GPSを使用する時の注意

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山でGPSを使うに為の注意事項

山でGPSがあれば大丈夫と思っておられる方が多いので、使用上の注意点を
1:電池は意外に消耗します、必ず直前に交換を。
※私は充電式電池を使っています、このほうがはるかに経済的です。

2:スマホのGPSは山ではあまり信頼出来ない、やはり専用機を。
理由:現在位置を知るには精細な地図が必要、国土地理院の地形図1/25000は
必須、ゼンリンの地図(道路用)では山中の位置が掴みにくい、更にGPSは
電池消耗が激しく、肝心の時の利用に問題が出る恐れがあります。

3:GPSは何処でも測位(電波を拾って位置確認)が出来るとは限らない。
理由:かなり使い込んでいますが、狭隘な谷間では測位精度が落ちる場合
があります。

4:GPSは常にチェックし精度を確認すること。
動作状況や測位精度をチェックするため、頻繁にチェックが必要です。
三角点や道の分岐などのランドマークで測位精度を確認すべきです。

5:使用方法を習熟しておくこと。
一番重要なのは倍率の変更で、これにより全体・詳細を切替、行動範囲
を知ることが出来ます。

6:GPSと紙での地形図、コンパスはセット。
GPSがあれば紙での地形図は不要と思われがちですが、紙の地形図は必携
です。GPSは専用機でも1/25000迄で、それ以上の地形図は内蔵されていません、
私は初めて山の場合は可能な限り詳細な地形図を印刷して持参します。
1/4500、1/9000などインターネットで簡単に入手出来ます。
GPSで現在位置を確認し、地形図上で目的のピーク等をコンパスにセット
すると登る時は便利です。

7:GPSへの事前の入力は慎重に。
目的の場所や途中のマーク(ウェイポイントといいます)をPCで入力し
それをGPSにセット出来ますが、これ間違えたり、途中でルート変更を
した場合には混乱します。そのためにも地形図が必須です。
特にウェイポイントの進路指示に頼り過ぎると登山道を誤る恐れが
あります。

8:下山時にはウェイポイントを頼り過ぎないこと。
地形図には現れていない沢や滝は日本中に無数にあります。
少しの落差の崖、渡渉でも登山ルート以外は危険がいっぱいです。
雪解け時の水は冷たく、沢は増水している場合もあります。
GPSを頼っての下山は方角・位置は正確でも、途中の難路で躓いたら
むしろ使用は危険となります。

9:GPSと紙の地形図との位置確認法。
GPS画面で等高線のパターンを紙の地形図で探し、周囲を確認すれば
精度の高い位置確認が出来ます。

10:GPSとPCのリンク方法。
PC上で最も信頼出来る地形図とのリンクには「カシミール3D」です。
特に専用機GARMINとの相性は抜群です。
※GPSとPCのリンクに関してはメール等で直接お尋ねください。
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