<在宅で日々を送る>
9月
23日
著 者~ 徳永 進さん・・<野の花診療所の院長>
発行所~ 講談社
著者の徳永進医師は、ホスピスというものがまだあまり知られていない2001年12月、鳥取市内でで19床の<野の花診療所>を開設した。
人生の最後の日々を送ろうとする患者やその家族と向き合って・・病棟と在宅ホスピスケアを実践してきた。日本の<ホスピス医療の先駆者のひとりです>
徳永さんの野の花診療所は、数年前から、自宅で最後の日々を過ごしたいという人
たちのための在宅ホスピスに、軸足を移すようになってきた。
在宅ホスピスを美化するのではなく、家に帰りたいという気持ちがあれば、それも選
択肢として大事に支える、誰でも大丈夫、という在宅ホスピスを、徳永さんは考えて
いるそうです。
人の死というものを自然なかたちで人々の生活のなかに取り戻したい、という思いも、どこかにあるそうです。
小生が目についたのは・・ <在宅の引力>
僕が、人生の終末を在宅で過ごすことも大切な一つの選択肢、だと言いたいのは、何故なんだろうと自問自答する。
<お爺ちゃん・・お爺ちゃん>と慕われていた人が、家だとそのままの姿でおれる。
部屋代が要らないし・おならする自由もある、とも言っている。
病院だと親戚が見舞いに来たりするが、家だと会いたくない人と会わない工夫もでき・・そっと死を迎えられる。
小生は、万一<ピンピンころり>が、かなわなかった時は、病院で<延延命療>を受けずに<ホスピス等>で、終末を迎えたいと願っています。