一年中、この白緑色の実が付いている気がします。
これは、杉の仲間でしょうか?
松の仲間でしょうか?
1cmにも満たない可愛い実が、残暑に清涼感を醸しています。
大きな口を開けて・・・窓辺のウツボカズラが嗤っています。
「悪い子はたべちゃうぞぉ~!!」蚊も食べてくれるのかしら?
先日、福島から引っ越してきた知人。
九州の驚きの3苦。
1.夏の暑さ、 2.蝉の煩さ、 3.蚊の多さ、
ずっと住んでいると、当たり前のことですが、所変われば、大きな驚きになるのですね。
緑色のダブルハート。
わたしの願いが届きますように!!
夏といえば、海!!
海辺の砂浜で、貝殻を拾ったものです。
綺麗な形の貝殻を見つけました。
中には真珠が入っているのでしょうか?
お椀に入れて、熱湯を注ぐと風流なお汁粉の出来上がりです。
貝殻がふやけてしまって、風流ではありませんが・・・。
金赤色に染まる壁
金赤色に染まるカーテン
そして・・・
茜色に染まる雲
夏空が広がっています。
お天気が不安定な頃は涼しかった気候が、夏空が続くと残暑厳しい気候に戻りました。
中庭では、緑色の千両の実がザクザク実っています。
この下を「ここ掘れ、ワンワン」と掘ってみると、千両箱が出てくると良いのに・・・。
そういえば、今朝、家の前の道で、散歩中の犬が噛み付いた、噛み付かない?の喧嘩の声がしていました。
何に噛み付いたの?
「よく見てください、歯形が残っているでしょう」
子どもの泣き声はしなかったので、犬が犬に噛み付いたのかもしれません。
そのすぐ後に、噛んだ方の犬と飼い主が通り過ぎるのが見えたので、折り合った模様です。
そして、高く聳えるクロガネモチの緑色の実もザクザク。
百日白の緑色の蕾もまだまだたくさんあります。
緑色の蕾に切り取り線がハッキリ見えて、ここが割れて花が咲くのが分かります。
仕事人を送りだして、子どもたちは相変わらず爆睡中・・・のんびり日曜日の朝です。
この庭に・・・
美しい空色のシオカラトンボがやってきました。
ここがお気に入りのようで、何度も飛び立っては戻ってきました。
ゆっくりしたかったのに・・・
わたしが写真を撮るものだから、恐恐としていました。
それでも・・・この庭が好き!!
シオカラトンボが呟きました。
シオカラトンボって、成熟したオスだったのですね。
メスは、ムギワラトンボ(茶色)と呼ばれるとか。
何とも満ち足りた気分になりました。
この本を読んでいる間、珍しくヒグラシの音色がしていました。
昨夏の京都を思い出しました。
『金色の野辺に唄う』
青すぎるほどに青い空の下、金色に輝く稲穂に葬送の列が行く野辺送り・・・
人々の頭上を舞う赤蜻蛉・・・遠くで聞こえる百舌の声。
小さな少女のわたしは、ほとんど口を聞いたこともないずいぶん年上の男に恋をしていました。初恋です。
その男の葬列を遠くから手を合わせて見送っていました。
装丁の画がこの作品に調和している出来栄えです。
『金色の野辺に唄う』 あさのあつこ・著 小学館
内容(「BOOK」データベースより)
山陰の静かな山あいの町で、九十を超えた老女・松恵が息をひきとろうとしていた。
看取るのは、松恵の曾孫で絵心を持つ中学生・東真(あずま)、松恵の孫に嫁いだ元OL・美代子、
近所の花屋店員・史明、
松恵の娘で稀な美貌を授かり持った奈緒子。
四人ともかつて松恵に受け止められ、救われた過去があった―。
屈託や業を抱えながらも、誰かと繋がり共に生き抜いていくことの喜びを、晩秋の美しい風景の中に力強く描き出した連作短編集。
キーワードは・・・
◆松恵の曾孫・東真(あずま) 焔のような庭の柿の実
◆松江の孫に嫁いだ元OL・美代子 天色の空、百舌の声、・・・「美代子さんは珠を持ってるんや」
◆近所の花屋店員・史明 耳奥に響いた美しい硬質の音、肉の甘露煮と白いご飯
◆松恵の娘・稀な美貌を授かり持った奈緒子 101本の竜胆、樟脳(楠)の匂い、いろとりどりの手毬が遊ぶ柄の晴れ着
昭和の匂いが満載です。
松恵さんは、夫が息をひきとるときに辛い言葉を聞かされました。
それが焔のように燃えています。
それにしても、満ち足りた心地よい気分に浸る本に出合えました。
白い雲が爆発したその後には・・・
夕刻、雷の轟きとともに、灰色の雲が押し寄せて、青空が雨に変わりました。
それにしても気紛れな空模様です。
雨が降る前に長男、そして、二男が家に帰ってきました。
そして・・・雨。
雨降りにもかかわらず、西の空では、本日最後のおひさまの光が見えました。
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