今や、NYで始まったOccupy Wall Streetデモが、日本も含めて世界に飛び火しています。報道を見ても抽象的で真意がよくわかりません。
そんな中、Business Insiderの6/17号に ”29 facts about extreme income inequality in America that will blow your mind”
http://www.businessinsider.com/29-facts-about-extreme-income-inequality-in-america-that-will-blow-your-mind-2011-6#
という記事があったので、以下に訳してみました。項目が29と長いのですが、時間があれば目を通してみてください。
1. 上位1%の資産は、下位90%の合計より多い。
2. 上位1%の資産は、全米の34%を占める。
3. 上位1%の富裕層は、米株式証券50%以上を保有している。
4. 資産下位50%のアメリカ人は、全米総資産の2.5%しか保有していない。
5. 上位1%の富裕層の所得シェアは1980年の10.0%から、2008年には21%へ増加している。
6. 1979年から2007年の間に、米の上位1%の平均所得は35万ドルから130万ドルへ上昇したが、中間層の上昇はほとんど変わっていない。
7. 2001年から2007年の間の所得の上昇の66%は、上位1%の富裕層へ。
8. 30億人以上の人たちが、1日2ドル以下で生活している。
9. 2010年のCEOの平均所得は、アメリカ人の平均的給与の343倍。
10. “低所得職”の比率は、アメリカの全職業の41%まで上昇している。
11. 高校中退者の週給は、1979年から22%下落している。
12. 景気低迷時の、企業の従業員への給与支払い比率は過去50年間で最低レベルである。
13. 半数のアメリカ人の週給は、$505以下である。
14. 2000年以降、人口は9.7%伸びたが、中産階級向けの職は10%減少している。
15. 10年前、アメリカは一人当たりの世界一の資産を持っていたが、2010年は7位に転落している。
16. 約21%のアメリカの子供は、貧困層以下の生活をしている。英や仏では10%以下。
17. アメリカの子供の4人に一人は、フードスタンプを受け取っている。
18. 50%のアメリカの子供は、18歳になる前にフードスタンプを受け取るようになる。
19. 上位5%の富裕層は、アメリカの全消費の37%を占めている。
20. 食事無料配給所(教会など)に通うアメリカ人の数は2006年より46%増加。
21. OECDによると、米の貧困率の高さは、先進国中で下から3番目である。
22. 約半数のアメリカ人の年収は$25,000以下である。
23. 世界の上位1%の富裕層は、世界の資産の38%をコントロールしている。
24. 世界人口の80%が収入格差の広がる国に住んでいる。
25. 金融危機から1年後に、上位25のヘッジファンドマネージャーは$250億の収益を得ている。
26. ビルゲイツの総資産$500億は、世界140カ国の年間GDPより多い。
27. アフリカ大陸の資産シェアはたった1%である。
28. アメリカ人の上位0.01%は平均2734万ドルの所得で、下位90%の平均は$3.1万ドルである。
29. 米下院議員の58%は100万ドルの資産を持っているが、全米全体では1%足らずなのに。
で、何なの?と思われるかもしれませんが、収入格差におけるアメリカ”民主主義”はこのような社会だということです。
日本でも報道されているかもしれませんが、NYではデモが続いています。先日は観光名所のひとつである、ブルックリン橋でデモがあり、700人が逮捕されています。SNSで賛同者を集めるという中近東で起きたデモのアメリカ版です。
また、日本総領事館からは以下のメールが来ました。
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平成23年10月3日
在留邦人及び邦人旅行者のみなさまへ
1 報道されているとおり、ニューヨークのウオール街で失業率の高さや政府の経済政策に抗議するデモが広がっており、10月1日、デモ隊が近くのブルツクリン橋の車道を占拠し、およそ500人から700人が拘束され、橋の一部が数時間にわたり閉鎖される事態となりました。
2 また、デモ参加者はマンハッタン金融地区にあるズコツティ公園(Zuccotti Park)や周辺へ発電機を持ち込むなどしてキャンプを張っており、引き続き大規模なデモが発生する可能性もある状況となっております。
3 つきましては、ウオール街及びその周辺地域へ行かれる際は、以下の点に十分留意し、安全の確保に努めてください。
(1)報道等から最新の情報の入手に努める。
(2)ウオール街及びその周辺への不要不急な訪問は避ける。
(3)デモ行進や、大勢で騒いでいるような場面を見かけたら、興味本位で絶対に近づかない。
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ゴシゴシと体を洗っている人が、入る私に気づいて声をかけてきました。その男は手を休めて、私が用足している間、「中国人か?」に対し、「いいえ」、「韓国人?」に対し、「いいえ」、そして、やっと「日本人?」と聞いてきました。そしたら、「日本語でGood Morningは何と言うのか?」と聞いてきたので、「おはよう」と教えました。その男は、「ありがとう、日本語を覚えたぞ」言いながら、体洗いを続けました。
些細ですが、良いことした気分です。
写真はインターネットで見つけました。実際に使用した便所はもっと汚かったです。
911から10年が経とうとしています。昨夜、政府はテロ可能性があるとして警戒を高めました。現場となったNYの公共機関には武装警察があちこちにいます。市長は市民に警戒すべきだが普段の生活を変えるべきではないと呼びかけています。
またNY日本総領事館から以下のメールが来ました。
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在留邦人の皆様
邦人旅行者の皆様
平成23年9月8日
本8日午後9時40分より、ブルームバーグ・ニューヨーク市長がニューヨーク市に対するテロの脅威に関し、記者会見を行ない、要点以下のとおり発言し、市民に対して一層の警戒を呼びかけました。在留邦人及び旅行者の皆様におかれては、ニューヨーク市及び警察当局などからの最新の情報入手に努め、引き続き十分注意をしていただくようお願いします。
●連邦政府当局は、テロ攻撃が近日中に行われる可能性があるという信頼できる情報を入手したことを発表した。ただし、この脅威は、信頼できるが確証はないものである。我々は、これら脅威を真剣にとらえている。
●関係当局は、これまで警戒態勢を強化しているが、さらに一層強化する。
●市民は、通常の生活を送って欲しい。一方で市民は注意深く、不審物等があれば関係当局に連絡して頂きたい。
(了)
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先日の巨大モニターの向かいに位置しています。ここに座って休憩できそうですが、騒がしくてそんな気分にはなりませんでした。
このボウルはMDF(木粉ボード)でできてます。ここにもQRコードがついていました。
水際の低地(ゾーンA、オレンジ色)に住んでいる住人は本日の午後5時までに強制避難が勧告されています。ところが、お昼12時に公共機関全て運休となります。それ以降は、自力あるいはタクシーなどで避難しなければなりません。避難場所は、最寄のシェルター(主に学校)となります。
画像は避難地域をA,B,Cにゾーンわけされた地図です。拡大します。
どこもアイリーンの報道ばかりです。
さらに、NY総領事館からも以下のようなメールが来ました。
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2011年8月26日
在留邦人及び邦人旅行者のみなさまへ
○ 本日午後2時頃、ブルームバーグ市長は記者会見で、Zone A及びクイーンズ区ファー・ロッカウェイ全ての人に対し、27日(土曜日)午後5時までに同地域からの避難を完了するよう避難命令を出しました。(住所がZone Aに入るか否かは、市のホームページ(nyc.gov)で検索できます。また311に電話して照会することも可能です。)
ニューヨーク交通局(MTA)は、27日(土曜日)正午以降、全ての地下鉄、バスの運行を順次中止すると発表しました。
○ 本日、ペンシルバニア州知事は、緊急事態宣言を発出しました。
○ 在留邦人及び邦人旅行者の皆さまにおかれては、引き続き下記ウェブサイト、地元行政機関のウェブサイト、天気予報等より最新の情報の入手に努め、安全確保に十分注意してください。
コネチカット州ニューヘブンという町にある自然歴史博物館で見つけました。体長11.5メートルです。
マンハッタンからはメトロノースという電車で約2時間です。
コメントの写真は真下から撮りました。
市の消防署に連絡すると、大量にでないようにキャップをつけて開けてくれます。娘の友達の誕生会の帰り道に見つけました。ところが、だれも遊んでいませんでした。もったいない。
クリスマスツリーが通常のゴミと一緒にたくさん捨てられていました。歩道は歩きにくくなっています。これは毎年今頃の光景です。
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