<病院に行く前に・・>
10月
1日
著者~ 近藤 誠 (こんどう まこと) 慶応大医学部放射線科講師を経て現在は
近藤誠がん研究所・セカンドオピニオン外来
一般の人にもわかりやすく発表し、 啓蒙を続けてきた功績をたたえられ、
2012年、<第60回 菊池寛賞>を受賞。
がんの放射線治療を専門とし、乳房温存療法のパイオニアとして知られる。
患者本位の治療を実現するために、 医療の情報公開を積極的にすすめる。
医療技術は年々進歩し、がんの早期発見の確率は格段に上がっている。
しかし、がんによる死亡者数はいっこうに減る気配はなく、手術や抗がん剤治療後に急死する例は後を絶たない。
慶応大病院で、2013年4月に<セカンドオピニオン外来>を開設した著者のもとには年間2000以上の相談者が訪れているが、95%以上のケースで、うけないほうがいい治療を医者から勧められているという。
小生の読書感は・・
話題の医師お医者によるベストセラーの本というだけあって、とても面白かったし、勉強になりました。 ただし・・<半分は疑問で大丈夫かな>
最近の傾向として<外科系の医師>は、すぐに手術をやりたがる・・<群馬大学病院>他・・各地の中核病院でも<手術ミス?>による死亡事故が多い。
目についた項目を拾い出すと・・
* 第1章 どんなときに病院に行くべきか
心得1 <とりあえず病院へ>あなたは医者の"おいしい"お客様
心得2 <老化現象ですよ>と言う医者は信用できる
心得3 医者によく行く人ほど、早死にする
* 第2章 患者よ、病気と闘うな
心得12 一度に3種類以上の薬を出す医者を信用するな
心得13 軽い風邪で抗生物質を出す医者を信用するな
心得15 がんの9割は、治療するほど命を縮める。放置がいちばん
* 第3章 検診・治療の真っ赤なウソ
心得22 胃を切り取る前に、知っておきたいこと
心得23 1センチ未満の動脈瘤、年間破裂率は0・05% ほか
* 第4章 100歳まで元気に生きる<食>の心得
心得27 体重、コレステロールを減らさない健康法を選ぶ
心得30 ビタミン・ミネラルの摂りすぎで早死にする
* 第5章 100歳まで元気に生きる<暮らし>の心得
心得34 22時から2時にどっぷり眠る。「超」早寝早起き健康法のすすめ
心得35 石けん、シャンプーを使わないほど、肌も髪も丈夫になる
心得36 大病院にとってあなたは患者ではなく被験者
心得44 喜怒哀楽が強い人ほどボケない
多くの医者から批判を受けたり・・パッシングされてそうだ・・
<西洋医学>一本槍で育ったDRには抵抗もありそうだが・・
大変参考になる図書でした。