10月29日(木)に、当地シアトルでお生まれになり日系社会でご活躍されておられるトミオ・モリグチ氏をゲストに迎えて、日系コミュニティーネットワーク (NCN)の成り立ちからどのような活動をされているかについてお話を頂く機会を頂きました。
トミオ・モリグチ氏のお話をおうかがいして、戦中、戦後の厳しい環境から現在に至るまでトミオ・モリグチ氏をはじめご紹介いただいた皆様の日系社会の生活環境の改善や地位の向上に取り組まれてこられたご活躍がよくわかりました。また、トミオ・モリグチ氏の力強くもやさしい語り口とご表情から参加していただいた皆さまにも何か熱いものが伝わってきたのではないかと思います。
今、私も含め仕事で日本から当地に赴任している人たちが、このように無事に快適に暮らせていることも先達のご尽力があってのことと感謝の気持ちでいっぱいになりました。
日系コミュニティーネットワーク (NCN)は、在シアトル日本国総領事館、日系人関連団体・企業や県人会などによって構成されており、定期的にミーティングが開催されております。現在はコロナ禍での制約により、ウェブを利用しての開催を試みています。
皆様の情報交換の場として是非積極的に参加していただき、相互の理解を深めていければよいと考えております。詳しい開催ご案内はJBASまでお問い合わせください。
ウェビナー録画はこちら
吉田 哲三
交流部会 理事
コロナ対策の中、世界中の海外子女が新しい学びの形を模索している状況で、日本語教育を効果的に学び、着実に学力を身につけていくために必要な家庭でのサポートや、他国他州の補習校の取り組みについて、海外子女教育振興財団教育相談員の佐々信行様を招いて、ウェビナー講演会を行いました。
就学前後のお子さんの母語の成長過程や、小学生、中学生、高校生それぞれの年代のバイリンガルの特性などについても、「言葉を育てる」観点から、専門家としてのご意見や、教師として現場に長年携われたご経験から貴重なお話を実例と共にたくさん伺う事ができました。
ウェビナーにてお答えできなかったQ&Aを記載いたします。
Q1
佐々先生がかつて、イマージョンプログラムで教えてられた科目に「保健」が入っていたのは、どうしてですか。「保健」があることでどういう効果がありましたか。
「保健」が入っているのは、社会科などに比べれば具体的な内容が含まれるので日本語でも教えやすいという面があると思います。例えば、栄養のことを扱うと食べ物の名前などがたくさん出てくるので言葉を学ぶ面でもメリットがあります。
ただ、高学年になると体の発達のことなど微妙な内容も含まれて来るので、こちらは英語で理解させるしかないということになります。
Q2
2歳半で米国にきて、1年半がたち、現在4歳です。現地の幼稚園に約1年強通っていますが、幼稚園でも英語を話そうとしません。(先日、幼稚園の米国人の先生から、英語を話すよう、注意を受けました。)逆に日本語であれば、親にも知人にも、積極的に話し続けます。こどもが幼稚園で英語を話すようになるには、親はどのようなサポートをすれば良いでしょうか?
日本国内の日本語の幼稚園でも、あまり話さないお子さんはいます。4歳ですからまだまだみんな同じようにはいきません。
日本語でしっかり話しているのであれば、心配ないと思います。幼稚園の先生にも日本語ではよく話していることをお伝えになれば安心されるでしょう。英語はしゃべらなくても聞いていて頭の中に蓄えていると思うので、時期が来れば日本語と同じように話し始めると思います。
ウェビナー録画はこちら
海外子女教育振興財団
https://www.joes.or.jp/
AG5ウェブサイト
https://www.ag-5.jp
西尾由香
経済・文化部会 理事
シアトル高野山のSunday Serviceに参加
コロナ禍以降、オンラインで開催されていた定例のSunday Serviceが10月4日(日)半年ぶりに再開、実施されました。
真言宗は、平安時代に空海(弘法大師)によって開かれた仏教の一派で1200年の歴史があります。
シアトル高野山は真言密教の教えと伝統を地域コミュニティに伝えております。
約1時間半のセレモニーは
今中太定駐在住職のお経、参加者一人一人の焼香、真言宗の教えを住職と共に読み
最後に達磨の教え(住職のお話)の流れでした。
教えは、息(風)についてのお話でした。
合掌は左手(衆生・私たち)の人差し指を立て、右手(仏様)で包み込む。
右手のそれぞれの指が地・水・火・風・宇宙を表し、自分自身は宇宙に包まれるかけがえのない存在であること。
不安になった時は息が浅く・早くなっている。
ゆっくりと深く息を吐くことで落ち着いてくる。
コロナ禍、山火事、人種間の争いなど閉塞感がある世の中で
しっかりと呼吸をして心を落ち着けることができました。
シアトル高野山はアメリカで生まれ育った方々が中心に訪れるそうで
日本育ちの方々とはなかなか接点がないとのことで大変喜ばれておりました。
瞑想(メディテーション)クラスも開催されているそうで興味ある方が是非参加頂ければ有難いです。
引続き地域コミュニティとの交流を深めて参ります。
山本尚樹
交流部会 部会長
交流部会で懇親会
9月24日(木)の勤務を終えた交流部会メンバーでバーチャル近況報告・懇親会を開催しました。
参加メンバーは吉田さん、浅野さん、池田さん、斎藤さん、俵さん、神尾さん、荒金さん、鶴田さん、野本さん、山本。
Zoomの自動リシャッフル機能で4つのグループに分けて各自がFun Factを披露する5分間セッションを実施、印象に残ったエピソードを皆さんに紹介するという大変面白い企画でした。
今年はコロナ禍の影響で、月例部会後の懇親ディナーの開催ができずメンバーの人となりを知る機会が限定されていたのでとても有意義でした。
交流部会の結束が更に高まった会になったと思います。
ご縁があって知り合うことができた交流部会メンバー一同で地域コミュニティーとの交流や商工会会員様と地域コミュニティとのエンゲージメントを引続き進めて参ります。
企画・司会の荒金さん、事務局の鶴田さん、野本さん
楽しい会をありがとうございました。
山本尚樹
交流部会長
9/21 治安・安全ウエビナーを開催致しました。
今年も在シアトル日本国総領事館より在米邦人ご担当の領事をお迎えし、最新の治安・安全情報の講義をして頂きました。
例年は春先に、主に新規赴任者・帯同ご家族向けに同セミナーを行っておりましたが、今年は新型コロナウイルスの影響により、春先の開催を見合わせ、9月開催と致しました。
参加者の方々から多数の質問が寄せられ、活発な意見・情報交換が行われたと思っております。
11月に同ウエビナー第2弾を企画しております。
初回と異なる内容で、かつ最新の治安・安全情報を講義して頂く予定です。
是非、奮ってご参加ください。
下記は皆様からのご質問へのご回答です。
1. コロナ以前はネットで販売したものをコーヒーショップで引きわたしをしていたけれども今それができないのでどこかいい引き渡し場所の例などありますか?
a. 人との集まりはなるべく屋外が推奨されていますので、お互いにマスクをした上で、明るい時間帯での公園や広場等とされてはいかがでしょうか。
2. デモが増えると犯罪も増えるのでしょうか?
a. デモは全てが暴徒化するものでもなく、平和的に行われるものもあり、デモの増加が犯罪の増加に直結するものではございませんので、明確に因果関係が認められるかは不明でございます。シアトル市警のデータによりますと、昨年に比べ、5月、6月は犯罪認知数自体は減少傾向にあります。これにつきましても、全ての犯罪が減少しているわけではなく、昨年よりも増えている犯罪(殺人など)、減っている犯罪(窃盗)もございます。
3. 防犯カメラの普及で犯罪は減っているのでしょうか?
a. 防犯カメラは日々設置数を増やしていると思われますが、シアトル市警のデータによりますと、今年の7月の時点で、犯罪認知総数は減少しています。しかしながら、DVによる殺人など、防犯カメラの設置に影響しないと思われる犯罪は増加しており、必ずしも防犯カメラの普及が犯罪の減少につながっているとは言えないと思われます。
4. 車上荒らしで盗まれたものは返ってくるものなのでしょうか?車上荒らしを
目撃してしまったらどうしたらいいのでしょうか?
a. 2018年(中)の全米データによりますと、盗まれた物によって戻ってくる確率には差があり、平均は約28パーセントという数値が出ております。
https://www.statista.com/statistics/252444/recovery-rate-of-stolen-property-in-the-us-by-type/
また、万が一、車上荒らしの現場を目撃された場合は、犯行場所から離れる等、ご自身の安全を確保されたうえで、警察に通報してください。
5. バーの前で車の中で寝ていたら飲酒運転で捕まってしまうのでしょうか?
a. 飲酒運転をその場でしているかいないかに関わらず、例えば、鍵を差した状態で運転席に座った状態でいるなど、運転することができる状態であると認められる場合、飲酒運転として取り扱われてしまうこともありえます。その時の様々な状況によって判断がことなりますので、少しでも疑わしいと思われる場合は、車から離れることを推奨いたします。
山下裕三
経済・文化部会 理事
2020年9月10日に交流部会でウェビナーを開催いたしました。
春から続くコロナ影響下でお過ごしの皆様に、多少なりとも疲れを癒して頂くために
シアトル高野山から 今中太定 駐在住職にメディテーションのお話、実践をお教えいただきました。
メディテーションはアメリカ国内でも大人気で
数多くの方々が高野山に訪れメディテーションの実践をしています。
ながらではなく、ゆったりと息をすることで心と身体をリフレッシュすることができます。
湯船につかって、「あぁぁ。。。」というイメージでしょうか。
こうすべき、というものではないので無理ない範囲で阿息観を実践頂くことで
心穏やかな生活を送ることが可能になります。
シアトル高野山は現在週4回のオンライン・メディテーションを開催しております。
また10月4日からは高野山にてメディテーションが予定されております。
ご興味がある方は是非とも参加されては如何でしょうか。
シアトル高野山ウェブサイト
ウェビナー参加ができなかった方々は以下動画を視聴頂けますようお願いいたします。
ウェビナー録画はこちら
山本尚樹
交流部会 部会長
ベトナム戦争に従軍し、大学卒業後は横浜で駐在員をされていた、Nisei Veterans Committee元会長のAllen Nakamoto(中本アレン)様を講師としてお招きし、大変貴重なお話を伺いました。
明治時代のハワイ移民に始まり、米国西海岸の労働力を補充した日本からの移住者たちとその子孫たちの苦労と活躍、真珠湾攻撃後の過酷ながらも皆で協力して過ごした収容生活、米国で生まれた二世たちの重い決断、日系人部隊などをご紹介いただきました。
多くの皆さまのご参加に、活発な質問を頂き、中本様には丁寧な回答を頂いております。収容された人たちのために収容所の近くへ移住した牧師様など、白人でも日系人を助けてくれた方の心温まるお話もありました。
日本からの移民、日系アメリカ人の歴史を学ぶよい機会だと思いますので、ご家族、ご友人の方々とも以下の録画をご覧いただけますと幸いです。
ウェビナー録画はこちら
前田敏明
交流部会 理事
新型コロナウイルスの経済影響が大きく出ている中での会計及び税務対策に関しまして、Moss Adams から4人の講師を迎えウエビナーを開催しました。
今回のウエビナーでは、PPP Loan に関する最新情報、会計上、税務上の取り扱い、注意点、その他の支援対策の数々をご紹介させて頂きました。国際税務、州税、給与税、医療保険などでも、どのようにコスト削減が可能かを具体的な例を含めて英語と日本語でご説明させて頂きました。
新型コロナウイルスの終息が見えない中で、大変な思いをされている方々や企業様が大勢いらっしゃると思います。政府からの支援をフル活用しCash flowを改善し、危機を乗り越えて行ければとの思いから、今回のウェビナーを開催させて頂きました。具体的な対策は企業によって異なりますが、今回のウエビナーで少しでもヒントが得られたことを心から願っております。
ウェビナー録画はこちら
バルデス聡子
経済・文化部会 理事
大学での学びの本質について、ワシントン大学大内教授を招いてウェビナーを開催しました。
自らの理想とする夢の実現のために、大学での教育がどのような役割を果たすのか、「大学に進学する意義や目的」や、大学での学びを生かすために、中高生の今からできる準備など「大学での学びの本質について」という題目で、大内二三夫教授にご講演いただきました。
大内教授は、ワシントン大学工学部物質材料学科教授と東北大学客員教授を兼任され、アカデミックオープンスペースを立ち上げ、ワシントン大学生と東北大学生との交流や両大学間の共同研究にも貢献されています。
大内教授のご専門であるワシントン大学Materials Sci. & Eng.や、ワシントン大学学部間の繋がりとシステムなど、有益な情報も提供してくださいました。
選択した学部に深く悩んでいるワシントン大学在学生の相談を多く受けたご経験から、学科選択後に後悔しない様に、自分の好きな事、興味を持っていること、得意な事を優先して選択することが望ましいなど、大学進学を目指す学生にとって、貴重なアドバイスを頂きました。
大学進学の意義と目的は、大学での学びを通して自分の人生に自信をつけることであり、そのために必要な「素早い行動力•コミュニケーション力・協調性・臆せず挑戦するバイタリティ、奉仕の精神」など、大学教育を通して身に付けたい資質についても、ご説明され、中高生だけでなく、その保護者や教育関係者にとっても、大変有意義な講演会となりました。
ウェビナー録画はこちら
西尾由香
経済・文化部会 理事
- ブログルメンバーの方は下記のページからログインをお願いいたします。
ログイン
- まだブログルのメンバーでない方は下記のページから登録をお願いいたします。
新規ユーザー登録へ