9月
8日,
2011年
白露に思うこと・・・・(伊勢物語六段 芥川)
二年前にも、同じテーマでアップしましたが、暦で白露をみると、この話しを連想します。
業平には白露に関しては違う話しがありますが、私はこの話しが気に入っています・・・・
以下、伊勢物語 六段 芥川より
昔、男ありけり。
女のえ得まじかりけるを、年を経てよばひわたりけるを、
からうじて 盗みいでて、いと暗きに来けり。
芥川といふ川を率て行きければ、草の上に置きたりける露を、
「かれは何ぞ。」
となむ男に問ひける。
行く先多く、夜も更けにければ、鬼ある所とも知らで、
神さへいといみじう鳴り、雨もいたう降りければ、
あばらなる 倉に、女をば奥に押し入れて、男、弓・ヤナグイ
を負ひて戸口にをり、はや夜も明けなむと思ひつつゐたりけるに、
鬼はや一口に食ひてけり。
「あなや。」
と言ひけれど、神鳴る騒ぎに、え聞かざりけり。やうやう夜も明けゆくに、
見れば率て 来し女もなし。足ずりをして泣けどもかひなし。
白玉か何ぞと人の問ひし時
露と答へて消えなましものを
いまどきのキレイナオネエサンは、おんぶする必要など全くなく、自分さっさと
先を行き、「なにしてんのよぉ」と言いそうです・・・・・・(汗)
ワオ!と言っているユーザー
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