9月
18日,
2014年
ネットワークトラブル(ループ)
これは本来ツリー構造であるべき接続が、どこかで枝と枝が接続されてしまう事で発生する。
この事象は99%人為によるもので、機器の劣化や損傷での事例を私は知らない。
人為の実例をあげる。使用するPCが遅い、または接続できない。印刷が出来ない等のトラブルが発生したとする。少しネットワークがわかっていたりすると、HUBのトラブルを疑う。HUBをみると一本ケーブルが抜けている。
ああ、これが原因とばかりに差し込む・・・・
症状は改善しないどころか社内全体のネットワークに異常が出る。
ところが当事者は、一番先に私のPCSがダメになり、その後他のPCSもおかしくなるのでLAN全体に異常が発生したと思い込む。
トラブル発生で担当や専門家の出番となるのであるが、ここでまた厄介な事が起きる。
図がアップ出来ないので、イメージをしていただきたい。
頂点にあるHUBをA、その配下の左下にB、右下にCのHUBがあるとする。
AからB、AからCは結線されている、これが正常な状態。
ところが誤ってBとCを接続すると、これがループとなる。
図で見るとありえないように思われるが、実際にはLANケーブルをHUBに差し込むだけで簡単にループが出来てしまう。
ここでトラブル対策として、まずAのHUBの各結線を点検するのだが、この時BまたはCへの接続を外すと、トラブルが収まってしまう。
原因はBとC間の結線であるのだが、A>B>C またはA>C>Bで接続が成立するので正常になった様に見えてしまう。
この様に3台程度のHUBであれば大きな問題ではないが、台数が多い場合には遅延、VLANがあればさらにセキュリティが崩れる等の厄介な事になる。
LANケーブルの管理が出来ていないのが、根本原因であるが、これがキッチ出来ている企業は驚くほど少ない。
近年クラウド等と騒がれているが、社内LANがお粗末ではむしろ大きな危険インソを抱え込む事になる。
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