LAN高速化の小さな工夫

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LANケーブルプラグを正面から見た状態。
これは未加工品、8本のケーブルを入れる部分が並列に
なっていない。これはCat6専用プラグ
この加工はCat5eに比べるとかなり面倒、それを簡単にするために
ロードバーと呼ばれる小さな部品がある。
それでも、Cat5eと比べると、熟練者が加工しても、2から3倍の
時間がかかる、これが工事業者から嫌われる理由。
でも、性能は段違い。
ケーブルを並列に8本並べない理由は、僅かな通過電流(高周波)での磁界が隣り合う芯線に及び、そこで起電力を発生し、ノイズ源となり伝送遅延を起こす事を防止する
ことにあります。
これはNearEndCrossTalk(NEXT)と呼ばれ、折角より線を使うことで打ち消してきた
ノイズをプラグ加工時に、その撚りを戻すことで発生するノイズを指します。
日本語では近端漏話として電話関連ではお馴染みの障害ですが、LANでも
無視できない障害となっています。

これを軽減するために、このような小さな工夫をいたるところでしています。

中国生産で安価にはなっていますが、LANは物理面でかなりの工夫がされて
います。

この小さな積み重ねが結果として高速伝送を可能としています。

LANケーブルはどれでも同じではありません・・・・
#network #pc #wifi

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