<外国人労働者>
6月
27日
著者~ 寺田 知太(ともた)さん~ 上田 恵陶奈(えとな)さん~ 岸 浩稔(ひろとし)さん~ 森井 愛子 さん・・全員野村総合研究所社員
出版社~ 東洋経済新報社
日本では人口減少により、2030年までに700万人以上の労働力を失うことが確定している。
ビジネスの現場ではすでに、小売や物流をはじめ、深刻な人手不足が起きている。
* 日本が選択するのは、外国人労働力の受け入れか?
小生の属する<不動産・建設業界>では10数年前から工事現場では<外国人労働者>が数多く働いています。
バブル時代には、ブラジル他から日系2世~3世の人が大勢来日して自動車業界などに就職していた。
バブルがはじけて一斉に解雇・それが教訓で以後外国人の採用が難しくなった・・
* 門戸を開き、外国人労働者を受け入れようと思っても、既に日本の給与水準は国際的に高いとは言えなくなっている。
* 日本でのビジネス慣行、日本語での日常生活を余儀なくされることを勘案すると、日本での労働は諸外国と比較しても非常に魅力が乏しいこと。
<日本で1番働きたくない理由は>・・
● 長時間の労働~ 電通問題を始めとする<過労死>・・ヤマト運輸他の<サービス残業>・・
● 生活面で<医療や教育>に不満・・子どもの教育場所~ 外国語が分かる医療施設の不足・・
● 在留資格に関わる手続きや永住許可の取得条件の厳しさぬ対しての不満・・
現場を離れている小生に実情が気がつかなかった・・
留学生が脱走~不法滞在などのニュースを、見たり聞いたりしていたので彼らから見ると<日本は天国?>と理解していたがとんでもない認識不足だった・・
<新興国や途上国>でも深刻な労働力不足になっているらしく・・<知的労働者>は、世界中で引っ張りだこ状態らしい・・
本書ではイギリスやスウェーデンの取組などを紹介しつつ、日本に限らず今や先進国の大半が、今後人口減、労働力不足となることは自明のことであり、いかに自国に来てもらうのか各国がしのぎを削って取り組む現状が詳しく記されていました。