先週、ネバダ州の電力会社から住民に2日間の節電のお願いが来ました。こういうのって日本では経験したことがないのですが、18日と19日の午後2~10時だけ、「できるだけ」節電してくださいというゆる~いものでした。
ですがご近所アプリNextdoorを見ると「がんばって節電しよう!」という投稿まであって、アメリカ人にしては珍しく積極的でちょっと意外。しかしよくよく皆の会話を読んでみるとギャー、電力が足りなくなって突然停電になったりすることもあるようで、「46度の気温でエアコンが使えなかったら死んじゃうよ!」と皆、マジモードでした。
それならがんばらねばなるまい!
この8時間の間に市民がするべきこととして、まず‟エアコンの温度設定を高めにしましょう”というのがありました。日本では環境省が推奨しているのは28度で、うちもこれくらいです。しかしこの節電タイムでネバダ市民が推奨されたのは…「25.5度」。高めのはずなのに、逆にひくっ!普段どれだけ低くしているのでしょ!
また「ガスコンロやオーブンを使った料理は避けましょう」という項目も特筆すべき点です。これにはアメリカ住宅のポンコツぶりが表れています。まずオーブン料理好きなくせに、オーブンを使うと家じゅうが暑くなる可能性大(新築を除く)。ちなみになぜだかアメリカの換気扇というものは、音だけはテレビの声も聞こえなくなるほどうるさい割に、その多くが匂いや煙を家の外ではなく中に吐き出します。
なお、夕食時に火を使った料理ができないなんて言われたら日本では苦情が出そうですが、アメリカでは大丈夫。ハムとチーズをパンにぱたっと挟めば立派な夕食になるし、一方が専業主婦/夫であれテイクアウト率も高いので、問題なしです。
この2日間はなんだかむずむずとミートパイを焼きたくなったのですが、自分を抑えて、ゆるい節電期間を終えました。
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私とリチャードさんの対談もぜひ読んでください。
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私の顔写真が悲し気と不評ですが(汗)
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昨日、ご近所アプリNext doorを見ていたら、「売ります」コーナーに干からびた動物みたいなものがアップされていました。開いてみたら白い猫の死体!商品名は「本物の猫のミイラ」ですが、ミイラでも何でもない、単なる乾燥した新しい死体でした。
しかもその説明文がひどい。
「これは本物の猫のミイラです。1999年に発見されたもので、ギャグギフトとして私に贈られたものです。乾燥していて、臭いはなく、虫も付いていません。そろそろ次の猟奇趣味者にFluffyを渡す時が来ました」
まさかのギャグギフト。かわいそうな猫!
人間に見つけられるような場所で死んでいたなら、飼い猫だったのかもしれませんね。私の犬の亡骸がギャグギフトにされていたら呪いますよ(涙)。
せめて埋めてほしかった。それどころかタダでもらった物を$155で売ろうとしているさもしさよ。世の中には変な人がいますね。心の中で、天国の愛犬アルジンに、この子の世話を頼みました。
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ラスベガスの街はGPSが追い付かないほど、日々進化していっています。住宅地がどんどんでき、ピカピカの道路が日々どこかで完成。かくいう我が家も新興住宅地にあり、道路も家も、そして周囲の店も全て新しくてとても気持ち良い!
ところがこの地にもともと住んでいた動物にとってはどうでしょう。
ご近所アプリNexdoorには、私たちのせいで棲み処を追われたコヨーテの目撃情報が毎週のようにアップされています。コヨーテを住民が恐れるのは、ペットを食べられてしまうからです。中でも最近、ご近所さんにアップされた動画は衝撃的でした。住宅のドアのすぐ前を歩くコヨーテ、そして、その口元から大きな猫の死体がぶらさがっていました…。
ちょっと心配なのは、目撃頻度が今年、急増していること。以前はコヨーテが現れるのは大抵、住宅地から離れた人目に付きにくい場所と時間帯だったそうです。でも今年は朝9時、午後4時などに、住宅地のそばを歩いています。
家の庭は壁に守られているから平気だよ…と思いがちですが、コヨーテは2.5メートルの壁も楽々飛び越えられます。コヨーテがさらに多い地域では、壁の上にローラーを設置している家もあります(くるくる回るので、前足をかけたらつるっと滑る仕掛け)。
コヨーテの棲み処に住んでしまったことは謝ります…でも我が家の老犬を襲いに来たら、戦うしかありません…。
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心理学者・加藤諦三先生の大ファンで、「行動の裏側にある心理」を考えるのが好きな私。
前にも書きましたが、加藤先生の教えで最も印象的だったのは、「怒るのはOK」でも「怒り過ぎている」時は心の中に何かがあるというお話です。怒り過ぎている時は、その事柄よりも、むしろ全く関係ない自身の劣等感・嫉妬心・不満などに起因していることが多い、と。例えば激し過ぎる自粛警察などは、その典型的な例と言えるでしょう。
最初から話が横道にそれましたが、タイトルの「夫のボロTシャツ」話。結婚当初は「どうして独身時代のように素敵な服装をしてくれないんだろう。もう私にアピールする必要ないのね」なんて思ってしまったこともあります。でも、色々調べてみると、男性は結婚後は「家庭を守る、築くモード」に入るそうなんですね。そのため、ファッションは後回しになるとのこと。
つまり、夫がボロTシャツを着るのは、家庭を守りたいという男気、愛情の表れ(男性の皆さん、合ってますか~?笑)。
キムタクは1年に1回、全ての下着を捨ててしまうそうです。さすが、永遠のアイドル。でも我が家のアイドルは、家の中ではボロTシャツで良しとしましょ。
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8月20日、日本では滋賀県の東近江市が39.2度で最高気温だったそうですが、ここラスベガスでは、30℃台なら悲しいかな「ラッキー」という感じ…。午前中はどうには30℃台ギリですが、今日も午後には46℃まで上がります。
湿度が10%前後なのでジメジメという不快感はナシ。ただし乾燥+高温というのは、お肌には最悪です。外に出るとまるで巨大なドライヤーの熱風を浴びているような感じで、庭に濡れたタオルを置けば10分ぐらいでカラカラに乾いてしまいます。
そんなラスベガスは只今、「極度の高温警報」発令中。興味深いのは、日本の「熱中症警戒アラート」のように「熱中症」の文字が入らないこと。公共交通機関が日本のように発達していないアメリカの多くの都市では、人々は家のドア前から車に乗って目的地まで行くので、外を歩くという、もっとも熱中症になりやすい状況がさほどありません。
かくいう私はコロナ禍で外出頻度も下がり、かつどこへ行ってもエアコンが寒いほど効いているので、実はあまり暑さは感じず、逆に先週買ったサウナにばかり入っています^^!
サウナの話 https://jp.bloguru.com/RuCommunications/380713/2020-08-18
それにしても先週、ここから車で約2時間のデスバレーは54.4℃を記録したんですって!今の子どもの世代が大きくなった時、地球はどうなっているのか…なんて考えてしまいますね。
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写真1
Photo: Amazon
待ちに待ったブツがアマゾンから届きました!
写真1のようなコンパクトなサイズですが、これ、家庭用サウナなんです。
うちには大きなバスタブがあるのですが、「アメリカあるある」で、タブがいっぱいになる前にお湯切れになり、使えたことがありません!(涙)「泡風呂+さっとシャワー」というアメリカ式ならお湯も足りるのでしょうが、そこは日本人…先に完璧に体や髪を洗いたい。するとお湯が足りなくなります。
私の基礎体温は、いかにも病気になりそうな35度台。本来なら毎日でもお風呂に入るべきなのに、アメリカではどこに住んでもお湯切れが起こり、無理でした。
そんな中、先月、仕事で出会ったのが「ポータブル家庭用サウナ」。ナニナニ!布製!? しかしこのサウナは高額過ぎたので、アマゾンで約2週間にわたるサーチを行い、ついに手頃な価格の低EMF遠赤外線式ポータブルサウナをゲットしました。
気温連日46度の砂漠地帯に住み、冷房をガンガン効かせながら、熱々のサウナに入る――という矛盾を思い、矛盾を解消するために秋まで待つか、など意味不明なことを箱の前で逡巡しつつ、やっぱり夜入ってみました!
入っている姿は間抜けそのものですけど、顔が涼しいから苦しくないのがいい!テレビを見ながらのんびりできる上に、足元に水たまりができるほど汗をかけてリフレッシュ。驚いたのが、遠赤外線効果か、出た後も体の内部に熱が残っている感じがあること。これは私の体質改善に役立ちそうです。
サウナに毎日入った後の嬉しい変化
https://jp.bloguru.com/RuCommunications/397231/2021-02-25
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前回、翻訳の仕事について、「私たちは単語たった一つに何時間も悩んで…」と書きましたが、本当、いつまで悩んでいるんだ?と思うほど、延々と悩んでいます。
だから、アメリカではギャラを時給で計算することがあるんですが、時給は嫌なんです。長くなり過ぎたら金額が高くなって申し訳ないので、早くしなきゃと焦ってしまう。それより、1つの単語に一日中悩める定価の方がうれしいです(普通の会社員だったら失格ですが^^!)。
例えば先月、こんな一文がありました。カンボジアのリゾートホテルを紹介する記事の1文です。「Set among the treetops floating some 16 feet high, an infinity pool looks out over the green expanses. 」
直訳すると
「約16フィートの高さに浮かぶ高い木の上にあるインフィニティプールは、緑の広がりを見渡す」
英語では「プール」が主語になっているから、「プールが見渡す」で確かに文法的には合っているけど、ちょっと意味不明瞭。
「~インフィニティ―プールからは、緑の広がりを見晴らせる」的な文章に変えましょう。
しかし「緑の広がり」って一体どれくらいの規模かしら?ネットを検索して写真を探し出し、そこに自分を置いてみたり、感覚を想像してみたり、時に立ち上がって棚を拭いたりしながら、ようやく決定。最後に「16フィート」を日本の読者さんが想像しやすいようにメートルに変換して仕上げます(最終原稿は上写真:まるでキャッチ風に入れていますが、キャッチではないです。本文中の1行です)。
あの~、こちら、誰にも宣伝していないので、誰にも見られていない、うちの翻訳スタイル説明ビデオです。
https://www.youtube.com/watch?v=vrUtgWrmNgU
実は弊社ウェブサイトの方にも載っているので、こちらをあえて紹介することがなく…。再生回数が今ほぼ0回なので(え!)、ぜひ見てやってください!!(45秒のみ)
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もう5年以上もうちの仕事を手伝ってくれているKさんと、先日初めて電話で話しました。
ネットが発達した現代、もう仕事仲間がどこに住んでいようと関係ないですよね。地球の反対に住むKさんとはメールやラインでやり取りし、気が付いたら生声を拝聴せぬまま5年以上経っていました!
仕事仲間って特別な存在です。一緒に仕事をすると人柄が顕著に分かるので、むしろ普通の友達よりも信頼を感じて、大好きになることが多いと思いませんか。
Kさんは翻訳担当者です。実は翻訳された日本語というのは、結構、意味が取りにくくなるケースが多いのですが、彼女の翻訳はとても分かりやすいのが特徴。
でも、こういう訳文に仕上げるには、まるで白鳥のように水面下で、英語の勉強や調べ物などの努力が必要です。「自分が分からないような文章だと、読み手も分からないだろうって思うんです」とKさん。
これは当たり前のようで、実はプロのライターでも気付かない人がいる視点です。
自称「だみ声」(笑)、いやハスキーな声でさばさばとした感じのSさんですが、そのハートはとても優しく繊細であることが、彼女の仕事ぶりからひしひしと伝わってきます。
私たちは単語たった一つに何時間も悩んで、デスクの前を立ち上がって行ったり来たり。夜中に急に思い付いてベッドから出てメモを取ったり。――「仕事をしている時は苦しい…でも一番楽しい時かも」というKさん、分かる分かる、きゃー♥ ――「言葉オタク」」同士で会話する幸せよ…。
私たちの作った制作物を読んでいる間だけでも、読者さんが忙しい日常を忘れて、リフレッシュして、できたら記事に触発されて新しい経験の扉を開いてほしいなあと思いながら、今日も苦しく楽しい作業は続きます。
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