「強」なんです。電化製品も辛かろうに、ゼロで休んでいたのに、つけるや否や最強パワー出さされて、次が「中」、そしてせっかくこなれてきたのに最後が「弱」なんですよ。
同じことがガスコンロにも言えます。
火が点いてない状態から、ひねったらまず最初が「強」ですよ。私がガスコンロだったら「俺休んでたのにいきなり何さすんですか!」とか言いそう。そして最もひねった状態が「弱」。だから弱火で煮ものとかしてて、消そうと思ったら、「強」を通らなきゃ切れないので、最後に怒ったようにボワ!と強い火が出ます。
日本人だと、やっぱり順序を追って、切れた状態から弱火になり、中火になり、強火に!っていきたいですよね。そしてこういうところにアメリカ生活の縮図があります。なんだか違和感あるけど、へえ、おもしろいね、異文化…こんなこともちろん何のストレスにもならない――はずが、150個ぐらいたまった時に急にグタっと来るのです。
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この前のブログでラスベガスの電気代について書きました。
https://jp.bloguru.com/RuCommunications/336014/2018-10-31
とにかくラスベガスでは夏の電気代が高い、それは気温が50度近くなるため、24時間冷房を切らないからです。そんな中、「つけっぱなしの方が絶対に電気代が安いから!」と100人中99人に説得される勢いでしたが、我が家は村の掟(?)を破って、涼しい夕方から冷房を止めて窓を開け放ち、外の風を入れて過ごしました(夏のど真ん中は夕方や夜も暑いので無理ですが)。その結果、なんと冷房代はラスベガスでは奇跡と言われる低額請求、125ドルを実現しました。
そのカギはやはり
①外が涼しい時に開ける(外が暑い時だと、また家を冷やす電力がかかってしまう)
②切るときは5時間ぐらい切る(短い時間内に切ったり付けたりすると、無駄に電気代がかかる)
でもこの低額請求を実現した、もう一つの大きな鍵は、私は「家の造り」にあると思うのです。
夏の電気代がひと月350ドルにも上る義兄夫婦の家は築50年。この夏、1カ月間居候させてもらいましたが、冷やしても冷やしても冷えない!ガンガン冷やして天井のファンをぐるぐる回しても冷気がもれていきます。
一方で我が家は築3年。新しい壁、床、天井は素晴らしいなあと思います。なぜなら密閉された家の中に冷気が急速にたまり、しかもなかなか逃げないのです。じゃあうちの125ドルというのは、単に家が新しいから実現したのか?と思い、全く同じ年式、造りの家に住むご近所さんに電気代を聞いてみました。
・夏場はエアコンの温度設定を絶対に変えない、絶対に消さない派のAさん宅:ひと月250ドル
・時間帯によって温度設定を低めにしたり高めにしたりする派のBさん宅:ひと月210ドル
という結果でした。
さすがに夕方から切っている我が家は最低金額でしたが、やはり家が新しいと、軒並み電気代が低くなるようです。
といってもアメリカの新築の家といえばほぼトラックホームで、つまりお隣の家も前の家もうちとほとんど一緒の造り。間違ってお隣の家に帰ってもおかしくない感じでです。
古い家は同じ町内でもそれぞれ違ったデザインで、個性があります。私は古い家が良かったんですけどね。でもやはり義兄の古い家で、つけてもつけても冷えないエアコンを体験してしまうと、貧乏人は新しい没個性の家で良かったのかな?と思います。
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ラスベガスでは皆さん、24時間、夏じゅうエアコンをつけっぱなし、というのが一般的です。
切ったり付けたりする、なんていうと、アメリカの皆さんからほぼ100%噛みつかれます。
「そんなことしたら電気代が高くなるよ!せっかく冷えた家をまた冷やすから、電気代がかかるの!」。
そこでうちの義姉家族の家の夏の電気代を聞いてみると、なんとひと月350ドル!日本円だとほぼ4万円ですよ!でもさらに強者もいて、800ドル、1000ドルというお宅もありました。彼らの家は、もちろん昼間の誰もいない間もガンガンエアコンをつけています。
そして皆判で押したように「絶対に消しちゃだめよ!」と言います。
たった一人、電気代が100ドルちょいというご夫婦に出会いました。
彼らいわく「昼間、仕事に出て誰もいないのでエアコンは切っています」。
うーん、「つけっぱなしは安い」説は本当なのでしょうか?
日本の検証番組では、エアコンによっては○時間以上外出するなら消した方が良い、○時間以内ならつけっぱなしが良い、という結果を紹介していましたが、家の造りやエアコンの種類、メーカーによって随分変わってくるそうです。特にアメリカは日本と違って、家全体を冷やすセントラルエアコンなので、確かに一度建物が温まると冷やすのがどえらく大変なのかもしれませんね。
それで我が家なのですが皆のきつい言いつけを守って24時間つけっぱなしにしようと思いましたが、夕方はそんなに暑くなかったので冷房を切って、外の涼しい風を家に入れることにしました。「そんなことしたらダメーっ!電気代が高くなるよ!」っと皆から怒られつつも、私には外の方が涼しいのに家の中を冷房で冷やすというのが、どうもしっくりこなかったのです。
そして昨日、ついに電気代の請求書が来ました。皆の予想では、付けたり切ったりしている我が家の電気代はスーパーハイ。
しかし結果はなんと、125ドルでした。
そりゃそうよね。夜は涼しい風を取り入れても家の中は涼しいまま。涼しいままだから、特にエアコンががんばって冷やすこともない。砂漠地帯の夏に125ドルとは奇跡だそうですけど、単に涼しい夕方から切っているだけです…。
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↑手前中央はバースツール。一度ぐらいは座ってカクテルでも飲みたかった…。
ラスベガスに移転して気付いたことですが、とにかくこちらでは携帯電話の警報がよく鳴ります(ベーグル屋さんで隣り合ったかわいい女性が言うには、それは「夏の間だけ」だと。本当だったらいいのですが)。こちらに来て最初の1カ月間は実に3日に1回は警報が鳴っていました(そういえば夏が終わったら鳴らなくなった!)。
どのような警報かというと、砂嵐警報だったり、ゲリラ豪雨警報だったり。
ある夜、暑さしのぎに義姉夫婦と一緒にデザート屋さんでハロハロ(フィリピンのかき氷)を食べていたら、皆の携帯が一斉に鳴りだして、取り出して見てみると「砂嵐が来るから、避難してください。Stay Alive」。
なにそれ、何も起こってないじゃん、と窓の外を見ていると、みるみるうちにトルネードのような風が吹き始めました。20分ほどして収まってきたので義姉の家に車を走らせると、折れた街路樹や誰かの家のトランポリンが道を遮断。ようやく着いた義姉の家はすごい惨状で、玄関外の棚や椅子が全部飛ばされていました。しかも家の中に入ってみると、寝室の外付けドアが嵐に押し開けられて、寝室が泥だらけ。
私たちも慌てて、まさにその日に入居したばかりの新居へ向かいました。するとあらら~。庭にあった素敵なバー付きガゼボがボキボキに折れて、家の塀にぶつかってべしゃんこになっていました。4つの足に大きな砂袋がかけられていたのですが、そんなのあの砂嵐にとってはアリンコほどの重さだったようです。ガゼボの中にあった椅子も吹っ飛び、芝刈り機、肥料が入れられた棚も肥料ごとぶっ飛んでいました。
ガゼボはとても美しく、中にはメイソンジャーの形をしたお洒落なライトが張り巡らされ、植物が飾られた丸テーブルに5つの椅子、バーカウンターには2つのスツールが置かれていました。が、今はこの↑惨状(写真)。
壊れたガゼボを見ながら悲しそうに「1回ぐらい座りたかったね。1分でもいいから座りたかったね…」と呟く夫を見て、思わず笑いがこみあげて、ついには2人で大爆笑しました。
知り合いが教えてくれたのですが、中国の方々は「悪いことと良いことは同じ数来る」と信じているそうで、良いことを起こすために、あえて小さい傷を体につけて「悪いこと」を終わらせるのだそうです。入居当日に素敵なガゼボがボキボキになったのは残念ですが、きっと大きな良いことが待ち受けていますよね!
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↑昨日のムームーパーティー。日本にいるときも私の友達は皆、大らかで優しい人ばかりでしたが、アメリカでもそのような友人ばかりです。大らかで気楽で、誰のこともジャッジしない――お互いに間違うこともいっぱいありますが、いつも爆笑して終わりの私たちです。
どうも前世がかなり孤独だったらしく、私には友達という存在が異常なほど?ありがたく思えます。
十代のころ、友人と車に乗って遠くの山に流れ星を見に行ったとき、流れ星スポットに行くことよりも「私には静かな星空を一緒に眺められる友達がいる」ということが感動的でなりませんでした。そして星が流れたと無邪気に喜ぶ友人の横顔を見て、くすくす笑ったものです。
その感動は今も変わらず、特に、待ち合わせした場所に車で向かっているとき、不思議な喜びでいっぱいになります。「あの場所に私の友達が来るんだ。同じ時間に、同じピンポイントに来て、私たちは会う」と考えると、奇跡のように思えるのです。だって、約束しなかったら会えないですよね。二人でそう決めて、その場に行くって、まるで男女間の両想いのような奇跡じゃないですか^^?
昨日、私は280マイルの距離を超えて友人に会いに行きました。そこには他の会いたかった面々もいて、やはり壮大な奇跡のように感じました。
でもこんなに毎度毎度、友達に会うたびに感動するなんて、あり得るでしょうか^^?私は最近、前世を疑っています。前世で無人島に島流しにでもあったのでしょうか?相当孤独だったのでしょう。
実は子どものころ、童話『星の王子さま』の絵を見て胸が苦しくなった記憶があります。誰もいない星にぽつんと佇む王子さま…その孤独を思うとページをめくることができませんでした。だから本の虫の私ですが、あの物語は読んでいません。さらには目をつぶってシャワーを浴びたりエステサロンの美顔で目をタオルでふさがれたりすることも私にはできません。目をつぶって暗闇が目の前に広がると、途方もない孤独を感じて息が苦しくなってしまうのです。
私には恐怖症が多く、日々、とても不自由に感じるのですが、友達をありがたいという思える病気やトラウマなら残しておいても良いかな?とも思います(そう考えられないほど孤独が辛い日もありますが…><)。だから私が友達に尽くすとき、それは本当にただいてくれるだけでありがたいから、それだけで十分なギフトだから、何のお返しもいらなくて、ただ感謝の気持ちでいっぱいで尽くしているのです。
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「あんたの犬、思わず殺そうと思ったけどさ」。そう言われて始まった、お気に入りのキスの話があります。
8年前、ロサンゼルスの東の街に引っ越したとき、困った問題が起きました。私が日本から連れてきた琉球ミックスの黒い犬、アルジン(女の子)が、隣に住んでいる白人のおじさんにやたらと吠えるのです。そのおじさんは、とても怖い感じの猟師さんでした。初めて挨拶した私につかつかと歩み寄り、銃を打つ構えをしながら「あんたの犬、思わず殺そうと思ったけどさ」と言ったのです(怖!)。
凍り付いた私の顔を見て吹きだしたおじさんは、「でもマリア(奥さんの名前)がおやつをあげてお友達になりなさいというから、これからそうするぜ」と続けました。それ以降、おじさんは、鯉の池にどどーっと餌を投入したトランプ大統領ばりに、自腹で買ってくれたミルクボーン(犬用クッキー)を我が家の庭に大量投下。その甲斐あって、単純なアルジンはあっという間に、おじさんの姿を見かけるとワンワンではなく、クンクーンと鳴くようになりました。
ある日、おじさんが家に訪ねてくると、アルジンはドアに向かって走り、しっぽを振って迎えました。するとおじさんはアルジンをひょいっと持ち上げ、その小さな額に「チュ!」。隣の家の犬にキス!なんてワイルド!という驚きもありましたが、そのとき、確かにアルジンの顔が驚いたように輝き、頬が赤くなったのが分かりました。日本で生まれ育った私もアルジンもアメリカ式の温かい洗礼にドギマギしながら、この国に馴染んでいきました。あのアルジンの戸惑って照れた顔を思い出すたびに、アメリカの人々の温かさに感謝する気持ちが生まれるのでした。
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追伸:弱気で会場のレストランに向かったら、今日は参加者少な目でした(といっても店の端から端まで巨大テーブルに陣取るポリカーピオ一家^^!)。着席形式だったから、仲良しの義お姉さんのそばにいられて結構楽しかったです^^★
とにかく親戚の多い我が家。ポリカーピオゴキブリ一家と名付けたいほど(←秘密^^!)、アメリカに何千人もの親族がいます。そのおかげで、あらゆる職種が親戚内でそろうのは(デザイナー、ウェブアナリスト、印刷屋、弁護士、科学者、プログラマー、とにかく何でも!)、私のビジネスにとっては素晴らしいことですが、とにかく目が回るほどにたくさんの人に会わなければなりません。
特にここ数日は親戚の赤ちゃんのバプティズム(洗礼式)があり、全米中から百人を超える親戚が集まっています(これで小規模な方…)。そして今回はたくさんの子どもに会ったのですが、ふと子どもへのハグは大人と同じでいいのか?と疑問になりました。大人の場合は肩を抱き寄せて頬にキスします(キスする真似でOK)。夫は久しぶりに会った親戚の子どもをぐいっとお腹の部分に抱き寄せ、背中をなで、とても温かいハグをしていました。しかし私は?言っても今会ったばかりの見ず知らずの子どもです^^!親し気に行くべきか、初めて会ったオバサンとして一定の距離を取るべきか。
結局は子どもが私の前に来るたびに、後者を取りました。もじもじしている子どもを前に、同じく内心非常にもじもじしたい私は、とっさに手を差し出して距離を取ったまま握手をしたのです。
それで帰りの車の中で夫に聞いてみました。あの挨拶で良かったのかと?すると答えは、「子どもはシャイだから、引き寄せて抱きしめてあげるのがいいよ。そうすると安心するでしょ?」でした。私こそ引き寄せてもらいたいぐらいの弱弱しい大人の私ですが、自分の弱気の中に閉じこもっていてはいけないと反省…。子どもを守る大人の立場からものを考えないといけませんね。
今夜も今から4日連続の4日目のパーティーです。1日目は元気いっぱい、2日目は疲労困憊。3日目には早退。そして今晩が最終4日目です。皆、とっても優しいのですが、やっぱり私はまだまだ異邦人。百人を超える仲良し団体の中に一人飛び込んで過ごすと、心が折れそうなほど疲れます。でも私もきっといつか、その仲良しの一人になれますよね。
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8月はダンスマンス!1カ月だけ、毎晩さまざまなダンスクラスに通うことにしました。
今週はサルサon1、チャチャ、バチャータ、サルサon2などのレッスンを受けました。
いずれも前半はソロダンスの振り付けをするのですが、ソロダンスで辛いのは、最初は一つの振り付けをして、次に二つ目の振り付けをし、さらに振り付けをのばしていって、最後には1曲分の振り付けにすることです。
周りは初心者、私はこっそり8年生(^^!)。動きはできるけれど、いかんせん記憶がついてこない!特に後半だけやって、さあ最初から通しましょう、と言われたときにはもう前半全部忘れているのです(涙)。
一方後半のペアダンスは楽ちんです。女性は男性のリードに従って踊るので、脳をすっかり休ませることができます。しかも教えてもらう振り付けは8年前に教わった基本のもの。まさに目をつぶってでもできます。しかし、振り付けを覚えられずに滅茶苦茶になってしまう超初心者の男性が気の毒で、「大丈夫、大丈夫」とフォローしたら、「君が僕の顔をもっと見ないからできなかった。次からきちんと僕の顔を見てよね」と逆に指導されてしまいました(汗)。
でも8年間やって調子に乗ってるところ(悪ノリしているところ)で基本を習うというのは、とても良いことですね。正統派を復習することで、自己流ダンスがまともになる?気がします。
また、ロサンゼルスのサルサはon1というステップで、私はそれしか知りませんでした。それが昨晩初めて、東海岸のサルサon2というのを習って本当に驚きました。はっきりいって「別物」です。なぜ同じ名前が付いているの?と言いたくなるほどに別のステップ。on1は両足をそろえた状態から右足を後ろに出し、またそろえ、次は左足を前に出し、またそろえ、の繰り返しです。on2は逆に右足を前に出すことからスタート(そこからもう混乱)。そして途中で足をそろえないで、まるで歩くようにステップを踏むのです。on2はもう習いたくない…と思いましたが、スウィングやハッスル、ディスコのステップと同じ(私は不得意)だと義姉が言うので、来週も受けてみるか、悩み中です。
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夜のラスベガス
…なんのことかって気候のことです。
韓国のソウルに住んでいたころ、ある冬は零下20度にまで下がり、道路が全部凍っていしまいました。それでも若かった私は無謀にもハイヒールのブーツで出掛け、右足が滑った後に左足が滑り、その次についた右足が滑りっていう見事な氷のダンスを見せたこともありました。零下20度だと寒いのを通り越して、空気が痛いんです。だからこそ韓国で発達しているのがオンドル床。家の中に入ったら、床下に温水が張り巡らされた部屋の暖かいこと、暖かいこと!そこで学んだのは、オンドル床には、チョコレートの入った鞄を置いてはいけないということ。鞄の中でチョコがドロドロに溶けてしまって悲惨なことになります。
沖縄に住んでいたころには、台風のすさまじさに驚きました。なんと、風がドーン!と爆発物のように家に当たって音を出すのです。夜になり、ベッドに入っても、ドカーン!ドカーン!と風が家に当たる音と、家が根こそぎ吹き飛ばされそうな揺れが続き、生きた心地がしませんでした。そのとき、初めて見たのが、いつも勇敢な私の愛犬がぶるぶる震えている姿でした。私が怖がっている場合じゃないと思って、彼女を布団の中に入れて音が聞こえないように抱きしめました。何かを守ろうと思ったとき、自分の怖さが不思議と消えることを初めて体験した夜でもあります。いつも守られるばかりで、あの感覚を知らなかったのです。
ロサンゼルスの少し北側に住んでいたとき、体験したのは、季節風のサンタアナウィンドです。LAよりも、もっと激しいサンタアナウィンドがあの地域では毎年1回吹き荒れます。台風に似ているのですが、台風って右から吹くならずっと右から吹き続けますよね。でもこのサンタアナウィンドは右から、左から、上から、下から、前から、後ろから、ランダム過ぎる吹き方をするのです。こんな風が存在するのか?私の既成概念の中には、全くない風でした。
そして今、ラスベガスにいますが、気温がなんと50度近い!家の外に出るとまるで四方八方からヘアドライヤーの熱風をあてられているようです。息が100%完全にはできない。熱風にもまれて外出しなければならないので、私はとても家から出られません。しかもここには局地気候(Micro climate)というものが存在します。小さな街なのに、数ブロックだけ違う気候になります。一昨日は数ブロックだけに砂嵐警報が出て、そこには近寄るなと。また、その前の日には数ブロックに洪水警報が出ました。砂漠の街に洪水警報。空を見たら絵のような雨雲が遠くの空の上にあり、そこから暗い筋が束になって下りていて、ちょうどその下にいた義妹はずぶ濡れになってしまいました。ちょっと漫画みたいですけど。
というわけで、私の想像力って、全然現実からは遠いんだなと思う今日この頃なのです。住んでみて初めて分かることって結構ありますね。
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ソウルの南山タワー。夢のように美しい夜景。
渡米10年、苦節10年にして待望のマイホームを購入しました。
こちらに来る前は日本でやっていたビジネスがかなり好調だったのですが、渡米にあたりクローズ。その後、道端の草でも食べたいほどの極貧生活を送り、日系企業のバイトになり、マネージャーになり、2014年に独立してLLC(有限会社)を設立。ようやく10年前の位置に戻ることができました。リカバリーに10年!
極貧時代は113企業に応募しましたが、トイレ掃除から大学教授まで全部落ちて、「あ、のたれ死ぬかな?」と思ったりもしました。あのとき、助けてくれたのが今の夫です。スーパーに連れて行ってくれて、「好きな食べ物をカートに入れなさい」と言ってくれた夫は神の使いのように見えました。遠慮がちに、かつ大量に(^^!)果物やお菓子をカートに入れ、その日は久しぶりにお腹いっぱいになるまで食べたのです。
新しい家は3000スクエアフィート(約84坪)ほどで、2人で住むにはちょっと大きめにしたのは、仕事を手伝ってくれる皆や趣味の仲間が集える場所にしたいと思ったのと、フォスターペアレント(事情があって親と一緒に住めない子どもを一時預かる)を始めたいと思っているからです。でも私みたいに昼夜問わず働いている人間には無理かもしれませんね。まずはセミナーを受けてみて、私にその資格があるか探ってみたいと思います。
家といえば、韓国の下宿に住んでいたころ、最初の部屋は8畳ぐらいだったのですが、お金を節約するために6畳ぐらいの部屋に引っ越しました。その後、もっと狭くてもいけるなと思って2畳ぐらいの部屋に引っ越したら、両手を広げたら両方の壁に手がついちゃいました。布団を敷くだけでいっぱいの部屋。でも窓のふちに座ってソウルの丸い月と南山タワーを見つめると、誰よりも広い部屋に住んでいるような気持ちになりました。
今度住む家で、ウォークインクローゼットが韓国時代の最初の部屋より大きいのを見て、ふとあの頃の自分を思い出しました。特に、両手を左右に伸ばして、壁に手がついたと噴き出している自分です――そして家が狭かろうと広かろうと、あのときと同じように幸せな気持ちで住めたらなあって思うのです。
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