9月
1日,
2013年
幌尻岳遠征記6
登山開始
4:30スタート
山荘の標高は980m、高度計を修正アタックザックで登頂準備
コースは最初に藪こぎがあり、朝露があるのでスパッツ(膝下が理想)は最初から装着すること。
気温も低いので雨具の上着をWブレーカーとして着用、藪こぎが続き、軽いアップダウンを繰り返し北上すると、トラバースするルートに出るが、残置ロープはあてにならず、木の根・笹の枝を掴んで歩行。(ここは危険箇所)山荘から50分程で、川の合流地点に到達、ここで渡渉、大木が横たわっているので、これを足場にして渡渉すると簡単に渡河出来る。
そこから延々と急登が続く、展望は期待出来ないが、約半分の所に見晴台の看板、更に登ると中間地点の標識がある。
その後水場の標識が現れる、しばらく進むと突然ガレた急沢になる、ここは7月初め
までは雪渓となっている、ここが水場。
沢を横切り、赤テープのあるルートを登る、この辺りから登山道にガレ石が多くなる。
お花畑の標識を見送る辺りから、前方を見上げると大きな四角形の岩が見える。
しかし道はジグザクで、思うように高度は稼げない、このあたりから樹林帯は抜け這松だけとなり、西風がモロにあたる、このため全員に雨具の上着着用を再度指示。
大岩を越え、さらに急登を登りつめ、水場から1時間ほどで分岐点に出る。
この分岐点は新冠からがT字の突き当りで右折して10分ほどで頂上に至る。
※Docomoは頂上から通話可能
この日はガスが多く、七つ沼を見るための肩までの移動は断念、写真撮影後分岐点までもどり食事、十分。に休憩をとり10:00に下山開始。
途中、水場通過地点辺りから雨、雨は段々ひどく足元が滑り始める、急登の下りは実に大変、ストックに頼らず、笹の枝を掴んでの歩行のほうが安全、特に渡渉の手前までは稜線歩行のため、滑落すると厄介(笹で見えないだけ)12:30に山荘に到着スパッツや登山靴を沢で洗い、早速干すが天候不順で乾燥は期待出来ない。
2013.08.26
5:15北電ゲートに向かって歩行開始。
アップダウンがあるが、全体には当然下りであるため往路よりは負荷は少ない。
重量も減少している、但し決して水の補給を忘れぬよう。
10:30に北電ゲート到着、機材の整理などは車に乗る前に行うこと。
装備:
結構アップダウンのある林道を6時間近くため、食料を始め、携行する装備は重量・容積ともかなり重要となる。
必需装備として、コンロ・鍋等の調理用具、特に操作が簡単なガスがおすすめだが飛行機では必ずチェックされる、ライターも同様、このため別送で送るか、現地での購入となるが、新千歳>新冠間までにはそのような店舗は無いと思われる。
やはり、別送で第一宿泊拠点まで送付するのが賢明、入浴後の着替えなど、山行では不要なものも送ることが出来る。
雨具、コンパス、地形図などは当然、これに夏でもフリースなどの防寒衣類は用意すべき。
重要な食料、重量を気にして省略しがちだが、この長丁場に食料は極めて重要。今回用意した食料を以下に記す。
尾西のアルファ米3食
日清のカップ麺リフィルタイプ4食
SATOの切り餅4個
ぶどう糖飴、塩飴、梅干し錠剤。
以下は現地調達
おにぎり4個、パン、ベビーチーズ、ウイスキー小瓶、落花生、お茶、水等。
※コンビニは新冠町役場に入る信号の角にある、空港からは新冠町をカーナビに入力するとよい。
前述したが、林道歩きは断然スニーカーが有利、しかしこのため登山靴はザックに入れて運ばねばならず容積は増大する。
着衣は洗濯(水洗い)は十分に出来るし、時間もあるので着替えは最低限に。
今回は半袖、長袖二枚、網シャツ、下着パンツ二枚、靴下(登山用、林道用それぞれ一足)
雨具(ゴアテックス上下)、CW-Xタイツ、半パンツ、パンツ、スパッツ、手袋。林道歩きは半パンツが最適
寝具は夏用のシュラフ、空気マット、空気枕。
※着衣や寝具は圧縮ケースで容積を小さくした
ザイル7mm10m、スリング(60cm、120cm)カラビナ一個
保温ボトル500ml、救急用具、ツエルト、カップ、箸・スプーン、レスキューシート
携帯トイレ、ホイッスル、爆竹、ナイフ等、アタックザック
※重量は個々に軽量し、徹底的に軽いものを選択すること。
今回のザックはグレゴリー・バルトロ70Lを使用、ザック自体も重量があり、林道歩行開始時点で16Kgを少しオーバー。
ワオ!と言っているユーザー
ワオ!と言っているユーザー