6月
9日,
2017年
PoE負荷試験器試作
殆どありません。
PoEは複雑な手順で送電を開始するので、その原理を知らねば負荷試験器を
作ることは出来ません。
PSEもPDも製品の本当の試験は負荷試験器がないと出来ないのです。
パーツは先月、集めておいたのですが、なかなか時間が取れず、今日やっと完成
です。
PSEからの送電開始の信号を受取り、こちらの内容を返し、送電が始まります。
DC50V前後を直接取り出す端子を用意したので、過負荷の状態でPSEが
どのような動きをするのかチェックが出来ます。
このような試験機を作成するには、色々な理由があります。
一番の目的はPSEの送電電力容量のしきい値の見極めです。
LANケーブルに問題がある場合、この値を正確に診断することが出来ません。
無負荷に近い電圧計では通電している事しか判定出来ないのです。
それと実際の現場ではPDをPSEの近くに移動させることは困難な場合が多く
PSEの見極めには負荷試験機が必要なのです。
その昔、RJ45プラグが出現した時、真っ先に工具を買いましたが、テスターが無く
自作した事を思い出しました。自作を重ね、実際の現場で使用するには一番便利
な道具でしたが、使用方法にコツが有り、誰でも使えるものではありませんでした。
今回試験するうちに様々事が判明しました、これは今後のメンテには必要な
知見になるはずです、順次公開の予定です。