2月
1日,
2011年
茅台酒(まおたい)
日本人に馴染みがあるのは黄酒(ほわんじょお)の紹興酒で、
日本で一番飲まれている中国酒だと思います。
上海の南の浙江省が産地で、ここの紹興市を中心に作られます。
原料は米で、醸造しカルメラで着色し、あの色になります。
白酒(ばいじょお)は、完全な蒸留酒で、原料は高粱が主で、
複数回の蒸留を繰り返し出来上がります。
産地は貴州省で香港の西に位置し、四川省のとなりで
緯度的にはかなり南です。
このお酒、かなり強く、飲み方もストレートでグイとやります。
中国の乾杯(かんぺい)は、この酒が主で、小さなグラスに
注いで、乾杯で飲み干し、底を見せ合って、飲んだ証とします。
このお酒、最初(今でも)は、強烈な臭いでとても好きになれず
苦労しました、たぶん大半の日本人は好きになれないお酒だと
思います。
長期熟成するとこの臭いは軽減されるそうで、その場合には
少しはとも思うのですが、ウイスキーの方がはるかに飲みやすく
私には美味です。
写真の茅台酒、近頃プレミアムが付いて、中国本土では人々
が争って購入しているとのこと。
ああ、またかとうんざりではあります、幸い好きではないので
これで次回の「出稼ぎ」の宴会ではビールだなとも思い、
やや安心の出来る情報でもあります。