私の常識はあなたの非常識?
3月
20日
お母ちゃんコンサル&コーチの中村祐美子です。
コーチングをやっているとよく耳にする言葉の一つに「あるがままを受け止める」というものがあります。一見「なんだ~そんなこと」と思われるかもしれませんが、ところがどっこい。これがとても奥が深く、そして体得するのにとても時間がかかる事の一つだったりするのです。
何故なら、人は過去の経験から蓄積されてきた「常識の枠」というもので物事を見て、判断し、生活しているから・・・なんですよね。
自分がいかに「常識の枠」で物事を判断しているかに気づかされる出来事がありました。数年前、アフリカの内陸国・ザンビアで現地のコンサルタントの方々と全国各地を行脚して回っていた時のこと。
調査の途中で給油のために立ち寄ったガソリンスタンドで、売り子さんが何かを売りにやってきました。よ~~~~く見ると、籠の中には「イモムシ」と思われるものが。その後、ランチを取りながらザンビア人とイモムシの話に。
私「さっき、ガソリンスタンドでイモムシ売ってたね」
ザンビア人「おお!売ってたか。この辺でイモムシ、有名なんだよな。食べてみたか?」
私「え???あれ、食べ物なの???」
ザンビア人「そうさー。とっても良質のたんぱく源だぞ。食えばよかったのに」
私「いやいやいや 滝汗 流石にね。。食べられないよ」
ザンビア人「何でだ?最高においしいぜ!日本では食べないのか?」
私「食べないよーーーーー。食べてる人見たこともない。イモムシは大の苦手だしね」
ザンビア人「ええええそうなのか。もったいないなぁ」
私「・・・・」
ザンビア人「でもな、俺もカナダに留学していた時に仰天したことがあった。カナダではエビっていうの?小さな足が沢山ある甲殻類の。。。あれ、食べるんだぜ」
私「・・・それ、、、エビだね。カナダじゃなく日本でも食べるよ」
ザンビア人「えええ!!日本人も食うのか。よく食えるよな、あんなもの」
私「おいしいよー。それこそ良質のたんぱく源!」
ザンビア人「いや~俺はどうしても無理だったな」
私「なんだか面白いね。私はイモムシみてびっくり。あなたはエビでビックリ。」
ザンビア人「そうだな~。自分の常識が必ずしも相手の常識ではないってことなんだな」
私「そうだね~。まさか、ご飯食べながらイモムシとエビの話から国際理解図れるなんてね」
ザンビア「ほんとだ、人って本当に面白いもんだな」
書き出すと大したことない会話なのですが、自分の常識は必ずしも相手の常識人とは限らないと思い知らされたちょっと笑える思い出です。それ以降、私の中では、外国だけでなく、日本でも新しい人たちとお仕事をしていく時には、ふとこの時のストーリーが頭をよぎり、一人「自分の常識は相手の常識とは限らない」とブツブツ唱えていたりします。
今日も長くなりました。
最後までお付き合いくださりありがとうございました(^^♪