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詩は元気です ☆ 齋藤純二

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汚れた詩/それでも

スレッド
ひとりの詩
自分以外には読まれない詩

ずっとそのスタイルで外へ表現はしなかった
する必要もなかった

三十年前のノートがタンスの隅から飛び出した
投げ散る字で書かれた詩は力があり生きている言葉だった

今、自分の詩は叫んでいるのだろうか

愕然
まったく意味のない詩ばかり書いている

掲示板へ詩の投稿
詩を学んだことにより失ってしまったもの

こんな風に書けば纏まって完成度を上げれば
確かにひとの心へ入りやすい
そうして少しは読める詩が書けるようになった

だが、三十年前の自分が語っている

お前はそんな詩を書くために生きているのか
もう詩を書く資格は無くなっている



もう戻れやしない
戻り方など存在しないのだから仕方ない
これが自分なのだから

それでも生きていることは詩を書くこと
詩を書くことは生きること

に、なってしまい

その執着で汚れるように
詩を書いて行くしかないのだろう

もう、それしかない
#詩

ワオ!と言っているユーザー

ニンニク中毒

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十八歳になり高校を卒業して就職。それまでは実家でとくに不自由なく過してきた。ただ、一人暮らしをするようになり、あの家庭にあれがあったら僕の人生は変わっていたのではないかと思うように。

父はなぜだろう、ニンニクが嫌いだった。なので、うちの家庭では必然的に餃子やパスタ、ラーメンにもニンニクが入らないのである。ニンニクの存在を知るようになったのは、高校の部活動をしていた時に試合の遠征先で食べた餃子からだった。
なんていう刺激的な匂いで、身体にパワーがみなぎってくるこの感じは、と感動したものだった。食べ終えた後に歯に詰まったニンニクの味すら美味しいと思ったくらいだった。

それからというもの仕事を終えると僕は、ラーメン屋へ毎日のように通った。ラーメンが運ばれると卓上にあるニンニクを足してガッついていた。もうニンニクのない生活なんて考えられなくなっていたんだ。風邪も引かないし、仕事もバリバリこなせる気がしていた。ニンニクパワーで。

しかし、僕の人生はニンニクで人生を狂わされてしまった。
彼女は僕がいつもニンニクを大量に食べるものだから、臭すぎると言い出したんだ。最後は私をとるかニンニクをとるか、って話まで進展してしまう。そして、ニンニクを選んでしまった。

社会人になりストレスが溜まり、ストレス発散がニンニクの摂取と繋がってしまったようだ。電車に乗ると鼻をつまみ僕から離れて行くひとがいたりして。会社でも露骨には言われないが、陰で僕のことを「ゴメン臭いの助」なんて指をさしているようだ。

でも、もうニンニクを止めることができない。中毒だ。いつもポケットにはニンニクチップが入っていて、ボリボリと止まらないのだから。完全にニンニクに人生を変えられてしまった。父のニンニク嫌いがなければ、僕はこんなことにはならなかった。もう仕事も手につかないくらいに頭の中はニンニクのことばかりだ。

そんな僕の様子を見て課長が言った。「齋藤、病院へ行って来い。暫く休んで良いから。このままでは、臭いだけの人生で終わってしまうぞ。さあ、行って来い」と。

僕はそんなわけで今、病院へ向かっている。
たぶん、父のニンニク嫌いがなければここまで執着しなかったはずのニンニク。はて僕は、これからニンニクとどう向き合って生きて行くことになるのだろう。
#詩 #雑記

ワオ!と言っているユーザー

4649!

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[4444]

おっと、Suicaの残金表示が4444円だ
4が四つ
こりゃ縁起が良い

4は「死」に掛けて縁起が悪いって?

いやいや、そんなことはない
べつに死ぬことが縁起が良いなんて言わない

武家茶道の世界では
4は「余」と書き、小判がザック、ザック、余裕、余裕
って感じになってんだよな
良い数字だろ
それにバスケットボールの背番号「4」は、キャプテンの証
なっ、良い数字だろ

ああ、そうそう本膳料理では
本膳、二の膳、三の膳、与の膳

うーん
本膳と与の膳が特別な感じになっている

じゃあ9は「苦」でなくてなに?

って、
そうそう9 は「宮」
浦島さんが行った良い所っていう意味
なっ、いい数字だろ

いやいや帰ったら白髪ボーだって?

いやいや、それでも
充分に楽しんだのだから
幸せってやつだろ

まあ、縁起が良いってことだ
4も9も

じゃあ、例の件は4649頼むよ!

6はオーメンじゃん!
それは……
#詩

ワオ!と言っているユーザー

朝に飛んで

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洋々たる朝
埃さえ輝きを得て
今日一日の目次は舞い
一つ目の作品
嬉しき朝を歌いだす

空の風が鳴いている
奏でる言葉を探り
会話をする休日には
自由を歓迎する爽快があり
寝床から飛び発とう

昨夜の曇天な心もちから
生き返ったように
希望の晴天が白の文字となり
青に気を遣いながら
自分らしい詩を綴り始める

妙なる朝にこそ
言葉を添えてみようかな
その輝く希望に近づくように
楽しく飛んでみよう
#詩

ワオ!と言っているユーザー

もういいかな

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疲れ果て
もういいかな俺


正直に脱力する
立ち上げれないくらいに
沈んでゆく程よい痛みの中
今週の限界に軋む身体

張り詰めた神経は
細く鈍くなり逃げ場所を探る

床を染み込む緩い魂
ザルの目を通るように
容易く何処かへ染み込んでゆく


もしかしたら
さよならこの世界での俺

やり遂げていないけど
もういいかな俺

冬の筈なのに
夏のように蝉の声が聞こえ
儚いアルペジオは音を沈めてゆき


もういいかな


もういいかな

俺……
#詩

ワオ!と言っているユーザー

腹黒

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知らねえなっ
俺がどんだけ腹黒いか
日々を吐き出したら吐露吐露的な
黒いモノがどんどん
溜まっていること

まあ、俺がどんだけ腹黒いか
って、話だ

因みにその黒いモノ
って、書痴の未熟な
文字の集合体って、ところかな

えっ、何を言っているか、だって

そりゃ、成長の出汁が
俺を腹黒くしている
って、ことだよ

わかるだろ?

へえ、わからねえ、って
#詩

ワオ!と言っているユーザー

生徒諸君に寄せる/宮沢賢治

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中等学校生徒諸君
諸君はこの颯爽たる
諸君の未来圏から吹いて来る
透明な清潔な風を感じないのか
それは一つの送られた光線であり
決せられた南の風である

諸君はこの時代に強ひられ率いられて
奴隷のやうに忍従することを欲するか

今日の歴史や地史の資料からのみ論ずるならば
われらの祖先乃至はわれらに至るまで
すべての信仰や特性は
ただ誤解から生じたとさへ見へ
しかも科学はいまだに暗く
われらに自殺と自棄のみをしか保証せぬ

むしろ諸君よ
更にあらたな正しい時代をつくれ

諸君よ
紺いろの地平線が膨らみ高まるときに
諸君はその中に没することを欲するか
じつに諸君は此の地平線に於ける
あらゆる形の山嶽でなければならぬ

宙宇は絶えずわれらによって変化する
誰が誰よりどうだとか
誰の仕事がどうしたとか
そんなことを言ってゐるひまがあるか

新たな詩人よ
雲から光から嵐から
透明なエネルギーを得て
人と地球によるべき形を暗示せよ
 
新しい時代のコペルニクスよ
余りに重苦しい重力の法則から
この銀河系を解き放て

衝動のやうにさへ行われる
すべての農業労働を
冷く透明な解析によって
その藍いろの影といっしょに
舞踏の範囲にまで高めよ

新たな時代のマルクスよ
これらの盲目な衝動から動く世界を
素晴らしく美しい構成に変へよ

新しい時代のダーヴヰンよ
更に東洋風静観のキャレンジャーに載って
銀河系空間の外にも至り
透明に深く正しい地史と
増訂された生物学をわれらに示せ
おほよそ統計に従はば
諸君のなかには少なくとも千人の天才がなければならぬ
素質ある諸君はただにこれらを刻み出すべきである

潮や風……
あらゆる自然の力を用ひ尽くして
諸君は新たな自然を形成するのに努めねばならぬ

ああ諸君はいま
この颯爽たる諸君の未来圏から吹いて来る
透明な風を感じないのか





『春と修羅』(1922)より
#詩

ワオ!と言っているユーザー

炊事の詩

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風は強し
身体を揺らしながら帰宅

もう誰もいないリビングの
テーブルにiPadを置く

鍋の蓋を開けると
昨夜に仕込んであったカレーが
すでに底が見えそうだ
ココナッツミルクをたくさん入れ
やさしい味になっていた
好評でなにより
こんなことで炊事父さんは嬉しい

私はカレーライスと
昨夜のおでんを突っつく
おでんはイマイチ不評なのか
明日の朝もおでんを食べることにしよう

そして明日はラーメン
汁を六人前煮込んで
キャベツともやしをひき肉とあえて炒め
おまけにニラと長ネギも入れ
具も硬めに仕上げておく
夏なら作り置きすると
冷蔵庫に入れないと腐ってしまうが
冬は蓋をして放置だ
寒いことも良いことがあるもんだ

明日も私は帰宅が遅いから
残された家族でラーメンを楽しんでくれ
ご飯もタイマー予約で炊いとくから
冷蔵庫にある明太子とかつまんでくれ

そして山になった汚れた食器
これを洗うことが私を成長させてくれる
愛は惜しみなく綺麗にして
明日のささやかな喜びに繋げる
父さんのもうひと頑張り

横になりiPadを両手で持ち
さらさらと夕飯作りの詩なんて書いている

やはり詩だけを書こうとして
詩は書けやしない
夕飯を作ったり食器を洗ったり
生活の証がそこにあって

今晩も炊事の詩を書けることに
幸せを感じながら
もう床が添い寝をしているのだから
私は眠ってしまいそうだ
#詩

ワオ!と言っているユーザー

今日は晴れるって

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二月のどんより空
朝のゴミ出しに風がご挨拶
まだまだ寒いでしょ
と、冬の口からはき出され

天気予報では
今日は二十度まで気温が上がるとか
雲の切れ間さえわからない空
ほんとうだろうか
疑いの朝を晴らしてくれ
寒さに気負うことも忘れるから

あれれ
また布団の中に入って
どんより空を思い出しては
グレイな重さや
寒さを少し楽しむ自分発見したりする

学校をサボりたい子どものように
仕事をサボったらなんて考えてみれば
ちっとも変わっていない自分を発見したりする

あと五分
あと五分

どのタイミングでどんより空へ
また向かって行くのだろう

他人ごとのように考えながら
どんよりに支配されたくて……

ほんとうに今日は晴れるのだろうか
#詩

ワオ!と言っているユーザー

詩/初

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初の詩人会へ。
初めて詩人たちに会う。
そして、初めて人前で自作の詩を朗読。

まあ、読めた。
たぶん詩の内容は伝わったと思う。

会が終わり、トイレへ。
便器の隣りに貫禄ある詩人。
「良かったよ、詩」
初めて口頭で詩を褒められた。

「出だしの2030年、っていうのがいい。
みんな過去ばかり詩にする。
ああ、俺も未来の詩を書くんだよ」

詩人たちの打ち上げに初めて参加。
前、右、左、後ろ、みんな詩人。

「俺は詩の話なんてしない」
と言っていた詩人、だが、ほとんど詩の話だった。
初めて聞く詩人の詩の話。

なんだかんだ言って、みんな詩が好きみたいだ。

いるんだ、詩人。
いたよ、詩人。

そして、四月に『詩の虚言朗読会』へ。
初めて聞く詩のライブを楽しみにしている。

詩人との交流、めちゃ楽しいぜ。
#詩

ワオ!と言っているユーザー

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