体外受精の技術によって、
受精から胚の成長までは
科学的に解明されつつあります。
しかし、胚を移植して妊娠確定までの期間は、
その発育過程がほとんどわかりません。
神の領域です。
精神、免疫、ホルモン、凝固、子宮形態などと、
ときに運命が
密接に関係しているのです。
学問としての医学だけでは説明できない
場合もあります。
医学の実践ではなく、
哲学的な要素も交えた医療
が必要であると思います。
心が重い、
頭の中がもやもやする、
体はいつも だるい。
こんな憂うつなとき、
どうしていますか?
だれもが、ときに
心が弱ってしまうものです。
そんなとき、
そんなときこそ自分にやさしく、やさしく。
わがままでいいと思います。
周りから心配されてもいいと思います。
心がもやもやしているのは
心が哲学の空間で英気を養っている
からかもしれません。
自分の存在の意味、
なぜ悲しいのか、
あなたにとって赤ちゃんとは、
限りある命について、
日々の生活について、
運命について、・・・・・・・と。
人間の本質について悩んだとき、
哲学が
ちょっと助けになりますよ。
アラフォーになり、
度重なる体外受精の結果、
お腹の子が、
やっと妊娠6週過ぎまで順調に育ったのに、
流産してしまった。
原因は卵の質が良くなかったから、
お腹の子がそこまでしか育たない
何かを持っていたからと言われた。
はたしてそうでしょうか?
流産した赤ちゃんの染色体検査をしていれば、
ほぼはっきりわかったのですが。
統計的に
染色体異常の確率は約6~7割ですので、
約3~4割は染色体正常な子、
つまり、
約3~4割は子宮環境に問題があり、
その問題を予防できていれば、
助けられた可能性があるのです。
したいことをしていると満足感があります。
しかし、日々の生活のためには、
したくないこともしなければなりません。
したいことだけして、
生活できればなんと幸せなことか。
多くの場合、
したいことのために、
したくないことを頑張っているのだと思います。
あなたは、今まで、
したいことをしてきた割合が10に対して、
したくないことをしてきた割合は
どのくらいですか?
したくないことをしてきた割合が
9以下ならば、
それは幸せな人生なんですよ。
5度の流産のあと、
青クリで治療をしてからは、
今回を含めて3度出産できました。
もっと早く治療を受けていればと思いますが、
とにかく今はホッとしています。
妊娠の度に海外から日本に
急いで帰るのも大変でしたが、
元気な赤ちゃんを出産できるためならば、
たいしたことではなかったと思います。
残念な経験をたくさんしたことで、
今いる家族の大切さや、
深い結びつきを感じます。
妊娠中、心配しすぎる質問にも
きちんと答えてくださり、
おかげ様で安心して
治療を受けることができました。
3人とも元気です。
当院は妊娠初期の不育症・着床障害を
専門に診させていただくクリニックです。
これまでにも、多くの患者様から
お写真同封のお手紙やメール、お電話にて
ご出産の報告をいただいています。
心温まるご報告に、
当時の治療場面を思い出しては、
クリニック全体が穏やかな空気に包まれます。
患者様の治療後の経過を教えていただくことは、
私たちの大きな励みです。
現在までの報告ツールに加えて、
出産報告フォームをご用意しました。
今後、ご活用いただければ幸いです。
国際医学用語では
Recurrent implantation failure と言われています。
直訳すれば、反復する着床の失敗(不完全)です。
ですから、
着床障害=反復着床不全
と考えてもいいように思います。
繰り返し良好胚を移植しているのに、
妊娠成立しないか化学流産するのは、
卵の異常以外に、
子宮内膜の環境の異常があるのです。
3回以上、良好胚の移植が失敗(不完全)ならば、
子宮内膜に問題がある可能性が高く、
着床障害と考えられます。
どこまで検査するかが、まずポイントです。
保険でできる範囲内か、自費も含めてか?
精神的な検査は?
繰り返し流産を経験して、
そのストレスがどれほどのものかは、
あなたが一番わかっているはずです。
普通の産婦人科医師では
まず、わからないと思います。
あなたの心の悲しみを聞きもしないでしょう。
心身両面から検査すれば、
いろいろなレベルの危険因子が
ほとんどの方に見つかってきます。
どこまで治療するか、治療しないかは、
ご本人が決めることになります。
多くの場合、
保険内の検査、あるいは、
身体的な検査のみで判断して、
原因不明、あるいは
原因なしと診断され、
治療しないで様子をみましょうと、
言われているように思います。
名優、高倉健さんが最後に残してくれた言葉、
それは、
「行く道は精進にして、忍びて終わり悔いなし」
「諸行無常」。
深く深く、本当に深く心にしみる言葉です。
思いもかけない悲しいことが起こったとき、
誰もが 「無常観」 に直面します。
悲しくて、むなしくて、
そして自責の念にさいなまれるかもしれません。
しかし、周りの社会の変化は速く、
いつまでも悲しんではいられません。
自分の心が取り残されたまま、
がんばり続けるしかないのです。
無常だからむなしいと思わず、
無常だから、
この世ははかないものだから、
無常なものも受け入れて、
今をたいせつに生きる
しかないと思っています。
人の命は
幻のように
はかないものだから・・・。
年の瀬はいつも気忙しいですね。
振り返れば、あっという間の一年でした。
することがいっぱいあって、
いつも何かに追われていたようです。
ときどき気持ちがプッツンしてしまう
こともあります。
そんなとき、
周りに多少迷惑かけることになっても、
予定をキャンセルしてしまいます。
後で取り返せばいいんですから、
自分だけの、
何も予定のない時間を取ってしまいます。
ゆったり、すご~く ゆったりした気持ち
大切ですよ。
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