皇居一周ラン
11月
12日
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10月下旬より2週間、久し振りに日本を訪問した。主たる目的は法事だったが、今回は皇居のまわりを走ることを計画し、事前に入念な調査を行っていた。皇居一周は丁度5キロで、反時計回りの場合は竹橋から半蔵門までの区間が登りだが、高低差は26メートルと比較的平坦なコースだ。100メートルごとに各都道府県および地元千代田区の花が示されており、走る目安になる。東京のど真ん中であり、加えて世界有数の景色がとても良いコースだ。
コース近くにはいくつものランニングステーションと呼ばれる施設があり、ロッカーやシャワーが完備されている。くまごろうは東京駅から徒歩2分程度の新丸ビル地下にある丸の内バイク&ランを利用したが清潔で良心的な利用料のため、とても満足した。新丸ビル正面玄関を出て新駅舎がまぶしい東京駅中央口を西に行くと和田蔵門があり、更に進めば内堀沿いの桔梗門の近くに出る。ここは皇居一周ランの基点である桜田門広場からは約800メートルの地点だが、くまごろうのスタートポイントとなる。
走り始めてまもなく新たに高層ビルとなったパレスホテルが右手に、更に少し走ると大手門が左手に見えてくる。暫く走ると木製の平川門の橋が見えてくる。ここに限らないが皇居一周ランでは左手の歴史的な建築と右手の近代建築のコントラストが面白い。石造りの竹橋をわたるといよいよ登りとなる。堀がだんだん深くなり乾門近くでは水面が道路からかなり離れて低くなってくる。代官町を過ぎて内堀通りに突き当たり、春は桜の名所である千鳥ヶ淵を過ぎてもまだ緩やかな登りが続く。英国大使館前を過ぎるあたりからお堀越しに日比谷や丸の内の高層ビルが望まれ近代都市東京が美しい。半蔵門まで来れば登りは終わり、後は下り坂だけとなる。右手には国立劇場が見え、少し先で大きくふり返れば国会議事堂が眺められる。半蔵門から桜田門までは緩やかな下りで走りやすく、スピードも出る。桜田門は現在工事中で防護幕がかかっていたため、全景を眺めることは出来なかったが、その門を通過し皇居前広場に出るとオフィシャルスタートポイントの目印である時計台がある。ここから内堀通りまで直進し、左折して内堀通り沿いに走ると二重橋前広場を通過して桔梗門近くのスタートポイントに戻る。
くまごろうはランニングステーションが混みあわない週末の朝8時やウィークディの皆が働いている時間に走ったが、それでもかなり多くの人々が走っていた。外国人ランナーも少なくない。ごく一部のランナーはくまごろうの2倍位のスピードで追い越していったが、大半のランナーはゆっくりで、自分のスピードが速く感じられた。因みに4回走ったタイムは28分48秒、29分5秒、26分56秒、28分34秒であった。
美しい観光名所を見物しながら空気の澄んだ皇居一周ランは快適なエキササイズだ。