Kanpy ツナオムレツの具 和風味を食べたレビュー
10月
30日
Kanpy(加藤産業) 卵2個と混ぜて焼く
ツナオムレツの具 和風味
オムレツのもと・普及品
☆オムレツの作り方(パッケージより引用)
①ボウルに卵2個とツナオムレツの具を1缶加え、よく混ぜる。
②フライパンに油(大1)を熱し、①を流し込む。
③大きくかき混ぜながら焼き、半熱状になれば、半月型に整え火を通す。
「具はそのままでもお召しあがりいただけます」
☆コメント
関西に本社をおく加藤産業のプライベートブランド品。関西旅行の折りにたまたま見つけたため、筆者も社名は初めて知った。おそらく社の方針と思われるが、原材料名のアレルギー表記のほかこんにゃくに混ぜた添加物まで書き込んでいる。だが製品ページはない。
製造は焼津の三洋食品。OEMのほか、プリンス印など高品質な自社ブランドを展開している缶詰会社だ。製缶スタイルは自社プリンス印とほぼ同じであるが、この缶胴では比較的珍しいアルミ缶を用いている。
ツナ缶ブログにあるまじき無茶な商品名ではあるが、
原材料の一番最初が「まぐろ」だ。品名がどうであれ、まぐろ味付けに類するものだ。
前出した作り方の末文にも「具はそのままでもお召しあがりいただけます」と書いてある。開けてすぐの実食ができるものなら、普段通りのレビューは可能だ。問題ない。
「具はそのままでもお召しあがりいただけます」
「具はそのままでもお召しあがりいただけます」
なんと良い響きであろうか。
☆缶を開けたところ
見た感じ謎の缶詰感がするものの、食べてみて納得した。
味付け缶特有の味の濃さを踏襲しており、具になってるこんにゃくが他者にないボリュームを演出している。そのままおにぎりやおつまみに使用しても、十分いけそう。
こんにゃくが含まれる味付け缶は他社になく、強い異彩を放っている。しかし、「オムレツのもと」という使い方を無視してそのまま食べても十分なポテンシャルがあり、ツナ缶の実用性と汎用性を如実に表現したおいしい味付けツナ缶と言えるだろう。
☆そしてオムレツにした
レビュー後、「オムレツのもと」なので、ちゃんとオムレツにして食べた。
味の濃さは卵で薄れ、ふわふわの卵と味付けまぐろ・こんにゃくがガッチリ噛み合っている。恐ろしいまでの相乗効果を生み出している。
作り方どおりのオムレツ、ボリューム重視のオムライスはもちろん、そのまま食べても高い満足感を得られる。
ミーハーな高級ツナ缶ばかりに追われ、これほどまでに隠れた良質ツナ缶を見逃していたことが悲しい。今年取り上げた普及品クラスで最上位の、ステキなツナ缶だった。
☆各種評価
・グレード ★★★☆☆
・価格 ★★★☆☆ #149円 ライフ今津駅前(西宮)
・味覚評価 ★★★★★ #久々のスマッシュヒット
・入手性 ★☆☆☆☆ #Kanpyブランド取扱店のみ?
・原産国 国産
☆スペック
内容量 65g
134kcal/缶 食塩相当量1.5g
原材料 まぐろ、しょうゆ(大豆・小麦含む)、大豆油、こんにゃく、砂糖、かつお節エキス、生姜、椎茸、パン粉(小麦を含む)、米粉、酵母エキス、
添加物 水酸化カルシウム(こんにゃく用凝固剤)
JAN:4901401010338 製造固有記号なし
販売者 加藤産業株式会社(兵庫県西宮市松原町9番20号)
製造所 三洋食品株式会社(静岡県焼津市焼津5-7-3)
Tuna canning review No.50
投稿日 2016-11-01 00:28
ワオ!と言っているユーザー