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- おたすけおじさんの ビブラート のお話 その2
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2004.10.21 今日は、ビブラート その2 のお話をいたします。
おたすけおじさんの ビブラート のお話 その2
こんにちは サックス奏者の皆様
昨日は、ビブラートの付け方を下あごを前後に動かす方法と、上下に動かす方法をお話しいたしました。 ビブラートは慣れることが大切ですし、ソロで吹くときは曲想やフレーズによって、感情がおもむくままに意識しなくても自然にできるようになってくださいね。
今日は残りの2つの方法をお話しいたします。
では、ビブラートのお話にいきましょう。
● ビブラートの付け方は?
3.お腹からの息で付ける
お腹から出す息に強弱を付けてビブラートをかける方法です。 フルートを演奏している人はおわかりになると思いますが、フルーティストはこの方法で奇麗なビブラートをかけて演奏している人がたくさんいます。 ルータバキンさんは、この方法で時々奇麗なビブラートをかけて演奏しています。 バラードのようなゆったりしたビブラートにはよいかもしれませんね。 サックスで行なうのは難しいですが、息の圧力を使いますので、良い練習にもなると思います。
練習方法は、ロングトーンをしながら、ゆっくりとお腹の圧力だけを使ってビブラートをかけ始めます。 そして徐々にビブラートを細かくしていきます。
コツは、腹筋を意識して行なうのですが、腹筋の内側を使うようなイメージで行なうとやりやすいかもしれません。 慣れてくると意識しないでもできるようになります。
サックスの場合は、昨日話した下あごを使う方がやりやすいですが、ゆっくりしたテンポの曲やバラードなどで使うと、イメージに合うビブラートがかけられると思いますので、いろいろ試して、ビブラートの種類を増やしてください。
4.喉や舌を使ってビブラートをかける
歌うときにかけるビブラートは、声帯がある喉を震わせます。 声を出してビブラートをかければ分かると思いますが、これを使う方法です。 グロー(声を出しながら音を出す奏法)のときにはこの方法でビブラートをかけることができます。
他にも、舌の奥の方を上下に振るわして、息の流れを揺らし、ビブラートをかける方法もあります。
これはノーマルな方法ではないですが、トリッキーな効果を出したいときには面白いかもしれません。 リードを使った方法以外にも、息を揺らす方法でビブラートがかけられるということですね。
実際の演奏ではほとんど使わないと思いますが、こんな方法で音程を揺らす方法もあるんです。
今日のお話は、ここまでです。
次回は ビブラートの付け方 その3 として、ビブラートを基本音に対してどのようにかけるか、をお話ししたいと思います。
◆ 音の高さ表記は、C=ド、D=レ、E=ミ、F=ファ、G=ソ、A=ラ、B=シ でお話ししています。
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