7月
5日,
2009年
冗長化の限界
現地(ビル内も含め)を知る私としては信じがたい事故でしたが、使えなくなった発電機を外部から調達し、24時間程度で復旧出来たことも驚きでした。
無停電装置と大型の発電機が設置されていたしたが、消火設備が発電機の機能をSTOPさせてしまった事態(と聞いています)は、想定の範囲では無かったようです。
ネットワークのデザイナーとして今回は多くの事を学び、考えさせられました。
一番は冗長化の限界です、元々冗長化対策のヒット率は極めて低く、いわゆる「無駄な投資」がおおいのです、今回のような事故を想定すれば信じがたい程の高額な投資が必要となります。
さらにそのシステムを保守するには、これまた膨大な経費が発生します。
ヒット率が低いと、そのシステムの当事者のモチベーションの維持がこれまた大変となります。
今回の事故の対策が検討されていると思いますが、「羮に懲りて・・・」は止めていただきたいと願うばかりです。
冗長化には限界があります、それより過度なデジタル社会への依存度を再考し、自己防衛を図るべきと考えます。
通信手段は通常から複数用意し、ディザスターズリカバリーが遅れても、本当に必要な連絡手段は個々に確保すべきと考えます。
天災のみならずミサイルやテロの標的がデータセンターに及べば、今回の事故とは比較にならない復旧時間を要します。
余談ですが、メールやBloguruが使えなかった(休日のせいもありますが)ので、読書がすすみました(笑)
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