2015年12月から常時労働者が50人以上の事業所に ストレスチェックが義務化されました。 急激な社会環境の変化や従業員の過重労働が問題となるなか、 この制度は従業員のメンタルヘルス不調を未然に防止することを目的としています。 通常、メンタルヘルス不調者への最初の相談対応をするのは、 管理監督者で、次いで産業医や保健師などの産業保健スタッフといわれています。 しかし、中小企業で産業保健スタッフがいないところも多く、 管理監督者だけで対応するには手が足りません。 そこで、私のような人事総務のアシスタントが対応する場面が出てきます。 メンタルヘルスマネジメント(大阪商工会議所の検定試験)では、 「人事労務管理スタッフ」と位置付けられています。 相談対応を行う意義は、3つあります。 ① 問題を正確に、詳しく把握・整理する。 ②問題解決の手段や利用できる資源への気づき。 ③気持ちを整理する。 相談の中でこの3つのことに焦点をあてることで解決策を見出します。 これをコーチングスキルにあてはめると次の3つになるでしょうか。 ①現状把握 ②リソース ③フィードバック コーチングを学ぶ前は、適切な相談対応ができなくて 無力感を覚えることがよくありました。 コーチングを学ぶようになって、 問題解決がスムーズになり、相談してくださる方の 明るい表情が見られる場面が増えてきました。 何より、私自身が自信を持ってお話が聞けるようになって、 安心な気持ちになり、心が軽くなっています。 ~.:*★今日の問いかけ★*:.~最近、「心が軽くなった」と感じたのはどんな場面でしたか?