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詩は元気です ☆ 齋藤純二

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どこへ行ったのカメさん

スレッド
こうらのはじに穴をあけて
つり糸でむすんで
よくさんぽさせたのに
ぼくにふまんがあったのかい

手のひらより大きくて
すごい力があるカメさん
まい日、目がさめると
エサをあげながら

学校から帰ったらあそぼうね

そう言ってべんきょうも
がまんすることができたのに

どこに行ったのカメさん

雨のふる日に
草のいっぱいしげった
あき地に大きな水たまりができて
ぼくはカメさんが
よろこんでくれると思って
そこでぼうけんさせたんだ

カメさんはグングン引っぱって
まいていたつり糸をほどいて
どこまでも自由にさせ
長い時間あそばせたんだ

ぼくはカサをさしていたけど
足はビショビショになってしまい
もう帰ろうと思ったんだ
そして、つり糸をクルクルとまきもどした

だけどいつもの
ぼくをひっぱるカメさんの力がなくて
糸がとちゅうでなくなっていたんだ

おーいカメさん
どこへ行ったんだよ
かくれていないで出てきてよ

雨の中で
ぼくはずっとカメさんをさがした
どこまで行ってしまたんだ

もう明日
探しましょう
カゼを引いてしまうわ

お母さんの言葉でぼくは
少しいやなかんじがしたけれど
もうカラダがさむくて
その日はカメさんを探すことはあきらめた

それから一週間がたって
水たまりの水がなくなってしまったのに
カメさんは見つからなかったんだ

ぼくはカメさんを守れなくて
くやしくてくやしくて
くやしいのに涙がでてきたんだ

どこへ行ったのカメさん

ぼくの悪いところがあったら
ちゃんと直すからさ
おねがいだ、もどってきてよ

ねえ
どこへ行ったのカメさん

ねえねえ
どこへ行ったのカメさん
#詩

ワオ!と言っているユーザー

男の更年期

スレッド
不甲斐ない自分の背中は
どんな顔をしているのでしょう

何が情けないか具体的には
思い浮かばないのですが
どうも何だかおかしいのです

そんな年頃なのでしょうか
呑気なことを言っているかもしれません
でも
どうも何だかおかしいのです

親父が言っていた

ふと何処かへ行ってしまうような
衝動に駆られることがあるんだ
俺みたいな歳になると

その頃の親父と同じ歳ほどに
私もなったのでしょう
悩みと言う悩みはないはずなのに
どうも何だかおかしいのです

自分の精神と哲学が絡まって
難しく考えていたことが
急に軽くなってしまい浮遊している私って?

そんな感じでしょうか
これでは理解してもらうのは
難しいと思いますが
どうも何だかおかしいのです

すみません
こんな訳のわからないことを
詩にしてしまって

でも
どうも何だかおかしいのです
#詩

ワオ!と言っているユーザー

同志よ、お元気でしょうか?

スレッド
お元気でしょうか?
入院されて手術すると聞いていたので
そんな訪ね方も失礼ですね

お身体がきついのなら
もちろんスルーしてください
お身体がいちばん大事ですから

こんな詩をアップしてしまい
ほんとうに申し訳ありませんでした
ただ、どうなされているかなあ
やはり気になってしまいます

以前のあなたの「一分間の電話」
という御作が強く印象に残っています
手術をして五年が経ち
突然に執刀医から電話があり
「五年が経ちましたね、もう大丈夫です」
と、なんて心ある言葉が届いたのだろう
そんな素晴らしいあなたの御作を思い出します

そして、また入院して手術をされるという
ネット詩誌の掲示板へのご報告
やはり詩を書く仲間のひとりとして
あなたが絶対に復帰すること
それは私の我儘な願いなのでしょうか
いえ、皆さんが願っているはずです

ゆっくり身体を労ってください
急がず焦らずに
詩はいつもあなたのそばで力をくれるでしょう
考えることが詩なのですから
たぶん考えることはできていると信じています

私はいつまでも待っていますよ
ずっと待っていますから
ゆっくりとゆっくりとゆっくりと
病院の窓から青空が見えているといいですね
#詩

ワオ!と言っているユーザー

朝に感謝し頑張ります

スレッド
腰にコルセット
右肩に吊るすバックには
iPadと湿布とロキソニン
いつものアイテムだ
今日も身体の悪ガキどもが
悪戯しないようにと
携帯するお守りのように

それにしても朝は良い
病気をするまでは
眠くて気怠いだけの時間だったが
今は立ち上がってしまえば
今日も何かが出来る
その充実を得られたのだから
目をしっかりと開けてと思える

やらされているのではなく
やっている今日

電車では好きな詩を書いている
先週は二度も降車する駅を通過
一度その世界に入ると時間も忘れる
引き返すロスタイムに苦笑い
そこは許せる自分だったりする

俯向く姿勢は良くない
iPadを少し高く持ち首を上げる
ガリガリガリと音を鳴らし
逸らす頸椎付近の信号が足の先まで
糸電話のようにモシモシと話す
注告ありがとう気をつけます、と
返事をしてみる

さてさて
一作品の充実を得ようとしている
ここに生きている証を得て
今日も感謝を忘れず詩以外でも頑張ります
#詩

ワオ!と言っているユーザー

いつその日が来ても良いように

スレッド
また握力も落ちてきたようだ
頸椎症と共存して四年
脊椎年齢は八十歳ってところか
手術して完治するわけでなく
病気の進行を止めただけなのだから
実年齢は五十歳だが
横になったら身体はかたまり
唸りながら立ち上がる

自分には時間がない
そう感じることが多くなった
繋ぐように仕事をこなし
生き急ぐように詩を書いている

砂時計の残りの砂を想像しながら
日々をなるべく無駄なく燃焼し
いつその日が来ても良いように
悔いなく過ごすしかない

もう覚悟はできている

今書ける詩を今書くだけだ
時間がないと思えるから
そこに充実を見つけることができる
この幸せを味わって生きて行こう
悔いのないよう詩を書く幸せに感謝

もうそれだけで充分だ
自分に偽りないことを誇りとして
#詩

ワオ!と言っているユーザー

迷う夢

スレッド
昨夜は青年が旅に出る話を書き終えたのちに眠りにつく。すると、その話に類似した夢を見ていた。目が覚めてそのまま夢の内容を書き留めておこう。

なんだか電車の中で忙しい。もう降りないといけないようだが、鍵付きのロッカーに荷物が入っていて、鍵を解除しそれを取り出すのに慌てている。ああ、もう時間がない。手に取ったビニール袋を持ち出し電車から飛び降りた。なんとか目的の駅に降りることができた。改札に向かいスイカを出そうとした時に気づいた。貴重品を入れているバックを忘れてしまった。やってしまった。何で一番大事な荷物を持ってこなかっただろう。財布とiPadが入っているというのに。仕方ないので駅員に聴いてみた。「さっき乗っていた電車にスイカを忘れてしまったのですが、どうすればよいですか?」と。駅員は「では、これを持って線路を歩いてください。それで大丈夫です」そう言って縦1メートル、横50センチくらいの白い板を渡した。駅員に促され線路に降りる。仕方なく私は線路を歩き出した。

薄っすらと雪が積もっていた。私の他にも歩いている者がいた。子ども二人と父親。雪を握り投げ飛ばしている子どもの。いったい、この家族は何をしているのだろう。やはり電車に大事な忘れ物をしたのだろうか。しかし、私のように白い板は持っていない。それに慣れた感じで線路の上を歩いている。
ふと、白い板に何が書いているのかと思い見てみた。赤で文字が書いてあるのだが、私の目がおかしいのか何が書いてあるのかわからない。たぶん、この人が忘れ物をしています。荷物を渡してください。と、荷物を持ってきてくれた方がわかりやすいように書いてあるのだろう。

しばらく歩いているとあの家族たちもいなくなっていた。そして、線路もなくなり昼間なのに少し暗い坂道を下っていた。これでは、荷物を渡されることはないだろう。しかもすでに白い板も持っていない。私はこれからどうすればいいのだろう。……とりあえずさっきの駅へ戻ろう。ちょうど中年男性が二人、向こうから歩いてきた。「あの、駅はどっちですかね?」と、訪ねてみた。すると、「駅? この辺にはない。ずっとあっちだな。二日くらい歩かないと」そう言われた。えっ、そんなに遠くまで私は歩いてきたのだろうか。おかしい、これはおかしい。夢ではないか………

そんなところで目が覚めた。ああ、なんだか疲れてしまった。「迷」と題目を付けたくなる夢だ。この夢を分析するとどういうことが見えてくるのだろう。ただ荷物がないという不安の夢だろうか。
その前にトイレに行こう。迷わずに行けるはずだ。
#詩 #雑記

ワオ!と言っているユーザー

旅立ち

スレッド
「行ってきます」

僕は部屋で父の弾くギターの音色に紛れて言った。愛はきらめきの中に、っていう曲だったろうか、なんとなくせつない親心のようなものを感じながら玄関の向こう側へ。言葉少ない父はいつも悲しげな背中を見せていた。それは母が亡くなったからだろう。そして、僕が出て行ってしまった空間でこれから何の曲が流れるのだろう。聴きたくなった時には父に電話をするに違いない。「最近はどんな曲を弾いているんだい」と。

小さな世界から飛び出したかった。父に遠慮している自分も好きでなかった。

だから僕は旅に出ることにしたんだ。そのことを父に告げる。父は「ああ」と言った。らしい言葉に「そう」と返事を。いつもながら呆気ない会話。十八年も一緒に暮らしてきたのにどこまでも限りなく他人に近い親子だ。それでも僕は父に感謝をしている。叱らない、束縛しない、傷つけない。楽しい家族ではなかったが、愛は感じとっていた。ものごころのついた頃から食事をきちんと作ってくれた。凝った料理ではないが、そこには息子を思う気持ちがあった。今までありがとう。

列車の窓から田園の風景が流れる。ふと、あらためて僕は何のために旅に出たのだろうと考えた。二人という最小限の家族から離れ、ひとりになることの意味があるのだろうか。これから知らぬ土地で世界を感じてみようと思っても、たぶん自分の世界を歩いてしまうことになってしまうのではないか。でも、僕がどんな人間なのかもきっとまだまだ解ってはいないんだ。やはり、旅が必要で父からまずは離れないと何も始まらない。

最初の街にやって来た。空はいつもより広く、僕がどんどん小さく思えてくる。そこは初めて踏み込んだ知らない世界。ここから歩いて行こう。

「すみません、住み込みでアルバイトのできるところを知りませんか」
#詩

ワオ!と言っているユーザー

月・赤とんぼ/三木露風

スレッド



雪ふりぬ絶え間もなく、
雪ふりぬいともわびしら。

夜の「時」はかくて近づき
そこはかと木により枝より
悲しげに粉雪に落つる。

凍えたる小鳥の翼を見よ
あふぎ見よ、大木の灰色の欺きを。

いつしか淋しげに月に輝やき
地平より色褪めてうかがひのぼる。
ちからなきためいき……
一物もなき冬の夜に
あはれにも、うかがひ寄る月のこころ。





赤とんぼ


夕焼け、小焼の、
赤とんぼ、
負われて見たのは、
いつの日か。

山の畑の、
桑の實を、
小籠に摘んだは、
まぼろしか。

十五で姐やは、
嫁に行き、
お里のたよりも、
絶えはてた。

夕焼け、小焼の、
赤とんぼ、
とまっているよ、
竿の先。


✳︎實(実・み)

#詩

ワオ!と言っているユーザー

超人以前の人以前の

スレッド
惜しみなく捧げる矢印のように生きる人
いや、もう人生と言えない世界で
奉仕の心は超人化し人として浮いている
いや、しっかりと歩いているのだ

僕はまだ歩いてもいない
ましてや生かされているとも言えない
それでも生きていたい太陽に向かうような原動力
死ぬ前に一歩でもいいから踏み込まなくては
追われているものの問いすら見ることが出来ない

複雑に絡まる自我の蜘蛛の糸
ひとつひとつ解く思考で始めなければ
#詩

ワオ!と言っているユーザー

雑念なき文藝

スレッド
どこかで作品が読まれ
それで賞が頂けたのなら拒まない

だが自分から賞を貰うことも念頭にあって
作品を送りつけるのは
何だか違うような気がする
そこまで自分の表現をアピールすることに
純粋な意志を汚してしまう

そういったものは
後からついて来るものであってほしい
特について来なくても良いものであってほしい

作品との出会いは自然で
素晴らしい景色と遭遇するように
偶然の微笑ましい純粋が入っていれば
なお素敵なのだから

誰がどんな詩を書いてなんて
消えてしまっても良い
その作品の世界に入り込むだけだ

もし名前を出して表現するとするならば
自分自身が題目になり
生き様が文藝に反映することに終始
捧げられるかどうかだ

自分の作品を読んでほしい気持ちは
生きがいのひとつになるだろう
だが作品に肩書きを添わそうとすれば
一歩先の表現に霞すみながら進み
前に歩いているつもりが
行き先も解らず後退しているようなもの

作品が素晴らしいかは
雑念なくそのひとのものであってほしい
#詩

ワオ!と言っているユーザー

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