夏空が広がっています。
お天気が不安定な頃は涼しかった気候が、夏空が続くと残暑厳しい気候に戻りました。
中庭では、緑色の千両の実がザクザク実っています。
この下を「ここ掘れ、ワンワン」と掘ってみると、千両箱が出てくると良いのに・・・。
そういえば、今朝、家の前の道で、散歩中の犬が噛み付いた、噛み付かない?の喧嘩の声がしていました。
何に噛み付いたの?
「よく見てください、歯形が残っているでしょう」
子どもの泣き声はしなかったので、犬が犬に噛み付いたのかもしれません。
そのすぐ後に、噛んだ方の犬と飼い主が通り過ぎるのが見えたので、折り合った模様です。
そして、高く聳えるクロガネモチの緑色の実もザクザク。
百日白の緑色の蕾もまだまだたくさんあります。
緑色の蕾に切り取り線がハッキリ見えて、ここが割れて花が咲くのが分かります。
仕事人を送りだして、子どもたちは相変わらず爆睡中・・・のんびり日曜日の朝です。
この庭に・・・
美しい空色のシオカラトンボがやってきました。
ここがお気に入りのようで、何度も飛び立っては戻ってきました。
ゆっくりしたかったのに・・・
わたしが写真を撮るものだから、恐恐としていました。
それでも・・・この庭が好き!!
シオカラトンボが呟きました。
シオカラトンボって、成熟したオスだったのですね。
メスは、ムギワラトンボ(茶色)と呼ばれるとか。
何とも満ち足りた気分になりました。
この本を読んでいる間、珍しくヒグラシの音色がしていました。
昨夏の京都を思い出しました。
『金色の野辺に唄う』
青すぎるほどに青い空の下、金色に輝く稲穂に葬送の列が行く野辺送り・・・
人々の頭上を舞う赤蜻蛉・・・遠くで聞こえる百舌の声。
小さな少女のわたしは、ほとんど口を聞いたこともないずいぶん年上の男に恋をしていました。初恋です。
その男の葬列を遠くから手を合わせて見送っていました。
装丁の画がこの作品に調和している出来栄えです。
『金色の野辺に唄う』 あさのあつこ・著 小学館
内容(「BOOK」データベースより)
山陰の静かな山あいの町で、九十を超えた老女・松恵が息をひきとろうとしていた。
看取るのは、松恵の曾孫で絵心を持つ中学生・東真(あずま)、松恵の孫に嫁いだ元OL・美代子、
近所の花屋店員・史明、
松恵の娘で稀な美貌を授かり持った奈緒子。
四人ともかつて松恵に受け止められ、救われた過去があった―。
屈託や業を抱えながらも、誰かと繋がり共に生き抜いていくことの喜びを、晩秋の美しい風景の中に力強く描き出した連作短編集。
キーワードは・・・
◆松恵の曾孫・東真(あずま) 焔のような庭の柿の実
◆松江の孫に嫁いだ元OL・美代子 天色の空、百舌の声、・・・「美代子さんは珠を持ってるんや」
◆近所の花屋店員・史明 耳奥に響いた美しい硬質の音、肉の甘露煮と白いご飯
◆松恵の娘・稀な美貌を授かり持った奈緒子 101本の竜胆、樟脳(楠)の匂い、いろとりどりの手毬が遊ぶ柄の晴れ着
昭和の匂いが満載です。
松恵さんは、夫が息をひきとるときに辛い言葉を聞かされました。
それが焔のように燃えています。
それにしても、満ち足りた心地よい気分に浸る本に出合えました。
白い雲が爆発したその後には・・・
夕刻、雷の轟きとともに、灰色の雲が押し寄せて、青空が雨に変わりました。
それにしても気紛れな空模様です。
雨が降る前に長男、そして、二男が家に帰ってきました。
そして・・・雨。
雨降りにもかかわらず、西の空では、本日最後のおひさまの光が見えました。
窓辺の百日白。
雨の予報が何故か晴れ。
久しぶりに青い青い空が広がりました。
白い雲が爆発しています。
最近、15ichigoさんが空の写真を見せてくれるので、わたしも空を見上げてみました。
そういえば、空を眺める余裕がなかったのかも・・・。
長男は、6時30分に家を出ます。
その後、しばらくして、自転車の空気を入れている(自転車の空気を入れる親馬鹿です)と、
近くの高校生が自転車で門の前を通過して行きました。
その直後、雨が降り出しました。途中で、雨合羽を着なくては濡れてしまうことでしょう。
そう思いながら、玄関を入ると、我が家の二男は、まだ寝ています。
「○○クン、今、自転車で通ったよ」と声をかけると、ようやく起き出してきました。
朝ごはんを食べて、準備をする間も、雨は続きます。
合羽のズボンも履いていけばいいのに「上だけでいい」と自転車で飛び出していきました。
彼が家を出ると、ホッとします。
その後は、朝食第3弾のスタートです。
新しいカメラで、このデジタルマクロ撮影ができるといいのだけれど。
ようやく鬼灯が色付き始めました。
お盆には間に合わずに、結局、お盆の鬼灯は、お花屋さんで買いました。
栄養不足のためなのか、あまり大きくなりませんでした。
それでも二つ、赤く色付き始めています。
新しいデジカメのマクロは、これが精一杯。
慣れるともう少し上手に撮れるのでしょうか?
壊れかけたデジカメと二つ一緒に持ち歩いています。
二男は、二学期の始業式です。
本日提出期限の理科の宿題を忘れています←あらら。
長男は、昨日テストが終わり、今朝から朝講習が始まりました。
日常が戻ってきています。
雨上がりの中庭も、少しずつ秋の気配がしてきました。
直立したカラーの葉・・・雨に濡れて清々しいです。
7月に花を咲かせていた緑の折鶴蘭が緑色の実を付けています。
通常のマクロでは、この写真が撮れないので、壊れかけたカメラで、下の写真を撮りました。
なかなか新しいデジカメに慣れません。
何度も撮って慣れるしかないようです。
ミヤマ・・・たぶん、漢字で書くと「深山」
「御山」でもよさそうですが。
『ミヤマ物語』あさのあつこ・著 毎日新聞社
◆内容紹介◆
深い山奥にあるナゾの村を舞台に、時空を超えて往還する二人の少年。
家族や社会のひずみに翻弄されながら、困難に立ち向かう姿を描く、ホラー・ファンタジー。
◆内容(「BOOK」データベースより)◆
深い山(ミヤマ)には、いろんなモノタチがうごめいている。ウンヌ(雲濡)同じ響きをもった二つの世界をめぐる少年、ハギと透流(トオル)の物語。
あっという間に読み終わりました。
この本、プロローグのような本です。
本1冊がプロローグ。
これで1300円は高いです。
第二部が出ているので、次を読まなくては何とも言えません。
毎日小学生新聞に連載されたようなので、この内容なのかもしれません。
あさのあつこさんの山シリーズにしては、初歩的です。
この夏、寝る前に、ぼちぼち読書をしています。
ぼちぼちですが、久しぶりに本に触れる日々です。
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