LANケーブルの屋内配線工事は素人にはかなりハードルが高いのです。 素人どころか、プロの電気工事・通信工事の方でも難易度が高く、経験が 無いと、高い確率で断られます。 通線は出来ても、その後のLANとの接続など、伝送に関する知識も必要 となるからです。 通線のみの難易度は木造平屋>木造多層階>マンションの順で高くなります。 このため、WiFiに頼る傾向がありますが、通信速度と安定性・セキュリティ を求めるなら有線LANにまさるものはありません、更に有線ではPoEも 可能です。 マンションの難易度が高いのは天井内部に梁が存在し、此処を通過するのに は苦労するからです。 特に最近のモノは断熱材が多用され、建造後の追加配線は困難を極めます。 通線の技術習得には建造物の構造の熟知に加え、ファイバースコープや 小型カメラを駆使して内部の状況を確実にチェックすることで可能となります。 今回の工事は自宅、それも以前、LAN工事の外注をお願いしている会社に 現場チェックをしてもらいましたが、無理と判断された部屋との通線です。 年末の模様替えでどうしても有線が必要でしたが、多忙故に後回し でしたが昨日行いました。 浴室の点検口から通線箇所を見定め、ダウンライトの穴から特殊な道具を 使っての工事で、およそ2時間で完了、高いレベルの職人技が必要ですが トレーニングを受ければ、可能となります。 面倒と決め込み諦めたら進歩はありません、人が出来ないことを可能と するには研鑽と良き指導者が必要です。