「コンサルティングとの違いは何か」エドガー・H・シャイン(1)
11月
13日
書籍「リーダーシップ・マスター」(世界最高峰のコーチ陣による31の教え)の中の一つに、「コンサルティングとの違いは何か」というタイトルに惹かれました。
著者は、「問いかける技術」を書いたエドガー・H・シャインです。
そこには、「コーチングは、次のどちらかの条件下で行われる」とあり、それは
(1)クライアント自身が自分の問題解決に助力が必要だと判断した場合で、カウンセリングやセラピーの類のもの
(2)経営者やマネージャーが仕事上の仕事上のパフォーマンスを向上させたいと思う社員へのコーチング、あるいは成長がみられない社員へのコーチングを依頼する場合であり、これを教化(ティーチング)と定義しています。
一方、グループ自身が自分たちに問題があると判断し、プロセス・コンサルタントがその解決を支援する場合。また一方で、グループが新しいプロセスを学習しなければならないとき、あるいは上部組織が示した新しい価値観をうけいれなければならないときに、コンサルタントが「支援」をする。
ここまで読んで感じたのは、やはり企業におけるコーチングでは、明確な線引きは難しいのが現実なのではないかという事です。
特に最近は「社内コーチング」という制度の導入も活発に行われていますが、ここでは、純粋なコーチングと言うよりは、ティーチングの要素もかなり入っているのではないかと思っています。
コーチもコンサルタントも、やはり「受ける人や組織」の姿勢が大切なのではと思いました。
明日は、もう少し興味深い内容もご紹介してみたいと思います。
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