鴉片(アヘン)博物館

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鴉片(アヘン)博物館


今月15日から大陸出張です。
以前にも触れましたが、出張先とこの博物館は比較的近距離なんです。
英国からの鴉片の大量持ち込みを阻止するため禁制を設け、実際に大量のアヘンを
この博物館の横にある池(かなり大きな人工池)で、石灰と混合して川に流したの
です。その時の煙を見て「燃やした」との伝説となっています。
※陳舜臣の「アヘン戦争」より
その後、これにより英国の進撃を受け、清国は無残に敗れ、香港を割譲(99年租借)する破目になります。
アヘンを取り締まった総督の林則徐は左遷されてしまいます。
香港は現在でも中国に色々な影響を与えていますが、割譲直後でも、治外法権
を利用して孫文等が活動の拠点としており、これがなければ辛亥革命は成功
しなかったとも言われています。
今回も香港空港で出国せず、そのまま高速船で珠江(つーじゃん)を遡上し、
当時英国の貿易船が辿ったと同じ航路で目的地に向かいます。
目的地は虎門(ふーむん)で、ここで入国(入境)します。
名古屋から虎門までのタグは無く、飛行機の到着地香港までの搬送となります。
香港空港のトランジットカウンター横のフェリーチケット売り場で、名古屋で預けた
機内預かり品のタグを渡し、虎門までの搬送を依頼する仕組みです。
時々間違いが発生するので、私は写真のようなシートをバッグに貼りけています。
香港空港からフェリーは沢山出ており、迷子荷物は他の船に積み込まれるようです。
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