6月
20日,
2021年
「心理的安全性」は、どうすれば実現できるのか?(第二回)
昨日に引き続き、エドモンドソン教授の「恐れのない組織」を読み進めて参ります。
今日は「心理的安全性」についての
誤解を解く
というところです。
「心理的安全性」という言葉の響きから、何となくゆったりとした、何を言っても許されるようなイメージが沸きますよね!
しかし、そんな雰囲気の職場や集団で、この変化の激しい世の中、渡って行けるのか???
しごく当然の疑問です。
この疑問にきちんと答えを提示しています。簡単にかいつまんで読み解くと、
*心理的安全性は、職場のメンバーやチーム内でお互いに「感じよく」したり、いつも「賛成する」ことではない!
→率直に意見を表明でき、建設的な反対意見が言える
*心理的安全性は、組織・職場での目標値下げて、勝手気ままに、気楽にやることでは無い!
→チームメンバーがお互いに尊敬し合い、率直に意見交換をしながら高め合い、協力して共通の目標に向かって協業すること。
ここまで読んで感じたのは、「心理的安全性」は、それ自体が何かを生み出すというより、何かを生み出すための土台・基礎のようなものである、ということです。
賛成意見だけの「仲良しクラブ」ではなく、反対意見も含めて様々な意見を自由闊達に交換することで、新たなものや価値を高めて行く。そのための環境作りを提供する一つだと考えられます。
この本でも
心理的安全性だけでは十分ではない!
と伝えています。
ではまた明日!
by 「働くあなたを元気にする」コーチ