ビジネスモデルキャンバス
2月
22日
ビジネスにおけるフレームワークは、多く存在しますが、そのなかでも、ビジネスモデルキャンバスを使った新規事業の検討は、とても有用な手法の一つだと思います。
コンセプトは、ビジネスを4つの領域(顧客、価値提案、インフラ、資金)をカバーする、9つの構築ブロックで構成されています。
そもそもビジネスモデルという言葉は、1990年代以降からIT技術の発展に伴って言われ始め、企業の企業が提供する製品やサービスと引き換えに代金を支払い、企業は利潤を得るという一連の構造の事だと定義されています。
日本では、「ビジネスモデル・ジェネレーション ビジネスモデル設計書」(翔泳社 アレックス・オスターワルダー著, イヴ・ピニュール著, 小山 龍介 翻訳)で紹介されました。
9つの構築ブロックとは、以下のような構成になっています。
顧客セグメント(CS:Customer Segments):企業が関わろうとする顧客グループ
価値提案(VP:Value Propositions):顧客セグメントへの価値を生み出す製品やサービス
チャネル(CH:Channels):顧客セグメントにどのように価値を届けるか
顧客との関係(CR:Customer Relationships):顧客セグメントとどのような関係を結ぶか
収益の流れ(R$:Revenue Streams):顧客セグメントから生み出す現金の流れ
経営資源(KR:Key Resources):ビジネスモデルの実行に必要な資産
主要活動(KA:Key Activities):企業がビジネスモデルを実行する上での重要な活動
パートナー(KP:Key Partnerships):サプライヤーとパートナーのネットワーク
コスト構造(C$:Cost Structure):ビジネスモデルを運営するためのすべてのコスト
ただ、実際にこのキャンバスに向かって各パートを考えて記載していくのは結構ハードルが高かったりします。
悩みながら、書き上げたビジネスモデルが既存のものと似ていたりして愕然とすることもあります。
しかし、逆に既存のビジネスモデルを使ってキャンバスを書くことで、新しいビジネスモデルが生まれるのではないでしょうか?
とはいえ、私自身は、まだ新規ビジネスモデルを思いつけていませんが(泣;)