私の本棚(7)「人類進化の謎」
8月
25日
本日、ご紹介したい本は、「人類進化の謎を解き明かす」ロビン・ダンバー著です。
ダンバーと言えば、「ダンバー数」という言葉を聞いたことはあるでしょうか?
「ダンバー数とはヒトを含む霊長類が、互いを認知し合い、安定した集団を形成できる
個体数の上限。1993年に英国の人類学者ロビン=ダンバーが提唱した、霊長類の脳を占める大脳新皮質の割合と群れの構成数に相関関係があるという仮説に基づく。ヒトの場合は平均150人程度とされる。」(デジタル大辞泉より)とあります。
この本で興味深い点は、人類進化を「社会脳」と「時間収支」という考え方に基づいて紐解こうとしている点です。
特に、「時間収支」という考え方は、平たく言えば、「現代の我々の「時間の使い方」そのものではないでしょうか?
たまには、こんなサイエンス本も楽しいと思いました。