わがやの姫君は体重が7キロもあるおデブちゃんだが、さすがはネコで敏捷だ。デッキの手すりの幅は9センチに満たないが、その上にピョンとジャンプし、手すりの上で昼寝も出来る。手を揃えると、それだけで手すりの幅一杯となり、胴体の両側は手すりから下に垂れることになる。
このような格好で、うとうとしながらすぐ先に吊り下げられているフィーダーを訪れるハミングバードを眺めるのが花里子の好きな夏の過ごし方のひとつだ。
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