LAN工事のABC-009(成端2)

LAN工事のABC-008の続きです。
プラグを付けるのは成端といいます、この成端には重要な注意点があります。
それはケーブルの構造上、4対の撚りを成端時にはすべて戻す必要があるからです。
撚りは信号伝送時のノイズ発生を抑制するために必要な構造ですが、これを
直線にしなければプラグ内で接続が出来ません。

しかし直線にすればノイズ抑制力は低下するので、直線にする部分を極力短く
する必要があります。プラグ内の金属ピンの下側の直線部分がこれに該当します。
これを短くするためには加工時とプラグの構造が決めてとなります。

最近、開発されたプラグは、この部分のノイズ発生を如何に低減するかに工夫が
凝らされています。
様々な方法が試みられており、Cat5eの初期段階と比べると性能は向上していますが、
10G伝送には高い加工精度も要求されます。

この部分を軽視し、Cat.5eと同じ感覚で成端処理を行うとケーブルしての性能が
劣化します。
短い距離では目立ちませんが、15mを越すあたりから性能劣化が顕著となります。



わかお かずまさ
VegaSystems


#LAN_PRO

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